未来へのバトンタッチ

今アシストパワーの威力400くらい。

【ピカチュウ対戦チュウ最終3位】我ら悪いこと考えチュウ【ポケモン剣盾】

どうも、シグマです。

ようやく結果発表されましたね。ホワイト企業は先週までお盆休みがあるみたいなのでゲーフリ(?)もそういうところだと分かり安心しております

と下書きに残していましたが今週に入っても集計終わっていません。これは何か事件の匂いがするな…

 

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コンセプト 

・初手の行動を予め決めておき、相手の行動に応じて全対応を目指す。

アローラライチュウの役割を分散しながらアローラライチュウを通す。


考察

先に簡単なルール説明からすると、

ルール

・使用可能ポケモンピチューピカチュウ、原種ライチュウアローラライチュウのみ。ピチューピカチュウは確定、原種ライチュウアローラライチュウから選択での3体でパーティを構成するシングルバトル(以降f:id:shigumaaa:20220816110637j:image=ライチュウf:id:shigumaaa:20220816110653j:image=アロライ、区別しない場合は両ライチュウと表記)。
・試合時間20分待ち時間7分

ダイマックスあり

基本概要

・素早さ操作手段は高速移動、ダイアタック、エレキネット(対アロライ)のみ。

ピチューピカチュウライチュウは物理、アロライは特殊偶に物理で殴る環境であるため、基本的には物理環境。最大打点は穴を掘る媒体のダイアース。

種族値の違いとしてライチュウは60-90-55-90-80-110、アロライは60-85-50-95-85-110。物理耐久はライチュウの方が高い。

・初手ダイマ前提、後発ダイマ、積み、起点作り、耐久と型・戦術が豊富。

 

まず使用可能ポケモンが極めて少ないことにより、初手の展開を全て想定しながら構築を組む方法を取れるため簡潔に纏めてみることにした。その中で初手の展開負けがそのまま構築作成段階での幅を狭めてしまうため、最も単体性能が低いピチューを初手に置くことはあり得ないと早い段階で決めた。まずはどんな組み方があるのかを初期案として考えた。

 

①初手非ダイマピカチュウ 後発DM両ライチュウ

・電気玉猫騙し石火ピカチュウ+ピカチュウ抜きまで削ったB振りライチュウ

・電気玉高速移動ピカチュウ+巧みアロライ

初手のライチュウ対面でピチューに即引く動きが安定しない。ピカチュウダイマを切らせて両ライチュウを通すのがベストであり、猫騙し電光石火で例えダイマされてもいいみたいな考え方。高速移動守るだと対ピカチュウでアドを取りながら裏と対面できるが、ピチューのじたばたで倒されてしまう。初手シュカ両ライチュウに勝てなかったりと不安点あり。


②初手DMピカチュウ 後発両ライチュウ

ピチューダイマを枯らされる展開を考えるとピカチュウはダイナックルベースの瓦割りが欲しくてABベースがいい。両ライチュウは相手のライチュウピカチュウがダイアースで特防が上がった状態でラスイチ対面することを考えると物理の方がいい?両ライチュウの強い型を考えつければありより。

 

③初手非ダイマライチュウ 後発DMピカチュウ

・最も数値が高い両ライチュウを初手に投げてダイマされなければ殴り合い、ダイマされても最低限仕事をしながらダイマピカチュウを強く動かす。この形を活かすには両ライチュウピカチュウ共に高速移動+アンコールを入れたいか?ここまで1番強そう。


④初手DM両ライチュウ 後発ピカチュウ

ピカチュウは輝石耐久or猫石火で対面性能を高めてラス1ピカミラーに勝てる型。ピカチュウ同様ピチューダイマを止められる時にダイナックルを積むorウォール→悪巧みのような動きを取り入れたい。

〈メモ〉

ピカチュウは電気玉or輝石

・両ライチュウライチュウは3種類、アロライは5種類くらい型がある。

 

ざっくり書き出したが、ダイマするしないを置いておくと初手ピカチュウピカチュウに五分で両ライチュウに微不利、初手ライチュウピカチュウに微有利でライチュウに五分でアロライには微不利といった印象があり、それならばアロライ始動でそれぞれの型を固める方が最も対応範囲が広い構築を作れると考えた。

アロライを考える中で初手の守るで様子見から立ち回る動きで対応範囲を広げながらアロライの役割を分散させることができ、最終的にアロライを通すことができると考えた。また、この環境通して守るが非常に優れている技だと気づいたため、守る持ちアロライから考え始めることにした。

初手守るの強み

・初手ダイマがわかりやすく強くて多い環境でありピチューダイマを枯らすor切り返す動きが主流だが、アロライを最低限しか消耗をさせずにピチュー投げができる。

・逆に相手もこちらの初手のダイマを枯らそうとピチュー引きをしてくるため、比較的安定行動になる。

・守る自体が穴を掘るや猫騙しを防ぐために有用な技なので自然に採用でき、戦術に組み込める。

この時点でアロライは悪巧み+破壊光線持ちが最も強い型ではないかとそれなりに自信があったため、ピチューとアロライの型を一旦固定にして、コンセプトである全対応を目指して相手の初手の行動毎に動きを想定していきピカチュウの型を決めることにした。

 

8月9日時点での仮構築

・初手アロライ@食べ残しorシュカ BSベース

ドレキ破壊巧み守る

持ち物は未確定

ピチュー@襷 ASベース

じたばた猫エレキネット堪えるor甘える

ピカチュウ@??

 

展開メモ

初手ピチュー

初手悪巧みから入る。

〈メモ〉積めるだけ積んでドレキでeasyWIN。アンコール→両ライチュウ引き→ダイマ誘発ピチュー引きが面倒だが、そんなプレイングしてくる人は初手ピチューを投げないと思う。

残飯の方がいい。

 

初手ピカチュウ 後発両ライチュウ

初手守るから入る。

ダイマピチュー引き、ここで被弾するため残飯の方が旨味ある。ダイアースを打たれると3割前後入るためシュカだと抑えれるがそれでも後々のことを考えると残飯の方がいい。

②猫、のしかかり等…悪巧み→ドレキ。猫騙し後にダイアース打たれるのが1番きつい。シュカならある程度は解決。

アロライダイマ?輝石ピカチュウ用意して引く?

