未来へのバトンタッチ

今アシストパワーの威力400くらい。

【S19最終3位】かめのこのこのこ虎視眈々【ポケモンSV】

シグマです!

S19シングル最終3位の構築記事になります。ついてきてください!

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(レンタルパーティはレギュGが終わるまでは公開しておきます)

 

構築経緯


レギュG1ヶ月目を終えて黒バドとミライドンの評価が改めて確実なものとなり、この二体が全体の6~7割を占めるのが現環境である。この二体に不利~五分な伝説を握って毎回気合いで戦うのは得策ではないと考え、ここに比較的有利に戦える伝説を使うことにした。そんなポケモンは限られるのだが、前期使用した黒バド展開構築ではテラパゴスが最不利だったのと展開構築が強いという持論から、食べ残しテラパゴスなら強く戦えるのではないかと考えた。食べ残しテラパゴスはS18で結果を残していたもののテンプレートから大きく外れていない形しかなく、全然開拓が進んでいなかった。
この特質的な性能のテラパゴスというポケモンはある種公式からの挑戦状と解釈していたので、自分なりにその性能をどう引き出すかの答えを出すシーズンにすると決めた。

食べ残しテラパゴスと組ませる要素として、従来通り毒菱とステルスロックを絡めるのは現環境を踏まえても正しいと考えた。始めにキラフロルをどの対戦でも先発に出して相手に応じて撒く戦い方を試した。ただ中盤頃にはキラフロル自体爆増しており、特別悪くはなかったものの対策される立ち位置にいた事実から目を背けることは出来ず、先発にミライドンや黒バドを合わされた際の展開が良くない点が目立った。また、ゴリランダーも平行して試していたが、フロルゴリラを軸に考えを進めても前期最終5位の構築の劣化になってしまうと直感的に気づいた。そのため、キラフロルとゴリランダーに頼らない展開を目指すことにした。
一方、毒菱とステルスロックのどちらか一方で充分な対戦が多く、相手の伝説に応じて必要な方を洗い出してそれに沿った始動要員を採用する形に仕上げる方が伝説環境の構築作りとして適切だと考えた。纏めてみたところ、以下のようになった。

・毒菱撒きたい…黒バド(毒不在)、ミライドン(毒不在)、コライドン、ザシアン、白バド
・ステロ撒きたい…黒バド(キラフロル、オオニューラ入り)、ミライドン+ハッサム・アーマーガア・オオニューラ、ホウオウ
・どちらでもよい…カイオーガルナアーラ


毒菱・ステルスロック要員の選定か、テラパゴスを直接的に補佐する中継役のポケモンを探すかのどちらを先に決めるかだが、毒菱・ステルスロック要員は候補が多く、中継役に沿って後から最善のポケモンを選ぶ方が構築の完成度は高くなると考え、先に中継役を決めることにした。
テラパゴス展開構築を考える上で、以下の対策を構築段階で用意する必要がある。

①キラフロルやオオニューラ等の毒菱始動
②水ウーラオスorテツノカイナ+ミライドン、オオニューラ、キノガッサ等の格闘周り
③コライドン・ザシアンへの選出
④ドオー・グライオン・アーマーガア等の受け対策
⑤呪いミミッキュ

加えて、展開構築を目指す上で先に相手のリソースを削り展開しきった方が基本的には勝つことから起点回避は最重要なので、上記を解決しながら何らかの起点回避・流しの手段を持ったポケモンを探すことにした。


まず、水ウーラオス+黒バド・ミライに強く、増加傾向があったキノガッサやテツノカイナにも強いエルフーンを試したところ、絶対的な起点回避と雑な宿り木の両立が強力で使用感がよかったため、軸として組み込むことに決めた。
次に、毒・格闘に強く毒回収できるポケモンとしてマシマシラを試したところ、こちらも想定通りの活躍を見せ、エルフーンと充分棲み分けができていると感じたため、軸として組み込むことに決めた。


