未来へのバトンタッチ

今アシストパワーの威力400くらい。

【S20最終7位】不倒王ルギア爆誕【ポケモンSV】

シグマです!

今回はS20シングル最終7位のルギアの構築記事になります!最後まで読んでいただけると嬉しいです!

 

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(レンタルパーティは8月末までは公開しています)

 

 

構築経緯


S19の結果を踏まえ環境の変化として、「コライカミラッシャグライ」の並びが台頭した。今期はここに加えて「ミライパオウーラ」に有利を取れる伝説を選択するべきだと考えた。S19で毒菱テラパゴスを使用したが、コライドン・ザシアンに対してテラパゴスの枠を受け性能が高い伝説にすることで更に有利になると感じたため、受け思考で構築を組むことに決めた。ルギアとルナアーラが候補に挙がったが、コライドン構築にグライオンが同居していることが多くルナアーラ単体ではここを乗り越えるのが厳しい点や、同じく同居されがちなヘイラッシャの地割れを拒否できる点を評価してルギアを考えることにした。ルギアは遂行速度が遅く、型は何にせよ毒菱を組み込むのは必須だと感じていた。レギュGは環境上位のスタン構築への毒菱の通りがよく、毒菱に対するプレイヤーの意識は高まるが通りがよいという事実は変わらないため、今期も毒菱を軸に考察を始めた。

中盤以降様々な型を試していたが、ルギアの天敵であるグライオンとドオーが環境に増えており、そこへの向き合い方から考えた。
グライオンや風船鋼・毒タイプで設置技を撒いてサイクル戦をする
②浮いている挑発・身代わり持ちで起点にする
③ルギアを毒・鋼テラスにする
④破壊枠を採用する

これらが挙げられるが、③はこの二体の悪テラスが一定数存在していたため結局そこには勝つことができず、④は目指す方針とズレていたため、②を中心に考えることにした。始めはカイリューや飛行テラストドロクツキ等の一般枠で崩してルギアは瞑想型で考えていたが、ルギア自体を身代わり型で採用すれば解決することに気づいた(早いグライオンは受け絡みのみでコライ系のグライは全て遅いため)。また、吹き飛ばしを採用することで①も絡めることができるため、身代わり吹き飛ばし型で採用することにした。

レギュGの考え方として、伝説枠を全てに選出する構築を目指すというのが最も大事であると考えており、それは一般枠を相手の伝説枠に合わせて無理なく採用する余裕が生まれることにも繋がる。その上でS19の経験から以下の形を目指すことにする。
・ルギア
・毒菱要員①
・毒菱要員②
・物理伝説受け
・補完①
・補完②


毒菱要員の選定だが、身代わり吹き飛ばし型を使う上で設置技は必須であるが、TOD勝負が多発することを考えると倒されない・行動保証がある先発要員が求められる。また、設置技を撒いた次のターンに残数を失わないために交代することを考えると、TODで有利になるために襷枠ではないことが望ましい。
まず対ミライドンを考えた際に地面タイプは欲しく、ルギアと合わせて拘りミライドン・拘りウーラオスの並びに最も強いドオーを採用した。
ドオーは対ミライドンには強いものの対物理伝説や黒バドには選出が難しい。そこでこれらに選出できる襷に頼らない二体目の毒菱要員として、ヒスイハリーセンとハリーマンに着目した。それぞれ強みは異なるが、その圧倒的(?)な耐久により拘り高火力にも行動保証が持ててHPを保ちやすい点を評価してヒスイハリーセンを採用した。


ここで物理伝説受けとしてヘイラッシャとラウドボーンからの選択だが、炎オーガポンが非常に重くグライオンにも最低限抗うことができる点を評価してラウドボーンを採用した。なんとこの時点で攻撃技が3つしかない。