③高速移動…アンコorダイマが濃厚なのでピチュー引きしたいけど普通に殴ってくる個体もいる。シュカなら耐え。輝石ピカチュウ用意して引く?

〈メモ〉アロライが削れてしまった際に相手のダイマピチューで枯らせると裏が原種ライチュウならこちらのピカチュウが輝石なら勝ち切れるためアロライが削れてもマシだが(アンコあると面倒)、相手がアロライならこちらのアロライで対抗しないといけないため面倒。初手ピカチュウ後発アロライを意識するならピカチュウは猫泥棒持ちの電気玉型にするべき?

 

初手ライチュウ

守るから入る。

ダイマピチュー引き、ピカチュウ同様ダイアースを打たれるにしても残飯の方が良い。

②高速移動…ピチュー引きでダイマ切られなかったらピカチュウ引き?シュカでも引きたい。ピカチュウが輝石なら解決?

③攻撃…悪巧み?わからん()

〈メモ〉全体的に怪しいが、シュカのみの方が守る後に見てから動く際にHPを抑えられる。輝石ピカチュウがいると交代でいろいろ誤魔化せる。

 

初手アロライ

悪巧みから入る。
①悪巧み、高速移動…2ターン目ダイアタックでアドを取りにいく。悪巧み持ちで破壊光線を持っていることは少ないため、ダイサイコやダイストリームを切られても打ち合い有利であり対面勝てる。ダイアース持ちのアシパ型なら少し面倒。最も破壊光線が生きる相手。

②初手物理ダイマピチュー引き。相手のアロライをこちらのアロライで見る必要があるためいきなりHPが削られてと相当厳しいが、シュカでもアークが痛いのは変わりない。とはいえ初手の守るや交代も弱い行動なのでどうしようもない?

〈メモ〉初手ダイマされたらアロライでできることが限られるため、ピカチュウで捲れるだけの型にしたい→輝石巧み?アロライの素早さが勝ってるだけで気持ち有利。

 

この段階で考察に多少偏りがあるにしてもピカチュウの型を進化の輝石持ちHB型で採用することで全対応に近づけると共に、双方での詰めを両立できると考えて対抗案が出てこなかったためピカチュウの型を決定した。また、シュカが強く生きる場面がダイアースを直接受ける時のみであり、それよりも永続的に発動し続ける食べ残しの方が45戦単位で見ても総合的に生きると判断して食べ残しに決定した。残りの立ち回り方面を堅く決めて本番に臨んだ。

 

 

単体解説

アローラライチュウ

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性 格:図太い
特 性:サーフテール
実数値:137(12)-*-112(252+)-117(12)-106(4)-159(228)
持ち物:食べ残し
技構成:ドレインキッス / 破壊光線 / 悪巧み / 守る

〈調整〉

HB…意地ピカチュウの電気玉のしかかりが49.6~58.3%
  意地ピカチュウの電気玉電光石火が23.3~27.7%
  無補正ライチュウのダイアースが90.5~108.0%

  無補正ライチュウの泥棒が42.3~51.0%

C…+2ドレキで無振りピカチュウを57.2~68.1%

  ドレキ+破壊光線で無振りピカチュウを確定

  +2ダイアタックで無振りライチュウに97.7~115.5%

  +2ドレキで無振りアロライに31.8~37.7%

S…最速ピカチュウ抜き抜き抜き(目安)

ダイアースに頼らないと低火力になりがちなこの環境では、ダイマがないと殴りながら回復してそのまま勝てるドレインキッスとそれを支える悪巧みの組み合わせは強力であり、それに加えて食べ残し+守る+ドレインキッスで驚異的な生命力を待つ。

この環境ではピカチュウ・両ライチュウのS操作技が高速移動とダイアタック(とエレキネット)だけであり、ダイマで行動保障を持たせて殴りながらS操作できるダイアタックは最も打ち合い性能が高い技であり、アロライミラーも制することができる点を評価して採用した。他にはドレインキッス+破壊光線でピカチュウを倒せたり〆の技として打てたりと強力であったが、上手い相手だと素破壊光線読みピチュー引きを通されることがあったのが懸念点だった。

物理耐久、悪等倍、初手ダイマっぽい顔をできる点を評価して同じ型でライチュウにすることもできたが、対アロライでエスパータイプ等倍でゴリ押されると簡単に負け兼ねる点を重くみてアロライで使用した。

軸のポケモンとしてこれ以上ない活躍をしてくれたし、仮に同じ大会がもう一度行われてもこの型は変えないと思う。

 

ピカチュウ

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性 格:図太い
特 性:避雷針
実数値:139(228)-*-101(252+)-71(4)-71(4)-130(84)
持ち物:進化の輝石
技構成:波乗り / 願い事 / 悪巧み / 守る

〈調整〉

HB…意地ピカチュウの穴を掘るが67.6~80.5%
  意地ピカチュウののしかかりが35.9~42.4%

  無補正ライチュウの穴を掘るが41.7~50.3%

  無補正アロライのサイコショックが32.3~38.8%

C…波乗り(目安)

  無振りピカチュウに31.8~38.1%
  無振りライチュウに18.5~22.2%

S…準速ピチュー抜き

クッションだけでなく単体でライチュウごと倒し切れる型として輝石悪巧み持ちで採用した。回復ソースである願い事、願い事と相性が良く穴を掘るや猫騙しを防ぐことができる守る、遂行速度の遅さを補う悪巧みまで確定。攻撃技として打ち分けることができる高打点の波乗りを採用した。

守るで最高打点である穴を掘るを防ぐことができダイマを枯らした後だと基本的には受け切れることができるため、ピカチュウダイマを切らずとも単体で裏ごと詰ませにいけるの点を評価した。また、初手でダイアースを守って削れたアロライを願い事で回復する動きも強力だった。