ここで一度対物理伝説を考えた際、物理受けを採用して毒菱を絡めることでテラパゴスを通すのではなく相手の特殊枠を疲弊させて物理受けで詰ませる戦い方が効果的だということがわかった。ヘイラッシャかラウドボーンかの選択だが、炎オーガポンやゴチルゼルに強く、赫月ガチグマを二サイクル目で倒しにいける点を評価してラウドボーンを採用した。


ここでようやく毒菱・ステルスロック要員を決めるが、以下の選出パターンが考えられるのでそれに適するポケモンを探すことにした。

・毒菱要員、ステロ要員+エルフーン+テラパゴス(対特殊伝説①、毒菱撒きたい場合)
・マシマシラ+ステロ要員+テラパゴス(対特殊伝説②、ステロ撒きたい場合、毒回収が必要な場合)
・毒菱要員+ラウドボーン+テラパゴス(対物理伝説①)

まず考えやすそうな対物理伝説を想定した毒菱要員から考える。先発コライドンに対して毒菱を撒いた後交代したいが、ヘイラッシャではなくラウドボーンを採用している以上コライドンのスケイルショットに後投げする余裕がないため、ドラゴン半減以下が望ましい。この時点で候補は限られるが、ガラルマタドガスであれば先発コライドンにテラスを強要する或いはHPを保つことができ、ここまで解決できていなかったグライオン対策にもなるので採用した。
最後にステルスロック要員だが、ここまで電気の一貫が切れていないため地面タイプであるのは確定。黒バドを考えた際、エスパーの一貫は切っておきたいのでディンルーを採用した。

以上により構築が完成した。

 

単体解説

テラパゴス

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テラパゴス(テラスタル) @ たべのこし
テラスタイプ: ステラ
特性: テラスシェル
性格: ひかえめ
192(172)-103-130-170(236)-130-118(100)
ラクラスター / めいそう / ロックカット / まもる
〈調整〉
HP…テラス前に16n,テラス後に16n+1
C…ステラテラクラスターで無振り黒バドレックスを確定二発
 +1ステラテラクラスターでH172D4振りウーラオスを確定(パオジアンの電気テラバ耐え調整の目安)
 ごり押しできる範囲を広げるためにできるだけ高く。
S…+2で最速霊獣ランドロス抜き
 無振りウーラオス抜き

展開の王。テラスで自身のタイプを変えることは出来ないが、それが気にならないほどの性能を持つ。
ラクラスターの存在で相手のテラスを抑制するのは凄く、テラスによる無効化される択が一切無くなり、相手の一致テラスによる火力増強を許さない。これらは相手の上からテラクラスターを打てる状況を作る必要があり、それを実現できるロックカットはこのポケモンのテラスを抑制するという性質を支えている

技構成に関して、守るはこのポケモンの要であり、テラクラスターで縛れている状況下において、相手は積みや殴られることを考えると居座るしかなく、守るを挟んでHPを確保する動きをローリスクでできるため、食べ残しで使う場合はこの技は必須級である。また、テラクラスター圏内の相手をテラクラスターで倒すと1/16しか回復しないが、ロックカット→守る→テラクラスターと押すことで3/16回復できるため、それだけでテラスシェルを復活させやすくなるので覚えておきたい。これらの理由によりロックカットの価値は非常に高く、先に積んでおくことで裏の高速枠やスカーフウーラオスを貫けることも当然強いため、技はこれで完結している。

また、ラス一瞑想テラパゴスで全抜きを目指す上で課題となるザシアンやチョッキコライドン等の本来不利な相手に対して、毒菱を撒いた後テラスシェルを活かして無理矢理特殊に繰り出してサイクルする動きを取り入れて乗り越えることができたので、テラパゴスで最初から全抜きすることに執着しすぎないことが大事だと学んだ。

積む手順や守るの判断、テラスを交えた選択肢が豊富であり構築まで含めてプレイヤーの力量に大きく左右されるが、それを最大限引き出せると無限の可能性を秘めており、環境的にも追い風だと感じているので、今後世間的にはより正常でより安定感ある構築が生まれる気がする

 