補完枠を考えるが、求められる要素として以下が挙げられる。
・ミライドン、黒バド、ルナアーラ、テラパゴス構築に選出を検討できる
・Sラインが遅いためスカーフ枠(トリックすりかえ出来るのが望ましい)
・ステロを撒かれやすいため襷以外
・見た目炎ポン、パオジアン、ハバタクカミ、水ウーラオスカイリュー、ワダチに強い←終わってる
このうち、ミライ黒バド構築に選出を検討できるスカーフ枠としてパオジアンを採用した。撒菱毒菱が通らない浮いているポケモンや被選出率が高い地面枠を殴ることができる点を評価した。
最後の一枠は相当悩んだが、残りの枠組みをそれっぽく満たしていそうな水オーガポンを採用して構築が完成した。余談だが、0時頃に2戦だけオニシズクモを使用した。

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単体解説

ルギア

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ルギア @ たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: マルチスケイル
性格: ずぶとい
211(236)-85-193(204)-110-174-139(68) *A0
サイコノイズ / ふきとばし / みがわり / じこさいせい
〈調整〉
H…身代わり(ステロダメ)を食べ残し4回で復活
HB…陽気パオジアンの氷柱落としをマルスケ時に被弾→身代わり食べ残し再生食べ残しで87.11%でマルスケ復活
  陽気コライドンの鉢巻テラス晴れフレアドライブを再生食べ残しでマルスケ復活
  A161までのテツノワダチの持ち物無し叩き落とすを身代わりが確定耐え
  A4振り霊獣ランドロスの蜻蛉返りをマルスケ時に被弾→食べ残しで15/16でマルスケが復活
S…吹き飛ばしルギア、炎オーガポン、眼鏡テラパゴス、準速メテビキラフロル、中速グライオン意識。

今回の主役。

Sラインに関して、眼鏡テラパゴスや準速キラフロルには殆ど当たらないだろうし振る恩恵は少ないと最初は思っていたが、吹き飛ばしルギアが環境に現れている印象があったのと重い炎オーガポンを意識して伸ばした。

技構成に関して、身代わり吹き飛ばし+設置技で戦うコンセプトなので確定、SVで耐久ルギアを使う場合どんな型であれサイコノイズと自己再生は確定だと感じているのでこれで完結している。TODを狙う上で相手のHP管理を拒否できるサイコノイズはこのポケモンと非常に噛み合っており、剣盾から電磁波やダイジェットが無くなったが全く別のポケモンだと認識を改める必要がある。

テラスに関して、珍しいフェアリーテラスで採用した。フェアリールギア+一般枠で受けやすくすることを構築段階で非常に意識しており、ルギア+ドオーで拘りミライドンを、ルギア+ラウドボーンでコライドンや拘りパオジアンを、ルギア+水オーガポン(ドオー)で拘りウーラオスに立ち回ることができ、拘り高火力に数的不利を取らない構築を作ることができた。また、スケイルショットに耐性が付くため、ステロを踏んだカイリューに対してテラスノイズスケショ透かし→ノイズ何か削り→ノイズで処理といった動きも取れる。

兎に角倒されない選択を取り続けることと自己再生のPP節約及び追加効果ケアで身代わりを挟むことを意識して、TOD勝ちを強く頭に入れて対戦を進める。設置技があるお陰で吹き飛ばしの価値が高いが故に思考停止で飛ばせばよいという訳ではなく、どれだけ安全な状況で吹き飛ばせるかの判断が求められる。具体的には相手の裏のポケモンのどちらがこようが不利にならないような状況や、毒になっていない相手に盤面が動かず自己再生のPPがただ減るだけといった状況、本当に飛ばさないと即負けする状況でのみ飛ばしていたため、もう片方が出てきていればといったことは然程無かった。この「もう片方なら」を減らすために回復技がある一般枠に交代して受けるというのは大事で、それがし辛かったり交代することでTODが不利になってしまう後発で削れる前提のレッカキラフロルを軸にしなかった理由とも言える(正直これに関しては半分後付けだが)。

