未来へのバトンタッチ

今アシストパワーの威力400くらい。

ゾロアーク(イリュージョン)考察

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この記事はゾロアーク(イリュージョン)について性能・要点を殴り書きしたものである。

ゾロアークを使おうと思い検索したが要点が詳しく書かれている資料が無かったため自分でまとめてみることにした(ただ半月程寝かせていて公開しようと昨日まとめている時にたまたま別の方がゾロアークの単体考察記事を公開していた)

技はS8中盤に使用していた叩き不意カウンター置き土産として仮定しているが積みアタッカーなどの他の型についても記述している。

レートは7月16日に1900タッチするくらいでそこから溶かしたわけではなくしばらくランクマから離れて、終盤別のポケモンを使いたくなり結局シーズン通して煮詰めれずに終わったためその辺りは参考程度に。

f:id:shigumaaa:20200803163837p:image使用個体

※以降、ダイマックス=DMと表記。

 

 

〈基礎〉

・基本的には場に出た時に特性が表示されないポケモンに化けるのが主流。また、ギャラドスポリゴン2のようにどちらの可能性があるのに化けても生きる。

 

ゾロアーク偽装(砂の力カバルドンなど)は対戦の時期や順位帯で機能するかどうか変わる。終盤以降3桁前半とかで偽装するのは効果が薄そう。ゾロアークのためだけに汎用性が低いポケモンを採用するのは避けたい。

 

・選出しなくても相手のプレイミスの誘発に繋がる(特に初手)。相手に意識することを増やせるのがこの特性ならではの強みである。この強みを最大限生かすために最低4体は場に出た時に特性が発動しないポケモンを入れたい。


・化けている際にDMをしてもイリュージョンが解除されずに化け先の姿で大きくなるため奇襲が可能。ただしキョダイマックス個体に化けたとしても見た目は通常DMの姿になるため注意が必要。

 

・物理型で使用する場合鬼火を受けにくい特殊に化けると積みアタッカーとして更に活躍が見込める。

 

・悪タイプなのでいたずら心が無効である。この襷型の場合はオーロンゲのソウルクラッシュをカウンターで返したりできる。いたずら心持ちが少ないため頭の片隅にでも入れておくといい。また、選出しなくてもいたずら心ポケの電磁波の抑制に繋がるかと思えそうだが、いたずら心持ちは悪耐性があるポケモンが多いため実際そんなことはない。

 

ゾロアークが化けている際に状態異常になるとパーティ確認の場面でゾロアークか否か見分けることが可能。修正求む。

 

〈応用〉

・自身が悪巧みエースの場合、物理高火力ポケモンに化けることで受けを崩しにいける独自の崩し性能を持っている(剣の舞エースや両刀の場合も同様)。加えて、草結びや放射に神通力、叩きや蹴手繰り等崩し枠として欲しいタイプの技が揃っており、補助技もトリックや挑発など豊富であるためカスタマイズ性能も高く、単体で崩し枠と見ても優秀。

また叩き持ちの襷型であってもこちらの裏のエースに初手で化けて出すことで擬似的な役割集中のような形を取ることができるため、非常に崩し性能が高いポケモンだと言える。

 

・2体目に出ゾロアークは警戒され辛い(してる暇がない)ため襷カウンターが通りやすい。その場合ゾロアークを後発で選出する際は3番目ではなく2番目にしておく必要がある。

 

・襷カウンター・ミラコは1枠(トリトドンナマコブシは両採用もあるが)で誤魔化せる範囲を広げれるため強いが、上位にいくほどウーラオストリトドンなどのわかりやすいカウンターはケアされやすくディスアドバンテージが大きいため安定しない点がネックである。しかし後発ゾロアークの場合はケアされることがまずないため(対面構築の後発ゾロアークが開拓されていない)(少なくとも自分はケアされたことがない)容易に決めることができる。そのため反射技の弱点を克服していると言える。ただしゾロアークは素のHPが低いため注意。

 

・拘りメガネなどを持たせて攻めの補完ができている物理に化けて初手から圧力をかける動きも単純かつ強力である。蜻蛉返りやトリックを覚えるため拘りアイテムとの相性も良い。今作はまだ試せていないが、6世代ではガルーラに化けてクレセリアに圧力をかけたり7世代ではZを持たせて奇襲を仕掛けたりとイリュージョンが機能する最初の一手で大きなアドを取れる拘りアイテムとの相性は非常に良い。