エルフーン

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エルフーン @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: はがね
特性: いたずらごころ
性格: ずぶとい
167(252)-78-133(124)-98(4)-110(116)-138(12)
ムーンフォース / やどりぎのタネ / アンコール / ひかりのかべ
〈調整〉
HB…意地水ウーラオスの鉢巻水流を99.53%で二耐え
  意地カイリューのテラス神速を確定二耐え
HD…臆病黒バドのアスビを確定耐え
  控えめミライドンのフィールドイナドラ2回を通常→壁下で確定耐え
  臆病ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを確定耐え
S…準速テラパゴス抜き

悪戯心+アンコールによる絶対的な流し性能を誇り、裏目にならない宿り木で雑に扱うことができる。宿り木が入った状態でテラパゴスに交代することも多く、テラスシェルを残しながら相手を削ってもう一度エルフーンに交代するみたいに無理矢理サイクルを形成したり、テラスシェルを残したまま1積みする状況を作り出せたりと立ち回りの幅は広い。滅多に起こらないが、サイクル下で相手を消耗させてラス一に追い込んだ場合は宿り木で退場しながらテラパゴスで詰める動きを取れるといったように、宿り木はテラパゴスと絡める補助要素としてはトップクラスで相性が良い。

特殊伝説+水ウーラオスを広く浅く誤魔化せて起点作成出来る点で単体で中継役を簡潔できる。そのため、ステロを撒くか毒菱を撒くかを相手の細部に応じて選出を纏め上げることが出来る。

技に関して、一致ウェポンとして優秀なムーンフォース、展開阻害・展開作成としてアンコールと宿り木は確定。最後一枠は特殊伝説相手に出すことが予測できたため、光の壁を採用した。自分視点は中途半場に粘らずテラパゴスに繋げることが第一であるため、テラパゴスと合わせる場合身代わりを採用する選択肢はないと言える。

 

マシマシラ

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マシマシラ @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ゴースト
特性: おみとおし
性格: ひかえめ
163-85-109(180)-176(76)-110-158(252)
ヘドロばくだん / サイコノイズ / トリック / すてゼリフ
〈調整〉
HB…A4振りディンルーの地震を確定耐え
  意地水ウーラオスのパンチグローブ水流連打を確定耐え
C…できるだけ高く
 サイコノイズでD4ウーラオスにダメージ186~
S…最速+1霊獣ランドロス抜き  自身の+2テラパゴス+1(Sラインを揃えている)

お見通しによる型特定性能、捨て台詞や拘りトリックによる盤面作成、毒タイプに強い毒菱回収、ゴースト・フェアリー・格闘の補完等、テラパゴスと相性の良い要素の塊。

お見通しは隠れ強特性であり、得に黒バドやミライドンは先発から出されやすく、0ターン目で伝説の型を特定できるのはそれだけで確実な情報アドを得られるので、選出するだけでテラパゴスを通すプランニングを立てられる点が独自の魅力である。テラス択や型の噛み合いが置きがちな一発勝負のランクマにおいて、テラパゴスでテラス択を抑えられることやこういった確定できる要素はストレスなく対戦を行うことに繋がり、結果として長期的なプレイングの安定に繋がる。

運用方としては基本的には捨て台詞から入り、裏からスカトリしたりスイープしたりするのが主な動かし方である。この顔でC130もあるので、捨て台詞で帰った後のスイープ力は思いの外ある。ディンルーには初手トリックから入る。

テラスはカイリューゴチルゼル意識でゴースト。本構築はラウドボーンとガラルマタドガスの影響でゴチルゼルを誘わないので生きる場面はなかったが、マシマシラに関しては他を抑えてまでテラスを切る場面がないので問題無かった。

技に関して、シャドーボールを採用することで黒バドに対して持ち物を確認しながら倒しにいくことはできるが、相手がケアしてくるのか分からず不確定であり、捨て台詞でディンルーに繋ぐ方が確実性もあるので採用には至らなかった。