きつい試合展開や型相手でもTOD勝ちを狙えるのが耐久型の強みであり、ネット大会における偉い要素だと言える。実際にダイマを切り合った後の高速移動+アンコールピカチュウがきついが、ピカチュウとアロライの守ると交代を屈指して逃げ切り勝ちをすることが対アンコールピカチュウの解答になっていた。

ただ輝石での採用は間違えてなかったと思うが、輝石の中での型選択は工夫のやりようがあったと大会が終わってみて感じた。具体的には穴を掘る高速移動アンコール願い事のHB振りとマッチングしてこれ使いたかったなと感心したし、考察不足を実感させられた。

 

ピチュー

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性 格:やんちゃ
特 性:避雷針
実数値:80-101(252*)-20-58(20)-36(↓)-110(236)
持ち物:気合いの襷
技構成:猫騙し / じたばた / エレキネット / 堪える

〈調整〉

A…じたばた(目安)

  B4ピカチュウに112.7%~

  B252ピカチュウに75.4~89.0%
  B4ライチュウに74.0~87.4%

HBD…じたばた意識で個体値0、火力ない波乗りやドレインキッスがダメージ少ないため特防下補正

S…S4ピカチュウ抜かれ

このルールのピチューの役割としては相手のダイマ枯らしとダイマ後の切り返しであり、襷以外あり得ないため襷で採用した。

技選択としてメインウェポンのじたばた、アロライの守るで様子見後ピチュー引きした時に唯一相手に何かできて対面性能も上がる猫騙し、なんだかんだ生きる堪えるは確定。アロライへの起点回避としてエレキナットを採用したが、アンコールや甘える等他にもあったと感じている。

数的優位を取れていてピカチュウTODを狙う際に願い事守るに穴を掘るを合わされた場合、ピチュー引きで穴を掘るを受ける→猫騙し→堪える→ピカチュウ引きで時間を使いながら穴を掘るを捌く動きをすることが2~3戦あった。

 

重いポケモン、立ち回り

・初手高速移動→ダイマピカチュウ

高速移動した後にのしかかりorアンコールorダイアースとどれをされてもおかしくない選択であり、全対応が存在しないため安定しない。

・初手ダイアース瞑想or巧み持ちアロライ

初手こちらは悪巧みを押すため削られた後に詰まれるともうどうしようもない。ピカチュウを物理にすると解決するかもしれない。

 

対戦して強そうだと思ったポケモン

・輝石HAB穴を掘る高速移動アンコール願い事ピカチュウ

クッションや詰ませの要素を保持しつつ更に対応範囲を広げた型。高速移動+アンコールの強さを期間中に思い知らされたため、もっと考察するべきだったし使っていたらまた変わっていたかもしれない。

・残飯穴を掘るアイアンテール高速移動アンコールアロライ

打ち合い、起点回避、詰ませ全て単体で完結できる。相手のダイマピチューで枯らせられれば尚良い。自分で握ったアロライの型が充分強かったが、これも強そうだと感じたし結果を残していたので納得した。

 

大会のためにやったこと

・メロメロ対策でピカチュウとアロライの性別をそれぞれ逆にした。

一度もメロメロされなかった…

 

・リーグカードをピカチュウ仕様にした。

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サブロムで一度だけ同じことをやってる人に当たって一人握手してた👏

 

ピカチュウをキョダイマックス個体にした。

通常よりもキョダイの方がダイマ時の声が面白いしキョダイマックス個体にし得!wってダイキノコを与えた。しかしこれが大きな誤ちだと気づいたのはサブロムの参加登録をした後だった。帽子を被ったピカチュウに進化の輝石が適応されないことは事前に検証していたため知っていたが、キョダイの姿までは何も考慮していなかった。呑気に一ロム回していると何かピカチュウに対するダメージがおかしいことに気づき、調べたところ…

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キョダイマックス個体には輝石が適応されないことが判明した。どうか指差して笑ってほしい。泣く泣く本ロムは通常個体に戻したが切実にダイキノコ9個返してほしい。

 

 

結果

TNバルバドス最高レート1882最終レート1862

輝石が適応されなかったサブロムは最高レート1784

集計が終わり次第最終順位を追記してタイトルを変更します。恐らく3~5位辺りだと思います。

 

[追記]

最終3位でした。使用率等も色々とガバかったので集計に何らかのトラブルがあったと予想。

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- YouTube

いつもの垂れ流し動画です。24~45戦でずっと高レート帯にいるので楽しめると思います!

 

公式大会の最高レートを約4年ぶりに更新することができてあわよくば夢の1900の高台に乗ることができそうでしたが、後一歩、いや二歩は及びませんでした。ただ久しぶりに1800超のレート帯でたくさん対戦することができて昂ぶったしこの結果にも満足しています!これからも遊び尽くすぞ〜

 

あとはシングルの方も剣盾最後まで走り抜きます。特に来期はポケリーグオフ関西予選もあり参加するつもりなので、ガチのマジのマジのガチで取り組みます(*^ ^*)

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

何かあれば@zenchino115まで

【S32最終25位】ムーンライトブラックスター【剣盾シングル】

どうも、シグマです。

いや〜来月のルールが発表されましたね〜最後まで化け物ルールです。皆さんも僕と一緒に化け物になりましょう。

ということでシーズン32お疲れ様でした〜!

 

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構築経緯

今月22~25日に行われたコイキング大会を終えてからランクマをどうするか考え始めたが、時間が限られていたため寄り道せず効率よく構築を作るために久しぶりに環境考察から使いたい軸を見つけることした。軽く書き出したところ、

・黒バドザシアンにジガルデが強く出せると認知、それに伴い増加(今考えると諸説?)

