どうも、シグマです。
今期は久しぶりにシングルで満足する結果を残すことができたので記録として残すことにしました。
結果
TNバルバドス 最終62位レート2124
TNシグマ 最終292位レート2024
対戦してくださった方ありがとうございました!
構築経緯
S5ではキレイハナバトンを試していて、エースとして光の粘土ラプラスが強いところまでわかったが周りをうまく組むことができず残念な結果で終わった。
しかし、非バトン選出の際、自身だけでなく裏の強化からの詰めで安定して勝つことが多く、粘土ラプラスの良さを実感することができた。S5の記事を見ていた中で、先発襷+粘土ラプラス+アッキの実ミミッキュが強力だと感じ試してみたところ、狙い通りの展開が決まりやすく選出が得意ではない自分にもわかりやすく使える点が良かったので軸とすることに決めた。
試していくうちに、アッキミミッキュが相手のラス1ミミッキュに勝てないことが多かったので、同様の詰め性能を期待できるアッキのみピクシーへと変更した。また、氷の一貫があるパーティが多く感じたので、ラプラスと役割集中できそうで電気の一貫を切りつつ対面性能も高い鈍感襷マンムーを採用した。
主なダイマックス枠がラプラスだけでは不安なので、ラプラスで相手をしたくないラプラスやヒトムナット、パッチラゴン等に出すことができ、チラチーノと相性補完が優れているゴーストタイプとして優秀な弱点保険ドラパルトを採用した。
また、ラプラスやドラパルトに圧力をかけることができて襷として想定されるマンムーへも蜻蛉帰りで逃げることができるため呼びやすいガラルヒヒダルマや、前期結果を残したリザードンやエースバーンが増えることを意識してスカーフやダイジェット後にも切り返すことができるようにチラチーノにスカーフを持たせた。
ラスト一体は補完としてとりあえず使い慣れていたタラプアーマーガアを使用していたが、詰め性能がピクシーと似ていて見れる範囲が多少違いつつもどちらを選出すればいいのか判断するのが難しかったので、一度考え直すことにした。補完が取れつつドヒドナットやアーマーガアピクシーへの崩しの要素が欲しかったので、祟り目悪巧みカットロトムや眼鏡ストリンダー、ラムトゲキッスやアッキ→珠ピクシー+アーマーガアに喉スプレージュラルドンなど終盤までいろいろ試したが、欠伸カビゴンが異常に選出されたのでそれを起点にできるラムのみ砂かきドリュウズを使用した。
単体紹介
チラチーノ
性 格:陽気
特 性:スキルリンク
実数値:159(68)-147(252)-82(12)-*-81(4)-172(172+)
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:ロックブラスト / タネマシンガン / 叩き落とす / 投げつける
調整先
A…ロックブラストでH4ヒヒダルマとエースバーン確定、ダイマリザードンに98%~
タネマシンガンでダイマカジリガメに78%~、H4水ロトムに88~112%
HB…意地ドラパルトのドラゴンアロー確定耐え
陽気エースバーンのかえんボール ~103%
意地ホルードのダイジェット ~104%
HD…控えめラプラスのキョダイセンリツ最高乱数切り耐え
臆病ドラパルトの流星群 ~102%
S…準速エースバーン抜き
準速すいすいカジリガメ、ガマゲロゲ抜き
相棒枠。リザードンやヒヒダルマ入り、雨パの他にも通りがいい時に頑張ってもらう。
ヒヒダルマは9割近く初手から出てくるのでこちらも初手に合わせ、リザードン入りにはダイジェット後に狩れるように裏から出す。
スイープビンタは命中不安で明確に打ちたい相手がいないため相変わらず不採用。
スカーフがバレていない状況でロクブラで固定された後はカビゴンなどのタネガンでもいい場面でロクブラは撃ちたくないので引くようにしていた。
投げつけるは試合中盤にスカーフが必要ないと感じた時や終盤で打ち分けることで勝てそうな時に偶に働いた。他の候補としては電磁波や蜻蛉返りなどで、サザンドラが重い構築ならば今作から唯一まともな追加された技であるじゃれつくもあり。
他の耐久値が少ない高速ポケモンと比べてタイプ受けができないのが難点だが、ダイホロウが透かせるだけでも偉いので役割は多い。
今作のチラチーノ事情はいくつかあるが、使用率TOP5やラプラスロトムに対して仕事がしやすいため非常に好環境なのが嬉しい。他にも可能性がある型はあるので今後も楽しみである。
ちなみにチラチーノの分類は「スカーフポケモン」である。覚えておこう。
ラプラス
性 格:控えめ
特 性:貯水
実数値:209(28)-*-104(28)-146(220+)-116(4)-109(228)
持ち物:光の粘土
調整先
HB…ダイマ時にダイマ珠陽気ギャラドスのダイソウゲン確定耐え
C…余り
S…ロトムとか抜けそうな辺り(S1↑でミミッキュ抜き、バトンパの名残)
・初手マンムーアシレーヌ対面で地震のダメージを見た後アクジェの有無を判断し受けれる点
・相手の死に出しギャラがダイジェットでマンムーを突破した後死に出しピクシー投げ→ラプラス引き→ダイウォールでダイマを枯らせる点
・マンムーと合わせて相手のミトムを誤魔化せる点
と貯水が機能する場面が多かった。
滅びの歌はお互いに初手が倒れて2匹目で相手がダイマをラス1に残してきた時に壁を残しながら歌えるため勝ち筋を増やすことができた。
ナットレイやカビゴン相手は裏のドラパルトやドリュウズの圏内に入れるよう最低限削りつつ零度を打っていた。