ラウドボーン

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ラウドボーン @ バンジのみ
テラスタイプ: どく
特性: てんねん
性格: ずぶとい
211(252)-85-167(252)-130-96(4)-86
フレアソング / たたりめ / あくび / なまける
〈調整〉
HB…意地コライドンの晴れ下スケイルショット10回をバンジのみ込みで確定耐え

物理伝説受けとしてヘイラッシャと比較されるが、ゴチルゼルがいても選出を渋る必要がない点、炎オーガポン・テツノカイナ・キノガッサ等に強い点、基本的に赫月ガチグマより早いため、物理伝説+赫月ガチグマに対して二サイクル目で崩しにいきやすい点、祟り目が毒菱と相性良く自身が勝ち筋になりやすい点だが、特に赫月ガチグマより早いことで必要以上に後手に回ることがなくなるため、二サイクル目で直接勝ちを狙えるのがこのポケモンの魅力である。

持ち物に関して、当初はオボンのみを持たせておりディンルーに混乱実を持たせる想定だったが、コライドンのスケイルショットのことを考えると混乱実の方がいいことに気づいたため持たせた。ラウドボーンというポケモン自体厚底ブーツゴツゴツメット等発動しない持ち物が候補に入りやすく、半分削れた状態からでも耐える場合に更に1ターン作り出せるので、相手の処理ルートからずらすことでも活きていた(水ウーラオスに対してテラス欠伸をする等)。

テラスに関して、毒テラスにすることでテラパゴスを通す上で弊害となるドオーやグライオンに対して居座ることができる。主流である水テラスだとホウオウのテラバーストが抜群で通りがちなのでゴリ押されるが、テラバーストではなく不一致地震程度であれば受かるので、毒絡みのホウオウ受けサイクルにも役割を持たせている。

最終日構築にラウドボーンがいるのはこれで四度目らしい。

 

ガラルマタドガス

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マタドガス(ガラル) @ ふうせん
テラスタイプ: みず
特性: かがくへんかガス
性格: ずぶとい
172(252)-99-159(36)-105-118(220)-80
ワンダースチーム / どくびし / おにび / いたみわけ
〈調整〉
HB…H244A4振りディンルーに対して毒菱カタス→痛み分け地震→痛み分け地震を確定耐え(鬼火ない想定)
  陽気ザシアンの巨獣斬を確定耐え
HD…臆病ハバタクカミのシャドーボールを98.83%で二耐え
  控えめ赫月ガチグマのブラッドムーン+真空波を93.75%耐え

特性無効により無理矢理行動保証を確保することに成功している。特性無効は書いてあることが凄い。具体的には、
・天候、フィールド、災い、マルチスケイル、テクニシャン、根性等無効による火力耐久低減
ポイズンヒール無効による対グライオンキノガッサ性能
・影踏み無効によるゴチルゼル耐性
等。特性のお陰で活躍しているポケモンは多いため、それらを否定できる。特に対グライオン性能は唯一無二であり、ターン数を稼いで身代わりのタイミングで後投げするだけでそのまま倒すことができる。選出画面で即死をよぎらせ選出を抑制できるだけでなく、仮に選出されてガラルマタドガスを選出できていない時や後投げできるHPが確保できてなくても相手の行動を歪ませることができるため、このポケモン以上の対策はない。

ワンダースチームと毒菱は確定で、雑にHP管理ができる痛み分けと、合わせてディンルーに延命できる鬼火を採用した。黒い霧や置き土産、挑発等の起点回避技はあるが、どれも活きる盤面が思いつかなかったので試すことなく不採用となった。

持ち物に関して、物理伝説構築には赫月ガチグマが採用されがちで先発率も高いので、そこに行動保証を持たせるために風船を持たせた。勿論浮いている毒無効枠ということでグライオンやドオーにも強く、鉢巻カイリューに対しても強く出られる。風船で浮いている状態だと毒菱回収できない点にだけ注意。

テラスに関して、ガラルマタドガスがディンルー相手にHPを保つことができ流されて裏に残った際、ラス一パオジアンor水ウーラオスへの詰めの段階で切る選択を取れる水にした。

明らかに使用率圏外のスペックではないため、まだまだ開拓の余地はあるように感じた。

 