・ルギア、ジガルデ等の絡め手禁伝の増加、対策必須

・ダイナイベルの対策必須、ゼクロムが増えているという情報が多い

と纏まったが、これらはどれも氷タイプが一貫している点に着目して前期使用していた白バドと龍舞レシラムを足して2で割ったような性能である龍舞両刀ホワイトキュレムを試した。少し試した段階で白バドとは違いザシアンに対してのダイアース択があまりにも不利且つ不毛であり攻撃方面での中途半端さが気になったので、特化ゼルネアス+ゴツメの形のようにザシアンへの引き先を用意してブラックキュレムにした方が最終的に安定した強い構築に仕上がりそうだと感じたため、f:id:shigumaaa:20220801152334j:imageブラックキュレムから組み始めた。

基本選出の数値を高めるためにザシアンへの引き先は禁止伝説に任せることにした。候補としてはHBルギア、HB日ネク、HBルナアーラ、HASスカーフホウオウだったが、HB日ネクは個人的にあまり評価しておらず、ルギアは挑発を始めメタ対象になっており、日ネクを一緒に見れる点を評価してf:id:shigumaaa:20220801153715j:imageルナアーラに決めた。

次に黒バドレックス系統に強く展開できてブラックキュレムの起点を作れるf:id:shigumaaa:20220801153726j:imageガオガエンがすぐに決まり、ザシアン相手に2つ目の選出として参入できて中堅禁伝あるあるのゼルネアスやゼクロムが重くなりがち問題を解決できるf:id:shigumaaa:20220801154001j:imageメタモンも決まった。

上記4体+水ロトム+ドリュウズでしばらく回していたが、水ロトムが想像以上にザシオーガ相手に機能しなかったため、ザシオーガに選出できて何かしらの起点が作れるポケモンとしてナットレイに変更したところうまくハマったのでf:id:shigumaaa:20220801154343j:imageナットレイに決定した。それに伴いゼルネアスを重くみて入れていた鋼枠を圧縮することができたので、ここまで電気の一貫も地面の一貫も切れておらず、重いイベルザシアンに珠を持たせなくても強く出せそうなポケモンとしてf:id:shigumaaa:20220801154524j:imageチョッキランドロス以外思いつかなかったので変更して完成した。

 

f:id:shigumaaa:20220801154739j:imagef:id:shigumaaa:20220801153715j:imagef:id:shigumaaa:20220801153726j:imagef:id:shigumaaa:20220801154524j:imagef:id:shigumaaa:20220801154343j:imagef:id:shigumaaa:20220801154001j:image

ブラキルナの並び厨二感満載ですこ

 

単体解説

ブラックキュレム

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性 格:陽気
特 性:テラボルテージ
実数値:201(4)-222(252)-120-*-110-161(252+)
持ち物:命の珠
技構成:氷柱針 / クロスサンダー / ボディプレス / 龍の舞

〈調整〉

A…ダイアイス+珠ダメ+霰ダメでB4イベルタルに399~

S…準速99,100族意識の最速

破壊枠。ホウオウやルギア、ジガルデと自然と対策枠を用意するのが難しい禁止伝説相手に取り巻きのポケモン含めて明確に強いのが非常に素晴らしい。他にもカイオーガに有利、イベルタルダイマの撃ち合いでは有利、黒バドに明確に不利ではないとザシアン以外には比較的強く動かせるのも強みの一つ。

優秀な技範囲として氷柱針とクロスサンダーは確定、ゼクロムの場合は珠でもフルアタになる場合はあるがブラックキュレムを使う上では龍の舞は必須だと感じていたため確定。初めは日ネク相手に選出できるようになりメタモンにコピーされたルナアーラを切り返せるシャドークローで使っていたが、ルナアーラによって悪やノーマルの被選出率が高く、ダイマ時に暇な時に打つ技がなかったのが癪だったのでダイナックル媒体としてボディプレスに変更した。ザシアンがいないジガルデ軸やホウオウ軸に対して舞わずにダイマックスで崩せるプランを取れるようになったため変えて正解だった。

非常に大活躍してくれたが、このポケモンの弱みとして珠ダイジェット+αでザシアンを倒せないため、相手にザシアンがいるだけで初手からダイマックスを切れないので一見有利に見えるカイオーガやホウオウにもダイマックスを切られて簡単に有利不利が逆転してしまうところである。この一点のみが明確な弱点だと感じたしこれに当てはまらないゼクロムやレシラムは初手ダイマのプランも取れる積みアタッカーとして運用できると学んだ。

 

ルナアーラ

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性 格:図太い
特 性:ファントムガード
実数値:243(244)-*-155(252+)-158(4)-128(4)-118(4)
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:シャドーレイ / 気合い玉 / 電磁波 / 月の光

〈調整〉

C…シャドーレイがH252D4ザシアンに33.6~39.6%(目安)

HB…特化ザシアンの+1巨獣斬が54.7~64.6%
  無振りガオガエンDDラリアットがファントムガード時に34.5~41.9%(目安)

  色々耐えたいため厚く

HD…臆病黒バドレックスのアストラルビットを6/16耐え

S…麻痺したスカーフ90族抜き

クッション兼展開枠。ザシアンに投げて定数ダメージを与えつつ引かせるor麻痺を入れるのは勿論だが、ルナアーラに後投げできるノーマル・悪タイプのポケモンは皆受け気質なのでそこから試合を展開できる。特に対ガオガエンDDラリアットが半分入らないことがほとんどであるため、堪らず逃げの際に押す蜻蛉返り含めてチョッキガオガエンを一方的に削ることができるのが自分視点だけにある認識のズレが強みだった。

一貫性あるシャドーレイと月の光は確定。ザシアン引き後に押せる技としてザシアン居座りにも刺さるだけでなく、交代先の悪・ノーマルタイプに通りブラックキュレムとの相性に優れる電磁波も確定。この3つで割と完結していたため、頻繁に対面するであろう悪・ノーマルタイプを麻痺と合わせて倒してしまえる気合い玉を採用した。前述した通り気合い玉を打つ相手は遂行速度が遅めであり、ルナアーラで詰め切る構築ではないため外しが負けに直結することはほとんどなかった。とは言えガオガエンに当たると1サイクル分減ることがあったりゴツメ+気合い玉で襷悪ラオスに勝ててしまえたりとなんだかんだ毎回気合いを込めていた。

 