本来自分は回復技持ちを複数採用してTODで負けずに拾える構築を好んでいるため、その戦い方を存分に活かして戦うことができたので使用していて楽しかった。剣盾伝説二体環境で唯一大敗した構築にルギアがいて苦い思い出があったため、今回払拭することができてよかった。型選択や構築作り、立ち回りまで含めると伝説の中でもトップレベルで難しいと思うが、環境も相まってそれに見合う強さを感じることはできた。


ヒスイハリーセン

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ハリーセン(ヒスイ) @ しんかのきせき
テラスタイプ: ひこう
特性: いかく
性格: ずぶとい
171(244)-103-123(52)-75-102(212)-105
どくびし / まきびし / ちょうはつ / いたみわけ
〈調整〉
HB…意地水ウーラオスの鉢巻水流連打を確定耐え
  陽気コライドンのA-1鉢巻テラス晴れフレアドライブを確定耐え
HD…臆病黒バドのアストラルビットを99.98%で三耐え
  眼鏡アストラルビットを確定二耐え
  控えめ赫月ガチグマのテラスブラッドムーンを確定耐え

先発枠①。対黒バド・コライドン・ザシアン等メジャーどころにも役割を持っているトップ・オブ・ハリー。

ハリーマンに勝る点として、水ウーラオスの鉢巻テラス水流連打の確定耐えと黒バドの眼鏡アストラルビットの二耐えの両立HPが低くBDが高いため、ハリーセンが削れる想定でのTODで有利に働くことが挙げられる。特に前期のガラルマタドガスは鉢巻テラス水流連打を打たれない前提で立ち回っていたため、そこに対しても行動保証が持てるのはこのポケモンにしかない強みと言える。その反面、ハバタクカミに挑発を押されやすかったり黒バドに行動できるもののテラスを切らずに舐めて居座られたりとハリーマンが勝る点も勿論ある。

他にハリ系統の強みとしては、無振りでもSラインが早いため早い赫月ガチグマや遅いカイリューの上から行動できる点やオーロンゲの悪戯心が無効な点が挙げられる。特に後者は今期オーロンゲ+黒バド水ウーラみたいな構築が多かったため、そこまで纏めて見ることが出来るのも評価している。

技構成に関して、構築のコンセプトとして毒菱、撒菱、痛み分けは確定。挑発は初手ディンルーの展開を阻害しながら痛み分けと合わせて仕事が出来る点と、グライオンに対して挑発からルギアを安全に着地できる点を評価して採用した。物理伝説と組まれるであろうゴチルゼルに捕まった場合でも撒き散らかしながら逆に流せるため、ルギアと組ませるのであればこの技構成で完結している。

ドオー

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ドオー @ オボンのみ
テラスタイプ: はがね
特性: ちょすい
性格: しんちょう
237(252)-95-89(68)-58-158(188)-40
じしん / どくびし / ステルスロック / じこさいせい
〈調整〉
HB…意地水ウーラオスの鉢巻アイススピナーを15/16耐え
HD…C187ミライドンの眼鏡フィールド流星群→C-2眼鏡フィールド流星群をオボンのみ込みで84.77%耐え

地面枠と設置技要員を圧縮した先発枠②。ヒスイハリーセンが出したくないミライドン、カイオーガ、ムゲンダイナ辺りに役割が持てるため文句なしの補完を見せる。

他の地面枠とは異なり、増加していたミライドンの眼鏡マジカルシャインに崩されない点とHP管理できてTODを意識した戦える点の両立を評価していた。

テラスはキラフロル意識とミライドンにワンチャン切って打開できる盤面があると考えて鋼テラス。

構築単位でハバタクカミを甘く見たため、その選出抑制としても多少は機能していたはず。それもあってハバタクカミに負けることは一度もなかった。

ラウドボーン

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ラウドボーン @ バンジのみ
テラスタイプ: どく
特性: てんねん
性格: ずぶとい
211(252)-85-167(252)-130-96(4)-86
フレアソング / あくび / まもる / なまける
〈調整〉
HB…意地コライドンの晴れスケイルショット10発をバンジのみ込みで確定耐え