ディンルー

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ディンルー @ オボンのみ
テラスタイプ: どく
特性: わざわいのうつわ
性格: わんぱく
261(244)-130-161(12)-67-132(252)-65
じしん / カタストロフィ / ステルスロック / ふきとばし
〈調整〉
HB…陽気パオジアンの氷柱落とし二発をオボン込みで98.83%耐え
  意地カイリューの鉢巻逆鱗を49%~(14/16でオボンのみを発動して次確定耐え)
HD…C198ミライドンのフィールド氷テラバースト2回をオボン込みで確定耐え、特化で93.5%耐え
  臆病黒バドの+2草結びを15/16耐え

前期に引き続き特殊伝説全般に役割を持てるステロ要員として採用した。

前期の課題であった鉢巻カイリューの逆鱗とオボンのみの関係を明確にしたかったので、特防に厚く調整した。本構築ではカイオーガ以外の特殊伝説相手にしか投げないので特防に厚くした恩恵は大きく、マシマシラの捨て台詞と合わせて行動回数を1~2回増やせるので、ステロ後に充分な削りを行ったり吹き飛ばしで裏を確認する余裕が生まれたりと取れる選択肢を増やすことに繋がった。

 

要点

・起点回避の手段を盛り込み、徹底的に先に展開することを目指す。(スカーフトリック、悪戯心アンコール、天然欠伸、吹き飛ばし)
伝説一体環境の展開構築において、「テラスを交えた制圧力の高さから積み伝説が強力なのは揺るぎなく、前のめりなミライドン・黒バド構築側は特に覆すのが難しいため、流す手段を用意して伝説を先に立てるゲーム」だとS18の自身のシード黒バド構築の使用感からも持論を持っている。その考えを基に一般枠にはできる限り展開阻害要素を採用することを意識した。相手を交代させることはテラパゴス構築を使う上で撒くであろう設置技を活かせる点やテラパゴスで守るリスクを抑えられる点でも噛み合っている。

・テラパゴスと一般枠のタイプ補完を意識して一般枠を生存させる

×,,,
ゴースト無効+フェアリーや格闘半減耐性
ラス一テラパゴスは吹き飛ばしの耐性が付くためテラパゴスを通せる見込みがある場合には有効だが、効果的な展開阻害やTODによる逃げ切り等の対策を用意されていると乗り越えることが厳しい。そこでテラパゴスに素引きする動きを取り入れる必要があると考え、構築段階でタイプ補完を意識することでテラパゴスを絡めた交代を成立しやすくした。死に出しテラパゴスで相手の先発を処理した後交代する際の交代先の被弾ダメージを抑え、2vs2で有利状況を維持する動きを多様していた。
また、テラパゴスは25~36ダメージで収まることが多いため、立ち回りの幅を広げつつ守るを一回分多く挟みテラスシェルを復活させる選択肢を残すことにも繋がっていた。

・構築を妥協しない
自分自身、一般的にはスペックが劣るとされているポケモンでも必要な条件を満たしていてそれが最善だと判断したら採用するべきだと考えている。そこに「何をするのかわからないから」といった意図は一切無く、ただ構築をより良くする為に毎度採用している。明らかに構築パワーが足りていない場合、それを補うために補完枠はスペックが高いポケモンを採用する考えは正しいが、本構築は結局テラパゴスを通すことに終着するため、補佐枠は妥協せずに最善のポケモンを採用することができた。自分なりの構築理論を信じているため、最終日2ロム1桁付近からでもガラルマタドガスをいきなり投入することができた。


基本選出

・対黒バド(炎オーガポンなし)、ミライドン(炎オーガポンなし)

ステロを撒きたい場合(パオカイ入り、アマガ入り)…先発f:id:shigumaaa:20240630062441j:image 後発f:id:shigumaaa:20240629195104j:imagef:id:shigumaaa:20240629194805j:image

ステロを撒く必要が薄い、毒菱を撒きたい場合…先発f:id:shigumaaa:20240630060128j:image後発f:id:shigumaaa:20240630062441j:imageorf:id:shigumaaa:20240630055911j:image+