ガオガエン

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性 格:慎重
特 性:威嚇
実数値:201(244)-136(4)-112(12)-*-154(236+)-82(12)
持ち物:食べ残し
技構成:フレアドライブ / DDラリアット / 捨て台詞 / 挑発

〈調整〉

HD…黒バドレックスに投げるので厚く

S…ポリ2の上から挑発押したいのでお気持ちの12振り

クッション②。ブラックキュレムを通したりルナアーラでのTODルートを補助したりと他を生かすための捨て台詞のバリューの高さが好きすぎるため、チョッキではなく食べ残しを持たせた。食べ残しだと繰り出し回数が増えたりイカサマ冷ビポリゴン2相手にテンポが取れたりと突撃チョッキ以外で使う場合には優先して持たせたい道具である。

技は捨て台詞は確定。後述の基本選出にも書いているが対黒バドザシアンにおいてダイマックスをさせたいためタイプ一致ツーウェポンを採用した。ポリゴン2やラッキーに打つだけでなく起点作成技としても生きる挑発を採用した。

S30でガオガエンを軸の一角としていたが全然上手く使いこなせずに勝てなかったため、剣盾の間に和解することができてよかった。

 

霊獣ランドロス

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性 格:意地っ張り
特 性:威嚇
実数値:177(100)-216(252+)-111(4)-*-101(4)-130(148)
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:地震 / 空を飛ぶ / ストーンエッジ / 蜻蛉返り

〈調整〉

A…ダイジェット+ダイロック+砂ダメ2回+珠ダメ2回でB4サンダーをほとんど落とせる、B4イベルタルは8割くらいで落とせる

HD…控えめイベルタルの珠ダイジェット+ダイアークをダイマ時に確定耐え

S…HPにこれ以上振る必要はないと判断して残り

補完枠。イベルザシアンやホウオウザシアン、ダイナ絡み相手にブラックキュレムの代わりに又は一緒に選出する。

ルナアーラから展開する構築であるため、それが許されないイベルタル相手にはこのポケモンを上手く扱う必要がある。イベルタルと対面した際にダイジェット+ダイロックでイベルタルと打ち合えるためそれをメインプランとするが、試合展開次第ではダイマックスを切らずに後攻蜻蛉返り→ブラックキュレム着地ダイマックスのプランも取れる等幅広く立ち回れるために蜻蛉返りを採用した。

 

ナットレイ

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性 格:呑気
特 性:鉄のトゲ
実数値:181(252)-138(188)-176(68)-*-136-22
持ち物:ヨプのみ
技構成:ジャイロボール / タネマシンガン / ステルスロック / 宿り木の種

〈調整〉

A…H252B4ザシアンに対してインファイト後ジャイロボール+鉄のトゲ3回で確定

HB…特化ザシアンの+1巨獣斬+インファイトをヨプのみ込みで確定耐え

S…最遅

補完②。黒バドザシアンに選出する必要がないのとブラックキュレムとの相性を評価して、S29で使用した型から叩き落とすをステルスロックに変更した。

当初はオーガザシアンに選出するために採用したが、S29の先発ゼルネアス後発ナットレイの形と同様にルナアーラが選出できない相手にもブラックキュレムを初手に置いて強く扱いやすくなりうまく構築にハマってくれた。

後は構築がウーラオスが重いため悪であろうがよく相手してもらった。

 

メタモン

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性 格:生意気
特 性:変わりもの
実数値:155(252)-68-88(92+)-68-89(164)-47
持ち物:拘りスカーフ
技構成:へんしん

〈調整〉

DL対策

S個体値0

誤魔化し枠。禁伝環境は長いがなんだかんだ最終日構築にいるのは初めて。

ザシアン系統への選出歪ませ性能が凄く、特に黒バドザシアンにはザシアン+ザシアン受け+補完(黒バドは出せ辛いがシャドーレイが一貫する)、又は黒バド+黒バド受け+補完(ザシアンは出し辛いがブラックキュレムが通る)のよつに選出に組み込むかどうかは問わず選出画面での仕事量は随一だと感じた。と思わせて普通に黒バドとザシアンを両選出されまくったから単純に黒バドザシアンへの理解が足りないのを実感させられた。

 

選出

・対黒バドレックスザシアン

f:id:shigumaaa:20220727052436j:imagef:id:shigumaaa:20220727052515j:imagef:id:shigumaaa:20220731051323j:imageorf:id:shigumaaa:20220731050931j:imagef:id:shigumaaa:20220731050722j:imagef:id:shigumaaa:20220731050929j:image

一般枠がサンダーランドロスのようなメタモンのケアが難しそうな相手には前者を、ラキヌオーのようなケアできそうだがブラックキュレムが通せそうな相手には後者を選出する。同居しがちなガオガエンには前述の通りルナアーラで返り討ちにできるため、それを生かして展開有利を狙いたい。相手によって選出が変わるためむむむ指数が高い。

 

・対イベルタルザシアン

f:id:shigumaaa:20220731050931j:imagef:id:shigumaaa:20220731050722j:imagef:id:shigumaaa:20220731050929j:image又はf:id:shigumaaa:20220731052805j:imageを絡める

初手イベルタルを流してザシアンにルナアーラを後投げしてイベルタル引きに電磁波を入れた後、ガエン引き捨て台詞でブラックキュレムを着地させるのが理想。地面が一緒に出されるためブラックキュレムで圧を掛けたいがきついより。カバルドンポリゴン2がいない相手にはランドロスを優先して処理しようとイベルタルで打ち合ってくれるため、そういう相手にはそれに付き合ってイベルタルを処理しにいくといい。

 

・対カイオーガザシアン

f:id:shigumaaa:20220731051102j:imagef:id:shigumaaa:20220727052436j:imagef:id:shigumaaa:20220727052427j:image

ザシアンがいなければブラックキュレムが、カイオーガがいなければルナアーラが、サンダーがいなければナットレイが、と誰かが通るため状況に合わせて通したいポケモンを吟味する。同居されがちなウーラオスが重いため初手ナットレイを投げたい。ザシアンがヌケニン意識で噛み砕くや炎の牙を持っていることが1番多い相手でありルナアーラナットレイ共に刺さるためその点は厳しい。

