未来へのバトンタッチ

今アシストパワーの威力400くらい。

【S10最終19位】井戸雉サイクル【ポケモンSV】

シグマです。

遅くなりましたが前期の記事を公開します!

 

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レギュレーションは変わりましたがレンタルパーティは暫く公開しています。

 

構築経緯

DLC解禁と共にオーガポン等が急遽使えるようになり、初日は炎オーガポンが注目を集めていた。初日の深夜に一旦水オーガポンを考えていた際、炎オーガポンに明確に強いラウドボーンが水オーガポンと相性補完に優れていることに気づいた。それだけでなく、S9のブリムオン構築の途中まで使用していた「カイリューサーフゴー+ラウドオー」のラウドオーの部分に水オーガポンを入れれば強いのでは?と考えてそこから組み始めた。
カイリューサーフゴーの枠をランドロストドロクツキサーフゴーで試運転してその週に開かれた対戦オフに持っていったところ使用感が悪くなかったため、オフ後の数日間引き続き考えていった。

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原案とは変えてドオーを天然で使っていたが、貯水ではないドオーが水ウーラオスに役割を持つことができないため、ハバタクカミ以外に役割がおらず投げ辛いと選出時に困ることが多く、ハバタクカミを最低限受けることができればドオーである必要性は薄いように感じた。また、軸が遅すぎたため被弾回数が増えるのを抑えるために、電磁波等何らかの素早さ操作手段を持つポケモンを代わりに考えた。すると新ポケモンであるキチキギスがハバタクカミに後投げできるだけでなく、追い風+蜻蛉返りでサンダーに近しいカミに強いクッション枠として構築に合っていることに気づき採用を決めた。ここまで補完に優れる霊獣ランドロストドロクツキは替えが効かなさそうだったのでほぼ確定として、28日まで隠してそこから使い始めた。
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回しているとチオンジェン絡みと鉢巻パオジアンの増加、ラウドボーンが出せない時のカイリューの対処が課題だった。そのため、スカーフを持たせていたトドロクツキをチオンドランに強い型に変更し、鉢巻パオジアンに後投げすることができてカイリューにも気持ち強い枠としてスカーフを持たせたパオジアンを採用して構築が完成した。
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単体解説

オーガポン

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テラスタイプ:水
性 格:意地っ張り
特 性:
実数値:187(252)-171(124+)-116(92)-*-114(4)-135(36)
持ち物:井戸の仮面
技構成:ツタ棍棒 / 宿木の種 / 身代わり / 光合成
〈調整〉
HB…意地カイリューのテラス神速を98.83%で二耐え
  意地カイリューの鉢巻飛行テラバを15/16耐え
HD…C4ヒードランのテラバがテラス時に身代わりが12/16耐え
  臆病テツノツツミのフリドラがテラス時に97.3%で二耐え
A…ウッドホーンでB4テツノツツミ、B4イダイトウ♂を確定、
  テラスツタ棍棒でB4パオジアンを15/16
S…準速カイリュー意識、追い風下でS179のブーストカミ抜き

この姿の強みは瞬間的に耐久を向上できるため状況に応じて対面性能を確保できる+岩とは違いテラス時に水単タイプと受けとして悪くない点である。特に環境にいて構築段階で意識する必要がある特殊はハバタクカミ、サーフゴー、テツノツツミ程度しかおらず、それを見るためだけに選出が歪み一部切り気味になるのは受け思考で選出をする上ではどうしても起きかねないので、そこを圧縮できる水オーガポンはサイクル適性が高いと言える。元から対面的に使うのであれば他の姿で良いため、強みを活かすためにサイクルに仕上げる必要がある。

オーガポンは補助技が豊富であり、それらは特に受け崩しや誤魔化し性能が長けているため水オーガポンの性質と噛み合っている点だと言える。今回は「宿木の種」「身代わり」を両採用することで受け駒+高速エースの両方にテラスタルと合わせて対応できるようにした。これが非常に強力だった。

身代わりをする上で食べ残しを持つこともできないのでHP管理をするためにウッドホーン光合成を採用する必要があるが、主にウッドホーンが必要なテツノツツミ、水ウーラオス、イダイトウはそれぞれ他と合わせて対処でき、2サイクル目の受け出しやTODのしやすさを重視して光合成を使用した。

貯水は一見死に特性のように思えるが、この構築に出してくる水ウーラオスが殆どスカーフだったので、主にキチキギスと合わせてHPを維持したままサイクルをすることができたので生きた。また、基本的な構成のヘイラッシャ(+ディンルー)にも非常に強いのも魅力だった。

レギュEでは新たに追加された赫月ガチグマに強く立ち回ることができるため、更なる開拓に期待している。

 

ラウドボーン

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テラスタイプ:フェアリー
性 格:図太い
特 性:天然
実数値:211(252)-*-167(252+)-130-96(4)-86
持ち物:厚底ブーツ
技構成:フレアソング / 祟り目 / 鬼火 / 怠ける
〈調整〉
HB…カイリューパオジアン意識で振り切り