相手の取り巻きに応じて撒きたい方を選ぶ。起点回避手段を屈して先にテラパゴスを着地することを目指す。ポケモンを残す盤面と雑に動かす盤面を見極める。微有利~有利。

 

・対黒バド(炎オーガポン入り、毒入り)、ミライドン(炎オーガポン入り、毒入り)

先発f:id:shigumaaa:20240630055908j:image 後発f:id:shigumaaa:20240630062441j:image

先発炎オーガポンが取れる行動はテラス強要or交代なので、捨て台詞ディンルー出しが安定となる。後発から対面してもテラスを強要できるので、基本的にはマシマシラを残して立ち回ることを意識する。テラスさせればテラスシェル貫通されずにロックカットテラクラスターで切り返せるのでそのまま裏まで倒しにいけるのでそこを目指す。この選出だと水ウーラオスが重く、ミライドン+炎オーガポン+水ウーラオス入りには選出択が避けられない。五分~微有利

・対ザシアン、コライドン、白バド

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基本的にはどれも同じで、毒菱を撒いた後交代してガラルマタドガスを残し、毒ダメでハバタクカミや赫月ガチグマを削りつつ残したガラルマタドガスを活かしてサイクルしてラウドボーンで詰めることを目指す。ラウドボーンはコライドンのスケイルショットに余裕がないため、構築段階でガラルマタドガスとラウドボーンで一貫を切っており、テラパゴスでテラス守るorテラクラスターで晴れを消す→ラウドボーン交代する動きを視野に入れる。白バドにはテラパゴスで殴り合えるため、ラウドボーンでガチグマの前で倒してもらい起点にする展開的な戦いも目指せる。
テラパゴスのテラスシェルが残っていないと水ウーラオスが重く、コライドン構築にはいないことが多いがザシアンと白バド構築には採用されがちなので、水ウーラオスとラウドボーンが対面した際はテラスを切って展開に移行する。赫月ガチグマの型にもよるが、微有利。

 

・対カイオーガ

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毒菱を撒いてエルフーンを雑に動かす。ゼロフォーミングで火力低減できるので、テラスはできる限りを残す。一度も当たらなかったが、ブリジュラスの存在が気になるくらいで有利なはず。

 

・対ルナアーラ

先発f:id:shigumaaa:20240630055908j:image 後発f:id:shigumaaa:20240630062441j:imagef:id:shigumaaa:20240630055843j:image

先発眼鏡なら台詞→ディンルー出しでステロ展開してテラパゴスで詰められる。後発瞑想であればディンルーで荒らしつつシャドーレイが飛んでこないタイミングでマシマシラを投げてトリックで止める。テラパゴスへの対抗策がルナアーラTODするだけであれば乗り越えることができ、自然と毒回収できることからも有利。

 

・対テラパゴス

瞑想っぽい…先発f:id:shigumaaa:20240630200637j:image 後発or+


眼鏡っぽい…先発 後発

毒菱を撒いて先に展開することを目指す。眼鏡の場合は裏にミミッキュが控えていることが多く、テラパゴスを展開する前に皮を割っておきたいので、状況に応じてテラパゴスを先に出し、ステラクラスター呪い→エルフーンをして再展開を目指す。相手が解答を用意出来ているか次第だが戦える。

 

・対受けループ

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ラウドボーンがホウオウやハピラキにある程度戦えて、逆にラウドボーンを通す以外に勝つのは厳しいので、ガラルマタドガスとマシマシラで全力で不利状況にならないようにしながら欠伸を絡めて戦う。ヘイラッシャかアローラベトベトンを選出されると不利な運勝負になる。ホウオウの場合は微不利~五分だが、ムゲンダイナの場合はダイマ砲ドラテ身代わり等どれがあってもきつく、TODまで含めても不利。

物理伝説には選出固定気味だが、特殊伝説にはと組み替えが効くため、見た目以上に再戦には強くなっている。

 