 

・対ムゲンダイナイベルタル

f:id:shigumaaa:20220727052515j:imagef:id:shigumaaa:20220727052427j:imagef:id:shigumaaa:20220731050722j:image

初手捨て台詞から入り相手のダイナの型と技を見て身代わり毒ならブラックキュレムを、身代わりがなければ電磁波を入れてガエンに引いてブラックキュレムを着地させる。毒身代ならガエンで後攻挑発を押した後に捨て台詞でブラックキュレムを着地させる。再生切り黒ヘドは無理。

 

・対ホウオウ絡み

f:id:shigumaaa:20220731050722j:imagef:id:shigumaaa:20220731050931j:imagef:id:shigumaaa:20220731050929j:imageorf:id:shigumaaa:20220731052805j:image

ザシアンならランドロスが、ザシアン以外ならブラックキュレムが通るためそれを目指してルナアーラ始動。ルナアーラが燃えていいかを考えてブラックキュレムが聖炎を開けないように着地させたい。

 

・対ジガルデ絡み

f:id:shigumaaa:20220731050722j:imagef:id:shigumaaa:20220731050931j:imagef:id:shigumaaa:20220731050929j:image

ルナアーラで盤面維持しながらジガルデを出されたらガエン引き→後攻捨て台詞でブラックキュレムを着地させて行動回数を稼ぐ。ザシアン以外には龍舞をする優先度も高くはないため、ダイマックスで積極的に荒らしにいくこともあるが、基本的には相手のダイマックスのタイミングに合わせてダイマックスを切ると負けることはほとんどない。

 

・対ゼルネアス絡み

f:id:shigumaaa:20220731051102j:imagef:id:shigumaaa:20220731051323j:image@1

オーロンゲが出されがち&ゼルネや黒バド、日ネクとどれも相手できるナットを初手に置いて、ゼルネ対策のメタモンで後は補完。対ゼルネを考えるとナットかメタモンダイマを切りたいためダイマに依存しないルナアーラを出したいがゼルネや黒バドに隙を見せてしまう。

 

重い相手

カバルドンイベルタルザシアン

対イベルザシアンで書いた通りルナアーラザシアン対面は電磁波を押さないとイベルタルにジェットされるだけで負けるが、イベルタルに引かずにカバルドンを後投げして展開されるだけできつい。ステロも刺さるしランドロスも止められるしで、めちゃくちゃきついことしたり電磁波でうまいこと痺れてくれないと勝てない。最不利。

 

・悪ウーラオス

ナットレイインファイトを打ってもらったりルナアーラを失うつもりで気合い玉を当てたりメタモンを絡めたり、誤魔化しは効くものの単体では1番面倒くさい。

 

それ以外は特別きつい相手はいないため、見た目以上に質が高く完成度が高い構築に仕上がったと思う。

 

結果

TNバルバドス 最終25位最終レート2022

最高レートは2059

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最終日垂れ流し動画:投稿次第貼ります。

 

 

また変わった禁止伝説の並びでそれなりに勝てて満足しています…が、1桁帯での勝負所での技選択が弱いことがありその力を養うのが課題だとひしひしと感じました。これは最近の指振りやコイキングのような公式大会にも当てはまってるおり、そのためには中盤のうちから上位帯で構築を回して直近の自分に自信をつける必要があると思うので、今後はその辺りを意識しつつ引き続き楽しみながら試行錯誤していきたいね。

 

ここからは語りだけど、最終日の戦いはメンタルゲーだと感じました。特に今月は運負けツイートや相手批判が異様に見受けられた印象があり、怒ったり萎えたり自分の気持ちに嘘をつくのは間違ってないと思うしそれで発散できるのであれば何も言えない。だけど、精神面でズルズル負け込むことはこのゲームでよくあることであり、特に最近はデフレ故に2桁間でのレートの詰まり方が凄まじいのでその一度の崩れでそのまま立て直せなくて終わってしまうみたいな人が多いんじゃないかなと考えてました。正直自分は特別鋭いプレイングとかで勝つよりかは潜り方や取り組み方の細かい所で勝ってる人間だと思ってます・。・

なので、こんな語りまで見てくださっている方には最終日や終盤に気持ちが途切れそうな負け方をした時には10~30分程度時間を空けて自分に合うリラックス方を見つけて実践してみてほしいです。少なからず変わると思います!!

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました(о´∀`о)

何かあれば@zenchino115 まで

 

 

【S31最終8位】CrossFireバドレックス♪【剣盾シングル】

シグマです。

今回は密かに企んでいた白バドと共に最終1桁という目標をなんとか達成することができました!

 

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(最終的に使用した白バドのS0個体)


構築経緯

詳細は省くがポケ徹にハリーセンの育成論を投稿する事になった&このルールも折り返しを迎えてそろそろ白バドを使いたいなと考えていたので白バド+ハリーセンホワイトハリセーンの並びからスタート。完全に言いたいだけ。育成論はこちら

 

これまでにいくつもの白バドの形を考えてきたが、個人的には初手ダイマ+後発f:id:shigumaaa:20220701182654j:imagef:id:shigumaaa:20220701182657j:imageミミッキュ白バドが一番強い形だと確信していたのでそれを目指す事にした。この形の強みとして、

・白バド自身は当然ダイマしても強いがダイマに依存せず初速から高火力で殴ることが強みであり、抜群をつけないとダイマ相手には勝てないことがあるが、初手のダイマで相手にダイマを切らせるとミミッキュで容易に枯らした後に通すことができる。

・トリル化の3ターンで倒しきるのが理想であるが、相手が3体いる状態で一度でも一撃で倒せないとトリルターンがその時点で枯れてしまうため、ミミ白バドの形にするなら残数を減らすことを最優先したい。

ステルスロックが抜群なのでサイクル戦をしかけても途中で消耗してしまい耐久を生かしきれない。特に今期はどの並びにもラッキーがいたため撒かれる頻度が高い環境だった。また、トリル化ではないと基本的に下から殴るので追加効果を引きやすい。