壁化でアーマーガアと対面した時は零度で相手のダイマを強制させてピクシーに引き瞑想を積んでいた。
ピクシー
性 格:図太い
特 性:天然
実数値:202(252)-*-137(252+)-115-111-81(4)
持ち物:アッキのみ
技構成:ムーンフォース / 火炎放射 / 瞑想/ 月の光
このパーティの最大の勝ち筋。ドヒドイデ入りの受けサイクルやガルドドリュ両採用以外には選出画面でどう詰めるか考える。
アッキのみはただ機能するだけでなく「ダイホロウで突破を測るポケモンのダイマターンを稼ぐアイテム」と前向きに考えた。ダイホロウ月の光→ダイホロウ月の光→裏引きダイホロウの動きで再び出すとドラパルトやミミッキュ程度なら勝てるので残数を残しておくことが大切だと感じた。
ラプラスやドリュウズで天候を変える時はこのポケモンを絡めた数ターン先を考える必要がある(∞敗)
アッキミミッキュの増加が追い風で多くの勝利を引き寄せてくれた。
マンムー
性 格:意地っ張り
特 性:鈍感
実数値:185-200(252+)-101(4)-*-80-132(252)
持ち物:気合の襷
技構成:氷柱針 / 地震 / 馬鹿力 / 氷の礫
数が減った懐かしの襷マンムー。
鈍感は8世代から新しく威嚇を受けない効果が追加された。これにより、ドラパルトが誘うガオガエンや終盤増えた威嚇ギャラドス、ウインディなどに機能した。鈍感にすることで襷を警戒させやすくしたかもしれないが発動機会が割と多かったのでよかった。
馬鹿力は誘うカビゴンやナットレイ、ラプラスを大きく削るために採用したが毎試合打つ機会があるほど採用価値がある技だった。他の候補としてはギャラやヒトムを削れる岩技か初手ダイマのターンを枯らせる堪えるなど。
基本初手で出すため、誘うカビゴンやナットレイを削ることで裏のラプラスやドリュウズを通す役割集中の動きが強かった。
初手ドラパルトと対面したらダイマ弱保や蜻蛉カビゴン引きがほとんどだったため一貫して地震を押していた。
初手弱点技ばかり押されたので弱保型もおもしろいかもしれない。今後増えそうなポケモン。
ドラパルト
性 格:陽気
特 性:すりぬけ
実数値:193(236)-169(228)-100(36)-108-96(4)-179(4+)
持ち物:弱点保険
調整先
A…余り
HB…珠ドラパルトのダイドラグーン~101%
HD…珠ドラパルトのダイドラグーン(流星)確定耐え
S…最速アイアント抜き
ダイジェットを打ちたい場面よりもナットレイやアーマーガアを誘うため炎技が欲しかったのでSを伸ばした。重いアイアントに強くなれるのも良い。
鬼火が優秀であり、ダイマックスを切らずともナットロトム系統やアーマーガア入りサイクルを荒らしたりピクシーの詰めに使うことができる。また、アローを見せてからの大文字、鬼火を見せてからの大文字、ダイウォールからの鬼火など相手が予測し難いところから崩すことが強い。
弱保ドラパルトとのミラーはSが低い方がいいと思うかもしれないが、
・先に弱保を発動している状態だと速い方がいい点
・お互いにダイマを切らない展開で引き合って削れた状態で対面することがあった点
・最悪初手でダイマ切って殴らないといけなくてもピクシーで誤魔化せる点
などSを伸ばしたことによる利点が多かったのでよかった。
ドリュウズ
性 格:陽気
特 性:砂かき
実数値:185-187(252)-81(4)-*-85-154(252)
持ち物:ラムのみ
地割れ欠伸カビゴンばかり引いて処理手段が少なくボコられていたため2日前に導入されたポケモン。とても悩んだ枠。
カビゴンを起点に舞って裏のドラパルトやチラチーノが引かせたヒヒダルマなど上を取りたい相手が多いため砂かきで採用した。ただでさえミトムが重いので相手視点だと型破りに見えるかもしれないし実際そちらが賢いのかもしれない。
ピクシーが誘うドリュウズと同速をしなければいけないのが非常に問題であるが、最終盤の勝利に大きく貢献してくれた。
基本選出
初手+or +
初手+oror +
基本これ。数的有利を取りながらピクシーで詰めるルートを考える。
初手++
マンムーもチラチーノも出せそうにないギャラヒトムナットの様な構築に出す。多少サイクルしたりドラパにダイマを切ったりもする。
初手++
対雨選出。ドラパルトでナットレイを倒すかマンムーのダイナックル圏内に入れる動きが理想。またチラチーノにダイマックスを切りダイロックでペリッパーを倒しながら天候を変えたり上からタネガンで縛ったりと活躍できる。
初手+or+
対受けサイクル選出。初手馬鹿力でアーマーガアを削りつつドラパに引き、相手を引かせて火傷を入れつつ削りドリュウズで崩すのが理想。
モスノウがいなけれラプラスを出すこともある。
感想
S5で欠伸カビゴンのメタが過剰だったため欠伸型が減るかと思ったがそんなことはなくこいつをどうするか悩まされたシーズンでした。
ポケモンhomeでレートが見れるようになったかと思えば更新されなくなったりでどこを目指せばいいか迷ったけど、自身最高レートを更新することができ、1ヶ月通して初めてまともに潜れた1シーズン目で好きなポケモンであるチラチーノと最終2桁という順位を残すことができたので非常に大満足でした。
あとは久しぶりに最終日にポケモンに取り組めたけどインターネット大会最終日の目標ボーダー付近のあの緊張感を味わえることを知れたのでまた味わえるように来期以降も頑張りたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!