どうも、シグマです。
シーズン9お疲れ様でした!今回限りでルールが変わってしまいますが、構築の組み方など少しでも参考になればと思い書いてみました。
構築経緯
前期使っていた欠伸ニンフィアの使用感が良かったこととウーラオスの増加により引き続きニンフィアを軸に使うことに決めた。前期はステロ枠としてナットレイを採用しており非常にエースバーンとパッチラゴンに隙を見せていたことが課題であったので、電気の一貫も消せるカバルドンを採用した。ステロ型としてHDオボンも選択肢であるが上記の役割を果たすためにアッキ持ちの物理受けとして使用した。今作では個人的に欠伸の評価がトップレベルで高いので好みの並びとなった。
欠伸の短所として、ラム(カゴ)持ちに対してタイムラグがあるため隙を見せやすく2舞されてそのまま試合が終了するといった事態が少なからずあるので、それを改善するべく緊張感アーマーガアを採用した。ニンフィアとカバルドンが不利なゴリランダーに明確に強く、今期流行っていたウーラオスエースバーンミミッキュドラパポリ2キッス等に対しても通りが良いのもあり基本選出となった。
ここまでできついロトムやポリゴンZ、増えていた両刀パッチラゴンへの処理を増やすためにドラパルトを採用した。初めは初手に出して圧をかけながらサイクルしたい+ギャラドスへの打点を持ちたいという理由でメガネ型を使っていたが、初手に出すことが少なく欠伸の恩恵を受けやすい龍舞型に変更した。
残りの2体は試行錯誤しながらエースバーンと水ロトムに落ち着いた。ほぼ相手のパーティにいるポリ2キッスの処理ルートを増やすためにそれぞれチョッキ膝アイヘ、HD眠るでの採用となった。
単体解説
ニンフィア
性 格:ずぶとい
特 性:フェアリースキン
実数値:201(244)-*-119(188+)-131(4)-156(44)-84(28)
持ち物:たべのこし
〈調整〉
HB…陽気エースバーンの珠カキュウ確定耐え
S…同族意識
前期と同じ調整で使用したが問題はなかった。前期から使用頻度が少なかったマジフレを守るに変更したが、ただ体力管理に使えるだけで無く、ダイマを枯らしたりケアできる場面を増やしたり(物理ポリ2等)守るを見せた後勝手に一方的な択を作ってくれたり欠伸後のボルチェンをカットしたりと想像以上に機能してくれた。
カバルドンが相方となったことで物理相手でも誤魔化す必要が無くなり単体での役割もよりしっかりとこなしてくれた。
鎧ルールですっかり愛着が湧いた最高のポケモン〜
カバルドン
性 格:腕白
特 性:砂起こし
実数値:215(252)-133-187(252+)-*-93(4)-67
持ち物:アッキのみ
両刀エースバーンや両刀パッチラゴンが一定数いたことに目を瞑れば充分に仕事を果たしてくれた。
この手の物理受けとステロ展開を同時にこなすカバルドンには吹き飛ばしのスペースがないのが弱点であるが、後続のアーマーガアがカバーしてくれてより安心感が増した。
初手ニンフエスバ対面が割と多くて早々アッキを消費してしまい次サイクル以降不利になることが何度かあったので何か工夫する必要があると感じた。それでも止めるところはしっかりと止めてくれたので頼りになるポケモン〜
アーマーガア
性 格:陽気
特 性:緊張感
実数値:185(92)-108(4)-126(4)-*-127(172)-128(236+)
持ち物:弱点保険
〈調整〉
HB…陽気エースバーンの珠カキュウ確定耐え
HD…控えめトゲキッスのダイバーン(大文字)を93.8%耐え
B<D
S…+1で最速エースバーン抜き
古来よりだいぶ数を減らしてしまったが先にダイマを切らせた後の制圧力は相変わらずで環境への通りはそれほど悪くないように感じた。きついポケモンがエースバーンくらいな構築が多かったのでそのまま勝ちに繋がる弱保を持たせた。
緊張感は欠伸を受けたキッス等のラム持ちに後投げするだけでなく、キッスやミミッキュのアッキのみを食わせないなど思わぬ副産物があって使用感は良かった。
トゲキッスへの打点が欲しかったため挑発の枠をアイヘで採用したが、アイヘを見せた後のビルドジェットやブレバを見せた後のアイヘなどミスリードを誘えてたはずなのでうまくいってたんじゃないかと思う。
みんなキッスで怯ませたり急所当てたりしてる中1人錆びた鳥を飛ばしてて、1人DSで遊ぶ少年みたいになってた。いやでもアイヘで怯ませてくれたし頑張ったポケモン〜
ドラパルト
性 格:意地っ張り
特 性:すり抜け→クリアボディ(最終日22時頃変更)
実数値:183(156)-188(244+)-96(4)-*-97(12)-174(92)