炎オーガポンに安定して受けることができるだけでなく、テラスと合わせて物理全般見ることができる。

テラスタイプは鉢巻カイリューの逆鱗、鉢巻パオジアン、悪ウーラオスを意識してフェアリー。トドロクツキやガブリアスのアイヘが痛い。

最終盤は鉢巻パオジアンの増加により水オーガポン+悪半減が基本選出になったため選出率は低めだったが、レギュDでも充分やれるスペックだと感じた。

キチキギス

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テラスタイプ:飛行
性 格:図太い
特 性:毒の鎖
実数値:195(252)-99-136(196+)-90-153(60)-119
持ち物:食べ残し
技構成:ムーンフォース / 蜻蛉返り / 追い風 / 羽休め
〈調整〉
HB…意地パオジアンの氷柱落としを食べ残し込みで確定耐え
  意地ガブリアス地震を確定耐え、意地カイリューの+1地震を15/16耐え
  陽気悪ウーラオスのテラス鉢巻暗黒強打を食べ残し込みで確定二耐え
HD…臆病ハバタクカミの眼鏡シャドボを食べ残し込みで確定二耐え

※S個体値26~27だと追い風下でS4振りブーストカミ抜かれになり電磁波を避けた場合下から蜻蛉できるが、一度もそんな状況になることはなかったためSVで良い。

見た目以上に耐久が高いだけでなく、独自の耐性、毒菱回収、上振れ要素付きの対面操作が強み。特に耐性面が非常に優秀であり、ハバタクカミやウーラオス、パオジアン辺りの環境TOPに仕事ができるため、どんな構築にも不自由なく選出できるクッション枠として活躍してくれた。

追い風はサイクルしながら相手を一体持っていった際、蜻蛉返りと合わせることで裏の高火力ポケモンを追い風下で2ターン動かすことができるため、自分視点でのみ見える詰め筋として非常に機能した。特にランドロス+キチキギス水オーガポンと選出することが最終盤は増えて(対キョジオーン軸やカミパオウーラ三体入り全般)、ランドロスか水オーガポンのどちらかで一体持っていってもう片方を追い風下で通す展開が本構築で最も強い勝ちパターンだった。

霊獣ランドロス

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テラスタイプ:飛行
性 格:陽気
特 性:威嚇
実数値:167(12)-196(244)-111(4)-*-101(4)-155(236+)
持ち物:拘り鉢巻
技構成:地震 / テラバースト / 岩雪崩 / 蜻蛉返り
〈調整〉
A…出来る限り高く
HB…意地パオジアンの礫を威嚇込みで15/16耐え
  陽気炎オーガポンのA±0テラスツタ棍棒を確定耐え
HD…臆病ハバタクカミのテラスムーンフォースを11/16耐え
S…準速ガブリアス抜き、追い風下でブーストツツミ抜き

軸の三体で切れていない地面、電気の一貫を切ることができる補完枠として採用した。キチキギスの追い風が早い段階で決まっており、ここまで簡単に火力を出せるポケモンがいないため鉢巻で採用した。

追い風との兼ね合いもあるが、眼鏡イーユイや耐久に振った遅いオーガポンが増えていたため陽気が生きることは多いように感じた。

ランドロスはあまり使ってこなかったが、遅いポケモンや対面操作と組み合わせることで相手の交代先に下から着地して威嚇を入れる両対応の択が取りやすくなるので、そこを意識して構築を考えると世界が変わるように感じた。この先もっと使い熟したいと感じさせてくれた素晴らしいポケモン

トドロクツキ

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テラスタイプ:毒
性 格:陽気
特 性:古代活性
実数値:211(244)-166(52)-116(196)-*-122(4)-155(12+)
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:叩き落とす / 地震 / 挑発 / 羽休め
〈調整〉
A…叩きでH4サーフゴーを13/16
  地震でH4イーユイを13/16、H252B4ヒードランを確定
HB…あまり、できるだけ高く
HD…ヒードランのC4フェアリーテラバを確定耐え
S…準速イーユイを抜きたかったのでついでにガブリアス抜き

叩き落とすの追加により追い風を受けたツキ。軸で明確に重いイーユイやイダイトウ、チオンドランに強い補完枠としてこの構成で採用した。

ゴツゴツメット+挑発で受け崩し性能も兼ね備えており、キョジオーン絡みや受けループは水オーガポンで、チオンジェン絡みはトドロクツキで見ることができるといった風に異なる崩しを用意できているため、構築の隙を無くす補完枠として適任だった。

 

パオジアン 

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テラスタイプ:地面
性 格:意地っ張り
特 性:災いの剣
実数値:155-189(252+)-107(52)-*-87-181(204)
持ち物:拘りスカーフ
技構成:氷柱落とし / 噛み砕く / 聖なる剣 / テラバースト
〈調整〉
HB…A4振りディンルーの地震を75.79%で二耐え
  意地パオジアンの鉢巻噛み砕く+鉢巻テラス噛み砕くを61%で耐える程度
A…張り切り
S…ブーストカミ意識

パオジアンに最低限後投げできるポケモンとして抜擢されたのがパオジアン。

終盤は鉢巻パオジアンが大流行していたがそれでも電気テラスは一定数いて、ラウドボーンが選出できていない場合に電気テラスも重くなりがちなのでどちらにも勝てるように地面テラスで採用した。他にもテラスを切った炎オーガポンやヒードランジバコイルや鋼テラスガブリアスにも刺さるためスカーフ以外でも選択肢として入ってくるように感じた。

 

結果

メイン最終19位
サブ最終59位

ここ数ヶ月の中でも自信あっただけに満足いく結果を残すことができず悔しいです。

まだまだランクマ頑張ります。

本構築を使用した最終日動画を数本あげているので、よければ見てください!最近動画頑張ってます。

www.youtube.com



ここまで読んでいただきありがとうございました!

X:@zenchino115