ここで、もう一体の禁止伝説を決める際に欲しい要素として

ダイマを切ってこないザシアンやウーラオスにHPを半分程度残して勝てる、ダイマ込みでサンダーや霊獣ランドロスに強い。ガオガエンポリゴン2ナットレイヌケニンに強いと尚良い。

・ダイジェットができる。またダイマが切れても相手にダイマックスを強制させるだけの高火力を放てる。

・白バドを通すことが厳しい日食ネクロズマ軸相手に強く戦える。

これらが求められる。ホウオウ→カイオーガパルキアディアルガ→と試して最終的にf:id:shigumaaa:20220701182751j:imageレシラムが一番使用感が良かったため使用した。

(6月下旬に行われた金字塔オフでは決勝トーナメントがBO3ということで物理レシラムが最大限に活かされないと判断してディアルガを使用。)

 

初手のレシラムでは霊獣ランドロスカバルドンが嫌なので、それらを見ても臆せずに選出できてザシアンやウーラオスにも強いポケモンとしてf:id:shigumaaa:20220701182756j:imageサンダーを採用した。

「禁止伝説サンダー+ミミ白バド+ザシアンに仕事できそうな起点作成ハリーセン+補完」の形をシーズン通して試行錯誤していて実際にオフでも準優勝という結果を得ることができたりハリーセンを選出した試合の勝率がだいぶ高かったりと順調だったが、ハリーセンが最も出せるホウオウサイクルに対してホウオウが身代わりを持っていた際に択次第では普通に負けることや日ネクやイベルタルが増えてきたことにより、吹き飛ばしを使えて同様の活躍を見込めるカバルドンの方がよくね?と気づいてしまったので、中旬から最終日前日まで使用しており軸の一角であったハリーセンを泣く泣くf:id:shigumaaa:20220701182759j:imageカバルドンに変更。

最後一枠はミミ白バドが通せない相手に別の対面的な選出を組み込めつつ日ネクや一貫している黒バドに動きやすいf:id:shigumaaa:20220701182754j:image悪ウーラオスを採用して完成した。

 

f:id:shigumaaa:20220701182657j:imagef:id:shigumaaa:20220701182751j:imagef:id:shigumaaa:20220701182654j:imagef:id:shigumaaa:20220701182756j:imagef:id:shigumaaa:20220701182759j:imagef:id:shigumaaa:20220701182754j:image

 

単体解説

白バドレックス

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性 格:勇敢
特 性:人馬一体
実数値:207(252)-238(252+)-171(4)-*-150-49
持ち物:達人の帯
技構成:ブリザードランス / 十万馬力 / 身代わり / トリックルーム

〈調整〉

A…+1馬力、ダイアース、ブリラン+馬力でH252B4ザシアンをそれぞれ確定

 ダイアイスでB4イベルタルを13/16

 ダイアース+珠ダメでダイマエースバーンを確定

HB…陽気エースバーンの珠火炎ボールを確定耐え

  無振りナットレイのジャイロを身代わりが15/16耐え(S実数値51だと10/16耐えまで落ちてしまう)

HD…臆病黒バドレックスのアストラルビットを5/16耐え

S…最遅ラッキーと同速、トリル化で最遅に確定負けなの嫌なので同速以上の勝負にした方がいいと最終日に変更

※オフ含めて最終日の夕方まではS2個体を使用

白い馬。

盤面さえ作れば日食ネクロズマ入り以外の全てに構築に通すことができる。このポケモンを通すためには「トリルしてからの着地方」と「トリル化での殴り方」の2点である。着地の問題は後述のミミッキュを信用していたため特に問題はなかったが、殴り方に関しては択や殴る回数を減らすべく他のポケモンで残数を減らしたり呪いで起点を作ったりすることを構築段階で意識した。これに関してはトリル残り1ターンでザシアンの前で十万馬力で縛れる状況を作るとザシアン以外の前でトリルを再展開できる、ダイアースで耐久を底上げして黒バドの前でトリルを再展開する等、練度の問題でもあると感じた。

またこのポケモン「身代わり」が予想を遥か上回るほど強力であった。簡単に説明すると、

・相手がトリルを枯らす策としては氷半減↔︎地面半減で受けるかダイウォールを屈指するかのどちらかだが、そのどちらにも対応できる見えづらい安定択として機能する。特にザシアン対面で地面技を透かす際に一度身代わりを張れてしまうと身代わり状態のまま縛りの継続ができるため、トリルターンが終わっても再展開できる。

・基本的にミミッキュの呪い切りから展開するため、それに合わせて立ち回りの幅が広がる。

・低速の欠伸、甘える、宿木の種等の状態異常を透かせる。

等この技無しでは考えられないほど打つ場面があり、ここ最近では一番強い技を見つけ出せた自信がある(正直性能だけならラスカゼルネ以上)。ステロの削りもそうだが、この戦い方だと上から縛るorザシアンや黒バドを始めとした禁伝に上からワンパンされることが殆どなので、身代わり分のダメージはそこまで気にならなかった。草技はカイオーガや水ウーラオスくらいにしか無くて困る相手はいないので優先度は落ちると感じた。

持ち物に関して、白バドは等倍高耐久相手にはまだ絶妙に火力が足りないためずっと溶けない氷を使用していたが、A+1白バドとラス一ザシアンが対面して無限に落としきれない(62.5%)のがこの構築の唯一のストレス要素だったので最終日深夜に達人の帯に変更した。当然ブリザードランスの方が打つことが多いためどちらを重視するべきが悩んだが、ザシアンを確定で落とるという事実が立ち回りの安定に繋がった、はず。他の有力候補としてあるのがリリバの実だが、守りの持ち物は構築の穴埋めとなり攻めの持ち物はシーズン通して勝率を上げるものだと認識しており、今回は上から殴り続ける戦術なのでその勝率を上げる性能をより引き出せる火力upアイテムを評価していた。

 

レシラム

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性 格:意地っ張り
特 性:ターボブレイズ
実数値:185(76)-184(220+)-121(4)-*-141(4)-136(204)
持ち物:命の珠
技構成:フレアドライブ / 逆鱗 / ダブルウィング / 龍の舞