持ち物:命の珠
技構成:ドラゴンアロー / ゴーストダイブ / 鋼の翼 / 龍の舞
〈調整〉
B<D
S…準速エースバーン抜き
A…できるだけ高く
H…余り
今まで触れてこなかった龍舞ドラパだったが強気に舞える場面が割とあり、欠伸と合わせるアタッカーとしてはこれ以上ないスペックを持っていた。
最終日まではエルフーン入りによく当たっていたため密かに増えているのでは?と思いすり抜けを使ってたがそんなことはなかったためクリボに変更した。実際クリボのお陰で勝てた試合がすり抜けよりも多かったので良かった。
最速エースバーン抜きまで振るか迷ったが、ドラパの意地珠スチルの魅力に惹かれていて、エースバーンがSを落とした個体が増えていたこともあり間違ってはなかったと思う。それよりも相手のドラパ絡みが重かったので陽気ASが正解だったんじゃないかと今も悩んでいる。
それでも高い性能でなんだかんだ決めてくれる偉いポケモン〜
エースバーン
性 格:意地っ張り
特 性:リベロ
実数値:175(156)-169(140)-96(4)-*-97(12)-164(196)
持ち物:突撃チョッキ
技構成:跳び膝蹴り / 飛び跳ねる / アイアンヘッド / 蜻蛉返り
〈調整〉
H…16n-1
B<D
S…最速ウーラオス抜き
A…余り
耐久を無理やり上げタイプ変化も駆使し、蜻蛉も採用することでサイクル対面なんでもできる便利ポケモン。
初手から蜻蛉返りをすることでスカーフを匂わせてからの思わぬ耐久で相手の対応をずらせるのが強い。
個人的にエースバーンのアイヘの評価は高いので火炎ボールよりも優先した。他にもチョッキ内でもダストシュートや不意打ちやエレキボールなどカスタマイズ性が高いのが魅力だと実感した。
チョッキ蜻蛉エースバーンはもっと増えても良いポケモン〜
水ロトム
性 格:穏やか
特 性:浮遊
実数値:157(252)-*-130(20)-126(4)-171(228+)-107(4)
持ち物:カゴのみ
技構成:ハイドロポンプ / 放電 / 悪巧み / 眠る
〈調整〉
HB…A1↑意地ギャラドスの珠ダイソウゲンをダイマ時に確定耐え
HD…臆病リザードンの珠ダイソウゲンを確定耐え
最後に補完として入ってきた。ニンフィアが出せそうにないキッス入りや他にも受けルに対して選出した。
このポケモンが大きな勝ち筋となるような構築ではないため、より耐久を高めてダイマターンを稼げるHDカゴで採用したがスカーフなどでまた違う展開もありかもしれない。試す時間がなかった。
変えるならこのポケモン〜
基本選出
初手+@1
これが出せると1番安定する。出し負けの優先順位を考えるとニンフ先発の方が安定するためほとんど先発だった。@1はミトム以外の3体から選んで、体感アーマーガアが若干多いくらいでどれも同じくらい選出した。
初手@2
ドラパルトがいなくてポリ2キッス電気などエースバーンから展開しても問題なさそうな時に出す。普通に裏カバニンフの時もあればミトムドラパなど強気な選出を強いられる時もあった。
初手++
対受け崩しの選出。カバで荒らしてドラパで一体倒したあとロトムでTODを狙う。初手ドヒドイデから入られることが多かったため、地震→交代読み欠伸→地震でいい感じに削ってからステロを撒くと楽になる。エルフーン入りはダイマターン中に気合で読み勝つしかないので不利。
結果
TNバルバドス
最終58位レート2084
最高更新10位レート2130(6:00地点)
感想
最後2時間で負け勝ち負け勝ち負け勝ち負け勝ちでずるずる時間を消費し最終だいぶ落としてしまったけど、それでも最後12時間2桁に居座れるくらいにはしっかりと立ち回れる構築を組めたのでまた良いシーズンになったと思う。特に3時あたりに1桁に入り込んでそこから様子を見て1勝したところであの吐き気に襲われる緊張を思い出せてよかった。
ただその中で行った最終1桁内定チャレでは相手のダイマもいなして順調に進んでいたにも関わらず、リベロで電気タイプに変わったサーナイトに対してエースバーンのダイナックルがギリ落ちないとダメ計した後に何故かアイヘを押すという有り得ないことをしてしまい落としたので本当に情けなかった。しばらく引きずりそう。
でもいつまでも言ってられないので切り替えるしかない。S10は制限ルール。自分の主戦場であり他のシングルオンリー上位プレイヤーと差を付けるならここしかないので一から取り組んで上位を狙っていきたい。またわいわい盛り上がれたらいいね〜
ここまで読んでいただきありがとうございました!
何か質問&誤字脱字等ありましたら@zenchino115 まで