貴重な物理伝説受けとして二期連続で採用。今回は炎オーガポンを重く見た。

テラスはテラパゴス同様にグライオンとドオーに抗えるように毒で続投。前回からの変更点として守るを採用した。これにより毒菱を活かせるだけでなく、拘りミライパオイーユイに対して技を確認しながら立ち回れるようになったり、コライドンの晴れを枯らしやすくなったりと重宝した。前者はミライに対しても選出を躊躇しない理由になり、後者はハリーセンコライドン対面でスケイルショットが全然飛んでくるため、コライドンに対して勝率を高めることに繋がった。

パオジアン

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パオジアン @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: でんき
特性: わざわいのつるぎ
性格: いじっぱり
155-189(252)-107(52)-99-85-181(204)
つららおとし / かみくだく / せいなるつるぎ / テラバースト
〈調整〉
HB…カイリューの鉢巻テラス神速を確定耐え
  A4振りディンルーの地震を75.79%耐え
S…大体のスカーフミライドンを抜ける程度

補完枠①。7月31日以降の考察でこのポケモンを越える要素を持つポケモンを思い付かなかったため最後まで使い続けたが選出率は低め。

ミライアマガに投げることを想定して電気テラスで使用した。また、構築段階で格闘技が打たれないため、襷が削れていたり襷ではないことがわかっているパオジアンに対して氷柱怯みと絶対零度をケアしながら後投げが安定する。その動きをした後にパオジアンを倒すために聖なる剣まで採用した。結局霊テラスの場合は択になってしまうが、ある程度毒ダメを重ねてテラスを切る価値を落としておくのと襷でも霊テラスが減っていると考えて受け入れた。

水オーガポン

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オーガポン(水) @ いどのめん
テラスタイプ: みず
特性: おもかげやどし
性格: いじっぱり
187(252)-159(36)-122(140)-72-124(60)-133(20)
ツタこんぼう / はたきおとす / やどりぎのタネ / こうごうせい

〈調整〉

A…叩き落とす+テラスツタこんぼうでH124B4振り黒バドをフェアテラ時に64.04%耐え、B4振りなら確定
  テラスツタこんぼうでB4パオジアンを9/16
  テラスツタこんぼうで意地パオジアンの氷柱落とし耐え調整しているハバタクカミを大体確定(137-105のラインだけ15/16)
HB…臆病黒バドのサイコショックを94.54%で二耐え
  意地カイリューのテラス神速を確定二耐え
HD…臆病黒バドのアストラルビットをテラス時に98.83%で二耐え
  臆病ハバタクカミのムーンフォースを86.72%で二耐え
S…準速カイリュー抜き

補完枠②。二枚目の水の一貫切りでありながら黒バドやtier2伝説にも選出していける枠。ドオーが出しづらい相手にも鉢巻水流連打の一貫を切れるため、水ウーラオスでルギアを崩す選択肢を奪っていたことにも繋がっていたはず。

叩き落とすはテラスを切らない黒バドを倒せるだけでなく、カイリューのダイスを叩いてルギアの負荷を減らしたり隠密マントポケを叩いてサイコノイズで詰められるようになったりとルギアと相性がよいため、可能であれば構築段階に組み込むことを意識していた。ラウドボーンの守る同様に最後までニードルガードを採用するか悩んだが、TODを考えると他の二つも切ることはできなかったため、渋々不採用となった。


基本選出

・コライドン全般

選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195504j:image 後発ルギアラウドf:id:shigumaaa:20240731195717j:imagef:id:shigumaaa:20240731195719j:image
メモ:毒菱を優先して撒いた後にラウドボーン交代してハリーセンを残す。初手スケショコライに身代わりスタートされた場合は晴れターン消費も込みで撒菱まで撒いて交代。グライオンにはハリーセンで挑発後にルギア交代で身代わり→飛ばしで展開維持。

