どうも、シグマです。
今回は公式大会「カンムリビギニング」でポケモン竜王戦ゲーム部門の参加権利を獲得できる2位以上を目指し、最終1位になることができました!
〈使用構築〉
構築経緯+基本選出等
大会3週間前から思考整理のためサブブログの下書きに書いていました。少し長いですが、ネット大会の取り組み方の参考になるかもしれないことも書いてるので、詳しく知りたい方はこちらを見てください。あとは基本選出もこちらに書いてあります。
https://shigumaaa.hatenablog.jp/entry/2020/10/24/223019
単体解説
ミロカロス
性 格:ずぶとい
特 性:不思議な鱗
実数値:202(252)-*-144(252)-106-146(4)-100 ※S個体値28
持ち物:火炎玉
技構成:熱湯 / 渦潮 / 黒い霧 / 自己再生
調整
HB…余裕を持って行動したいので振り切り
S…ミロカロスミラーでのTODを意識して後から行動できるように-1
構築の要であり、サイクルに参加しつつ受けや詰ませをこなしながら特定の並びへ自然と対策ができるポケモンとして信用していたため早い段階で採用した。素早さは直前の仲間大会でミラー含めたTODで負けたので無振り−1に急遽変更。2戦は有効に働いたため気づけて良かった。
この環境において個体が限られているが水タイプは動きやすくて負担も掛けやすく、その中でもそれなりの耐久と回復ソース持ちつつ複数体で相手を見るために必要な要素が揃っているため使用感はとてもよかった。
一定数いるブリザポストリルに対して処理できるため、それしかやる気がなさそうな1500~1700相手に取りこぼすことがなく勝率を高めることに繋がった。
渦潮の枠は最後の1週間まで冷ビ固定で調整していて本当に直前に候補に上がってきた。対ピクシーやミロカロスなどのTOD、ガアやカビゴン、ニンフなどに機能しそうだと考えぶっつけ本番で採用したところ、これだけでなく盤面作成や相手の眠るが間に合わなかったりなど想像以上に機能したため変更して正解だった。
アシレなどで行う渦潮滅びとは違って有利展開維持が目的なので、外しが負けに直結しないため命中不安は特に問題なかった。基本交換際に熱湯を押し付けるのが強いので、この並びの渦潮は交換読みで打つ技ではないことにだけ注意。
マンムー
性 格:陽気
特 性:厚い脂肪
実数値:185-182(252)-101(4)-*-80-145(252)
持ち物:気合の襷
技構成:地震 / 氷柱針 / 馬鹿力 / 氷の礫
調整
マンムーミラーが多発することを考え陽気最速、礫のダメが関わるため厚い脂肪一択。
今環境トップクラスに対面性能が高く電気を透かせる貴重な地面枠の中で1番優れているため入れ得だと感じ採用した。そのため、初手で有利対面を作って引かれた後にステロを撒いて地震で退場するだけのスペックで収まらないので、襷を残しながら引く動きが選択肢に入れてたかどうかで差ができる環境だと感じた。
無理やりサイクルに参加することもあるが、それ以上に裏に置くことが強いので他2体でサイクルできるような選出を心がけていた。
馬鹿力はパーティ単位で重いナットレイやラプラスを削るだけでなく、アーマーガア軸に一貫する技として重宝した。
チョッキではないのでくれぐれもサンダーを見る枠ではないということに注意。
サンダー
性 格:控えめ
特 性:静電気
実数値:197(252)-*-107(12)-176(116)-114(28)-133(100)
持ち物:アッキのみ
技構成:放電 / 暴風 / 充電 / 羽休め
調整
HD…珠臆病サンダー(=レジエレキ)の10万+D1↑10万を~102%とか
HB…珠陽気ミミッキュの2↑ダイホロウ+影打ちをアッキ込み(B±0)で確定耐え
C…11n、H4ミミッキュを皮ダメ+ダイマ時珠ダメ+通常時ダイジェで確定
S…準速マンムー抜き
いろんな能力を上げて単体で詰ませにいけるだけでなく自然にサイクル参加ができる万能ポケモン。最低限の火力と耐久を維持しつつこれだけ素早さに振ることで珠以外のサンダーに対してほとんど上から行動することができた。
アッキのみは対アーマーガア軸やカビゴン入りに1サイクル目で消費して実質持ち物なしになることも多かったが、相手のダイマックスを往なした後の制圧性能を高める持ち物として最も適していると判断したため採用した。打ち合い性能も含めてアッキトゲキッスのようなイメージ。