 

ギャラドスが誘うポリゴン2に叩きを打てる+置き土産で龍舞の起点作成などでゾロギャラでもギャラゾロでも相性がいいと言える。ポリゴン2を相手にするならトリルや身代わりをケアできる挑発が欲しいことが多かったが技スペが怪しい。ギャラドスだけではなくポリゴンZやドラパルトを始めとする積みポケモンとの相性はどれも良いが開拓不足。

 

・イリュージョントレースでコピーできないため、相手のポリゴン2と初手で対面した際に相手がトレースだとバレてしまう。その上、自分視点だと相手がアナライズの可能性もあるため、相手はゾロアークだと気づいているが自分は相手が気付いているかどうかわからないといった状況になるので注意。ただゾロアークだとバレていても引く理由が無いため叩きは通りやすい。

 

・特性ダウンロードが発動する際、こちらの化け先次第でゾロアークだとバレる可能性があるため注意。具体例として、ウーラオスに化けて出した場合にダウンロードで防御が上がるとバレてしまう。ただし、このためにわざわざ余りをBに振るのは逆の場合同じであるため、種族値がB=DであるゾロアークはB<Dにするのが安定である。

 

ゾロアークを2体目に選出する際は初手DMを切るようにしたい。なぜなら初手で襷を使わない一般枠で殴り負けた際に2体目に出すとゾロアークで殴る必要があり、バレた状態で相手の2体目が出てくるので強みが生かせないからである。それにステロを撒かれるとゾロアークでカウンターができなくなってしまう点でも初手DMで圧をかけるのと相性が良いと言える。

それでも襷カウンターや挑発or置き土産による起点作成は優秀なためバレても仕事はある。

 

・初手ゾロアークの際に化け先ごと不利な相手の場合、2体目のポケモンに交代することで再びゾロアークが3体目に化けることができる。

例として自分ゾロアークドリュウズジャラランガ相手トゲキッスの対面でドリュウズに交代してDMで暴れる→相手がドリュウズを止めようと死に出しにDMを切る→ドリュウズが倒れた後に死に出しでジャラランガに化けたゾロアークを出すことで読まれずに襷カウンターを決める、といったトリッキーな動きもできる。

 

〈諸説〉

・戦術誘導力はそれほど高くなく、それよりも初手の行動を誘導できそうだと考えている。甘えた置き行動をさせやすい(トゲキッスのエアスラやロトムのボルチェンなど)ため初手DMが機能するのかもしれない、考察不足。

→こう考えると初手拘りエースバーンやスカーフロトムなどを誘導しているのかもしれない。結局相手次第だが…

 

ゾロアークの化け先はタイプ補完がしっかりしているポケモン(霊など)がいいと思うかもしれないが襷型であればそんなことはない。それよりも化け先は攻撃的な並びを考えた方がいい。

珠積みアタッカーや拘り持ちの場合は意識したいが、現状タイプ受けできるエスパータイプが環境にいないこともあり厳しい。ゾロアークよりも速い高速アタッカーよりも更に速いドラパルトに化けて引かせるのがいいかもしれない。

 

ミミッキュに化けることで皮を貫通してこようとする型破り持ちやキョダイカキュウ、キョダイコランダといった物理DM技を誘いカウンター狩る動きが強い。ただし、パーティにギャラドスがいると特殊エースバーンを誘ってしまうたいカウンターが不発するため注意が必要。

 

・初手ゾロアークで初手DMしそうなポケモン(特性が発動しないギャラドス等)に化けることで、相手が初手DMに対応しようとDMを切ってくることがある。ただし、自分も叩きかカウンターかの択であるのに変わりなく、ダイジェットを押されるとそのまま後手に回りずるずる負けることがあるためDMを切らせるのが果たして正解なのかは不明である。それ故にイリュージョンがただの択製造機だと捉えられても仕方ないし裏のポケモンがバレる点も含めてこの特性の二大短所だと言える。

この様な記事は短所が目立たない方が良いと考えているが流石に書かないのはずるいため、最後の項目であるここでまとめた。

 

 

※そのうち追記するかも

 

最後に

他のポケモンとの組み合わせが無数にある故に開拓不足かつ開拓し甲斐があるポケモンだと思うので是非一度考察してみてほしい。個人的に好きなポケモンであるのでそのうち誰かが言語化して形にし、結果を残してくれることを願っています。

 

何か質問等あれば @zenchino115 まで