・ミライドン全般
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195901j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:image@1(翡翠ハリーセン以外)炎ポンがいればラウド検討。
メモ:ルギアにテラスを切って拘りミライ、拘りウーラオスの一貫を切り拘り高火力に押し切られない受けを成立させる。@1に関して、炎オーガポンやハッサムがいるならラウドボーンを、テツノワダチがいるなら水オーガポンかラウドボーンを、アーマーガアがいるならパオジアンかラウドボーンを検討する。

・黒バドスタン
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195504j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:image@1(ドオー以外)
メモ:毒菱優先。オーロンゲ入りにもハリーセンが強く展開できる。炎オーガポンがいないディンカイウーラ的なスタンなら水オーガポンを、炎オーガポンがいるなら水オーガポンかラウドボーンを、受け思考で厳しそうならパオジアンを検討する。基本的には水ポンになる。

・ザシアンランドライコウーラ(カイリューイーユイ赫月ガチグマラッシャ)
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195504j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:imagef:id:shigumaaa:20240731195719j:image
メモ:ランドライコウーラ系統でもガチグマカイリューイーユイ系統でもハリーセンが行動保証あるためこの選出固定。ザシアン構築は構築単位で毒菱回収ができず、一般枠に踏ませる価値が高いのもそうだがザシアンにテラスを切らせて流せば毒菱が入るも踏まえて毒菱優先。挑発ハバタクカミが採用されることが多々あるのが懸念点。

ルナアーラ全般
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195504j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:imagef:id:shigumaaa:20240802161000j:image
メモ:先発拘りであれ後発展開であれ両方撒けることが多いため、両方撒いてルギアで頑張る。初手トリックされたら水オーガポンに交代する。

・白バドガチミミウーラ
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195504j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:image+or
メモ:ドオーがいる場合は撒菱優先。ラウドボーンは白バド意識だが、正直白バドガチグマはルギア単体で抑えられるため、水ウーラオスを重く見て水オーガポンを選出したい。

・テラパゴス全般
選出:先発f:id:shigumaaa:20240802161037j:imageorf:id:shigumaaa:20240802161034j:image 後発f:id:shigumaaa:20240802161105j:image@1
メモ:できるだけ両方撒いてルギアで一生居座る。

カイオーガ全般
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195901j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:imagef:id:shigumaaa:20240802161000j:image(先発水オーガポンの場合もあり)
メモ:ルギアや水オーガポンでもカイオーガは見れるが、雷の試行回数を稼いでしまうので、カイオーガはできるだけドオーで見たい。毒菱回収できないことが多いため毒菱優先。本来のルギア構築はフロルやディンルーから組み始めることが多いため水絡みのごり押しはきついが、本構築はここを解決できている。

・ホウオウラッシャグライ
選出:先発f:id:shigumaaa:20240802161034j:image 後発f:id:shigumaaa:20240802161105j:image@1
メモ:グライオンがHSがちなのでハリーセンの挑発を絡めてルギアを着地してホウオウグライオンではないあと一体を削ることを目指しつつ、@1を絡めて有利に戦いたい。どうしてもハリーセンが削れてしまうため、吹き飛ばしガチャを当て続けないとTODは若干不利なので@1で荒らしたい。

・ムゲンダイナラッシャグライ
選出:先発f:id:shigumaaa:20240731195901j:image 後発f:id:shigumaaa:20240731195717j:image@1
メモ:考え方はホウオウと同じ。ドオーダイナ対面でダイナの毒菱とダイマ砲を確認できたらルギアが毒ることはないためルギア着地をしてから流す。

参考までに最終日の選出率
ルギア    28/28
ハリーセン  14/28
ドオー    14/28
ラウドボーン 17/28
パオジアン    3/28
水オーガポン      7/26
(オニシズクモ)     1/2
ミライドン多めだったためドオー多め、対コライドン全勝
負け試合…ミライドン(初手赫月ガチグマに色々あり三縦)、ミライドン(選出されてない&一発急所)、黒バド(ラム黒バド考慮しないプレミ)、黒バド(選出されずに再戦で選出歪んだ)、ザシアン(TOD負け)、テラパゴス(零度避けるがパオパオ対面択負け)