充電はお互いダイマを切りあった後の性能を高めたりサンダーカビゴンミロカロス等のミラーに強くなったりだけでなく、交換でメガネレジエレキのマンムー引きの択に対して羽で様子見ができる点で生きたりもした。最後まで隠して見えにくい勝ち筋として多くの場面で機能した。身代わりも熱風もないためナットレイに好き放題される点以外は良いサンダーに仕上げることができたと実感している。
カビゴン
性 格:腕白
特 性:食いしん坊
実数値:261(204)-134(28)-128(252)-*-133(20)-51(4)
持ち物:フィラの実
技構成:のしかかり / ヒートスタンプ / 鈍い / リサイクル
H…3n且つ8nではない最大
HD…珠臆病サンダーのダイジェットをきのみ確定食べ
S…準速レジエレキのエレキボールの威力抑え意識
残飯とは違い、自身が詰め筋になれる点や相手に先にダイマを切らせた後わかりやすく切り返せる点を重視して鈍いきのみ持ちで採用した。勿論単純にサンダーやラプラスへの雑なクッションとしても活躍した。
構築単位で重いナットレイを意識してヒートスタンプを選択。
レートが上がるにつれてアーマーガアやミロカロスが増えて倒し辛くなり選出率も落ちていたが、霊の一貫を切ったり数値が足りてない相手に楽に勝てたりと必要な枠ではあった。
テラキオン
性 格:陽気
特 性:正義の心
実数値:167(4)-181(252)-110-*-110-176(252)
持ち物:命の珠
調整
A…ギリギリなため振り切り
S…最速ガブ抜きのため陽気は確定で残り耐久に振っても大差ないと考えミラー意識で最速
一定数いると考えていたラプラス詰ませに強かったりアーマーガア軸に対してガアにダイマを切らせて崩しにいける点を評価し採用した。
インファイトでナットレイを良い乱数で倒せるところまで火力を高めたり、ガア軸に対してバンギと対面した際にダイナックルで崩しにいけるため命の珠を持たせた。
事前の仲間大会で想定より意外とグロスが多かったことやガア軸に一定数ニド夫婦がいることを考えて地震を採用した。他にはダイウォールにもなる挑発や剣舞が候補となりどちらも試した。挑発は打ちたい場面がほとんどなく、剣舞はバンギ対面で詰んだ後引くことで一方的にガアにダイマを切らせる動きがあるが安定するかわからなかったので採用を見送った。マンムー意識の珠二度蹴りは乱数30%前後なので不採用。ダイウォールしたい場面は特になく地震も一貫する命中安定技として打っただけで役割に打ってないので諸説。
ピクシー
性 格:図太い
特 性:天然
実数値:202(252)-*-132(212)-115-116(44)-80
持ち物:満腹のお香(後攻の尻尾と同じ効果)
調整
HB…珠意地ドラパのダイスチルを確定耐え
HD…珠臆病サンダーのダイジェット+珠なしダイジェットを回復込みで中乱数
控えめレジエレキの10万確定耐え
補完として最後に入ってきたポケモン。
コンセプト上初手から荒らされて試合を組み立て辛くするのを嫌い後攻トリックで採用したが、どんな並びでも初手トリックがほとんど安定かつ強い行動となり、それだけで裏のポケモンの詰ませ性能の上昇に繋がるので想像以上に機能した。唯一好きにさせてもらえないグロスはミロカロスかサンダー引きが安定となるため問題なし。
構築単位でミミッキュが重いので(???)、初手でトリックした後安直に切らず体力管理しながら引くことが大切だった。
初手ドラパルトに対してダイマを合わせる運ゲをしなくてよかったり、受け展開が厳しそうな相手に対してトリックステロ展開からのテラキオンマンムーなど攻撃的な選出をできたりと対応の幅を広げることに繋がった。
結果
TN バルバドス
34勝10敗 レート1815 最終10位
TN わらべだ♪
27勝2敗 レート1856 最終1位
感想
前回の竜王戦予選が終わってから、ネット大会を始めとして自分で考察する力を養い続けてきたのがこうして勝ち切ることができた要因の一つだと感じています。
せっかく得ることができた舞台なので悔いが残らないように竜王戦ルールもしっかりと考察していきます。
ここまで見ていただきありがとうございました!
何か質問や誤字等があれば@zenchino115 まで