重い構築

・特殊伝説+天然ドオー
白バド・コライドン構築にいるドオーであればガラルマタドガス+ラウドボーンで比較的戦えるが、特殊伝説入りだと選出が崩れてしまう。この環境のドオー自体貯水が主流だがミライドン構築だと天然であることが多く、エルフーン+ディンルーで誤魔化せないこともないが、パオジアンまでいると終わる。そもそも貯水でも先にテラパゴスで二瞑想でもできていない限り厳しいので、特殊伝説と合わされると厳しめ。

・先発S81以上のシルクのスカーフガチグマ+物理伝説
物理伝説には先発にガラルマタドガスを投げるが、シルスカブラッドムーンでワンパンされるところから始まってしまう。死に出しテラパゴスの起点にはできるもののそこから無起点で三縦するのは伝説を選出されていない限り厳しく、サイクルしても手数が足りないため怪しい。二回起きて一勝一敗。

・毒菱+日食ネクロズマ
ディンルー以外がボコボコに殴られる。ラウドボーンで流して先にテラパゴスを展開できると戦えるが、毒菱を絡められると回収している場合ではないこともあり厳しい。日ネク自体切り気味だったが、一回当たってしまい完敗。


結果

TNゼラティク 最終3位 最高レート2190最終レート2173

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終戦負けてしまいましたが、納得いく構築を作ることができたのでそこは満足しています。構築経緯にも書いた通り、シングルのテラパゴスは公式からの挑戦状と解釈していたので、1週間かけて僕なりの解答を提出できて良かったです。(公式よ、これで満足か?)

今回の構築は今まで以上に難解だと思うので、理解できない・使い熟せなかったとしても落ち込む必要は一切無いです。また、中途半端に尖ったポケモンを採用するのは総合的な力を付けるという観点においては自分の首を締めかねないので、あまり参考にしすぎないでください。

ここからは実際起きた戦いの記録を語ります。
8時30分に1位になった1分後に2位になり、その10分後に3位になった。1位争いに関して、最後潜る段階で2位であれば1位との一騎打ちであり、8時55分以降に潜って勝てば「1位の人が潜る且つ勝利する」以外最終1位なので1勝で充分だが、3位になると話は別で2位の人が上記の思考で潜るため、「マッチングで2位の人を越えるだけ上振れる且つ勝利する+1位が動かない」と1位になれない。そのため、現実的に1位を狙うならば2勝が必要だと言える。僕視点は3位に落ちて上に2人いると考えられたので8時40分頃に1戦先に潜る必要があるが、実はこの時の1位と2位は最終1位のうわっきーさんの2ロムなので実質的に1人だった(照らし合わせたがほぼ確定)。そこから僕が勝って8時55分頃に1位になったが、僕が抜いた2人のうちどちらかは潜って且つ勝利するであろうことを考えると、やはりもう1勝が要求された。ここで潜るかどうかの選択だが、この時メインロムは12連勝していて構築に自身があったため、迷わず潜る選択を取った。
一方、2ロムで回していてある程度レート間隔を把握していたであろううわっきーさんは情報アドバンテージで有利を握り、その上で「潜らずに1位が負ける」選択肢を取り功を奏して最終1位となった。「僕が潜る且つ負ける」を引いて結果が左右されたが、潜った判断も間違っていないと思うし、自分が逆の立場で保存を選択するのが正しいとは言い切れない(その時の構築の自信にもよるが)。ただどこまで言っても結果論の話にはなるとは言え、この状況を生みだしたうわっきーさんを称えるべきなのは言うまでもない。

長くなってしまいましたが、このように最終1桁狙いと最終1位狙いはとてつもなく差があり、最後1位チャレを狙えるところまで力を付け、その果てにそのシーズン持ってるものが最終1位を得る。その瞬間まで尽力し続けることが真に1位を狙うということだと考えています。これからもその瞬間を目指して、自分の考察を表現して楽しむ姿を見せていけたらなと思います!

 

今回紹介した構築を使用した最終日動画も上げているので、チャンネル登録等よろしくお願いします!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

X:@zenchino115