 

重いポケモン

・物理伝説+挑発ハバタクカミ

ハリーセンが毒菱撒けずに交代を強制されるだけでなく、裏がルギアラウドなので終わってる。カミの処理が毒菱ありきなのでそもそも面倒になりがち。コライカミのカミは結局眼鏡が多かったりムンフォマジフレ甘える痛み分けみたいな構成が流行っていたりと甘く見たが、ここを重く見るのであればハリーマンにするか補完枠の見た目を更にカミに強くするべき。

・先発剣舞噛み砕くor零度持ちの襷パオジアン
お前は何を言ってるんだと思うかもしれないが、ハリーセンのHPがパオジアンより高い関係上対面で襷を削ることができないためきつい。剣舞された場合はラウドかルギアでテラスを切りながら飛ばしで流すが、噛み砕くでラウドボーンが削られるかルギアが怯んだら終わる。零度の場合は初手避けからの後発一発目避けが不可避。二サイクル目はルギアで身代わりを残すことを徹底するかパオジアンを選出できていると楽。一撃技はそれが飛び交う環境で受け思考で組んでいる方が悪いという認識ではあるが、零度パオは多少減っていると感じていたためある程度許容していた。

・特殊伝説+剣舞炎オーガポン

重いというよりラウドボーンを出すか出さないかの選出択。仮に一方的にラウドボーンを選出してしまった場合でもラウドボーンに守るを採用しており、毒菱が撒けていれば誤魔化しとして仕事できるため、迷ったら優先して選出するべき。

・悪巧みアンコール黒バド
ハリーセンの甘えた行動やルギアの身代わりのタイミングでの交代で択が生まれて苦しい。型確認できた時点で即負けするわけではないので、襷を割ってからパオか水ポンで気合いで頑張る。


前期の記事では実際に負けた中から構築段階で厳しいと感じたポケモンを重いポケモンとして書いたが、今期はTODやプレイングで誤魔化せた対戦もあったため、机上論で重いポケモンを纏めてみた。

前期と比較して考察通り対物理伝説には安定したが、対特殊伝説(ミライ黒バド)には机上論でも怪しくなってしまったのが反省点。補完枠は改善の余地あり。

 

結果

TNゼラティク 最終17位

TNスカーレット 最終7位 最終レート2143

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主軸の4体は強く自信があったのですが、補完枠であるパオ水ポンの枠はもう少し煮詰められたように感じているので、1位チャレできなかったもののこの結果には満足しています。3期連続で最終戦負けてはいるもののそれでも最終1桁に残ってはいるので、レギュG最後は最終戦勝って1位で締められるように頑張ります!

…と思ってたらレギュHの後もレギュGまた4ヶ月続くみたいで草 一応レギュGの"予定"とのことなので、ZAで環境変わることに期待…!

 

僕自身主流なスタン構築を避ける理由はいくつかありますが、同速勝負や構築ミラー対決、メタ対象故のテラスによるどうしようもない負け等、多くの噛み合いを引き起こす要因が詰まっているからだと思っています(勿論構築パワーの高さで捲れる範囲の広さや勝率を保てるといった強みはありますが)。その噛み合いを避けれるのが交代を強く使える構築や展開構築だと考えていて、これと環境考察を交えた上での構築選択が重要視される環境だと考えています。そういった部分に嫌気が差している人は根本的な構築選択から考え直してみてはどうでしょうか?

 

今回紹介した構築を使用した最終日動画も上げていますので、チャンネル登録等よろしくお願いします!
また、メンバーシップでは終盤ランクマ配信をしており(他のプレイヤーの型バレ配慮と自身の構築煮詰めるために最終日2日前まで)、レギュG三ヶ月はグラスシード黒バドお試し、テラパゴス研究会、ルギア研究会をやっていて試行錯誤の過程が垣間見えるかと思うので、よければそちらも是非よろしくお願いします!

www.youtube.com


最後まで読んでいただきありがとうございました!

X:@zenchino115