〈調整〉

A…ダイジェット+ダイバーンで図太いラッキーに329~389
  ダイドラグーンでB4カイオーガを14/16
  ダイドラグーンでB4レシラムに312~(メタモン確定)

HB…意地ザシアンの+1じゃれつくを確定耐え

HD…控えめサンダーの珠ダイジェット2回+珠ダメ2回をほぼ耐え(~372)

S…90族や遅いゼルネ抜けてたら嬉しいくらい

ミミ白バドを通す際のメインエース。ダイジェットは縛れている相手や余裕がある時にするくらいで基本的には目の前に通る一致技を押して倒し切ったり相手に渋々切らせる状況にして残数を減らすことが第一目標である。それだけでなく、ダイマメインで初手に投げても裏の白バドにダイマ権を残すことができるため、盤面次第では持ち前の耐性を活かしてローリスクハイリターンの龍の舞を押せる点もこのポケモンの、この構築の強みである。サンダーと並べることでバンギラスやラッキーの被選出率が高い点でも物理型は強力だった。

中速+構築にトリルを採用しているため、トリル化でタイプ一致技を押しつつトリル最終ターンにダイジェットを押す動きが頭にあるだけで試合プランを立てやすくなるため覚えておきたい。

初手ダイマエースだけに止まらず、ミミ白バドを使う上で通せない日ネク系統には積みエースとして強く動けたので、白バドの弱点である対日ネクの勝率の低さを克服することができた。

 

ミミッキュ
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性 格:図太い
特 性:化けの皮
実数値:161(244)-*-145(252+)-*-127(12)-104
持ち物:ジャポの実
技構成:身代わり / トリックルーム / 呪い / 痛み分け

〈調整〉

H…ステロ+皮ダメ+身代わり3回で残りHP1
HB…陽気ランドの珠ダイジェット+皮ダメを8/16耐え
  陽気エスバの珠キョダイカキュウを15/16耐え、意地だと7/16耐え
  タイプ一致イカサマを身代わりが確定耐え
HD…控えめレシラムの140ダイバーンを15/16耐え
  トレースポリ2の無振り冷ビを身代わりが15/16耐え
S…個体値6~7,無振り85族抜かれ

※A0且つそれっぽいSのレイド産色違いがいたため使用

白バドの最高の相方。このポケモン無しで白バドは考えられない。

動かし方は2番目に投げて身代わり→身代わり→トリックルーム→呪いで自主退場して白バドに3ターン残して繋ぐのが基本的な動きである。この3つの技は確定であり、S24ではシャドークローを使っていたが、結局目の前を安直に殴って透かされることを考えると白バドに繋ぐ方が安定するため無くても本当に問題が無さそうだったため痛み分けに変更。これにより、従来の呪い型のように誘うラッキーやポリゴン2等の耐久ポケモンの前で好き放題荒らすことができ、頃合いを見てから白バドに繋ぐことができるため、この技一つのお陰で出来ることが広がった。

ジャポの実はジャポダメ+呪い一回+帯ではない十万馬力でB4ザシアンに200~と処理が美しすぎるだけでなく、初手レシラムでダイマを切るのが拒まれる地面タイプ相手に素引きすることで襷を削りつつ展開できたりと役に立った(この動きは意外とやったため立ち回り欄に記述)

 

サンダー

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性 格:臆病
特 性:静電気
実数値:165-*-106(4)-177(252)-110-167(252+)
持ち物:鋭い嘴
技構成:ライジングボルト / 暴風 / 熱風 / 身代わり

〈調整〉

S…霊獣ランドロス意識で最速

採用理由としてランドとカバルドンを最重視していたため臆病で採用しオフまではラムの実を持たせていたが、身代わりを屈指すれば何とかなりそうだと感じたのとランドとのダイマの打ち合いやオボンカバ相手に火力が足りなかったので鋭い嘴に変更した。初手ダイマ以外の幅が狭く、レシラムが地面タイプと対面してもミミッキュに引く動きを取り入れるようになったのもあり選出率は低かったが、終盤イベルタルが爆増したため選出した際には活躍していた。

 

カバルドン
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性 格:腕白
特 性:砂起こし
実数値:215(252)-*-167(108+)-*-111(148)-67
持ち物:メンタルハーブ
技構成:地震 / 欠伸 / ステルスロック / 吹き飛ばし

〈調整〉

HD…控えめサンダーの珠ダイジェットを確定耐え

ハリーセンの意思を引き継ぎし者。当然だが行動保障と起点回避力が段違いだったし、やれることが多いだけで強みだった。

持ち物に関して、環境にラッキーやルギアの増加に伴い挑発の需要が高くなったのに加えてイベルタルが爆増したので、メンタルハーブを持たせたがこれが大正解だった。イベルタルやオーロンゲ始め黒バドやガオガエン意識しづらい挑発を防いだだけでなく、イベルダイナ×ヌケニンゴチルゼルに対してゴチルにキャッチされても一度までなら吹き飛ばしで無効化できるため、怯えることなく選出できた点でも生きた。

ホウオウ以外のザシアン入りには投げないこともあり、オボンの実ではないせいで窮屈だと感じることは少なかった。

 

一撃ウーラオス
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性 格:意地っ張り
特 性:不可視の拳
実数値:175-200(252+)-121(4)-*-80-149(252)
持ち物:気合いの襷
技構成:暗黒強打 / インファイト / 不意打ち / ストーンエッジ

補完対面枠。

日ネクやホウオウ絡みに投げるだけでなく、白バドとウーラオス共に刺さっている相手には初手ウーラ裏ミミ白バドみたいなダイマを残せる選出をすることもあった。白バドが溶けない氷ではなく帯に変更したと共にホウオウを重くみてカウンターからストーンエッジに変更した。

 

基本選出

・対ザシアン系統全般(オーガ黒バドイベル)

初手f:id:shigumaaa:20220701171144j:imageorf:id:shigumaaa:20220701171201j:image後発f:id:shigumaaa:20220701171215j:imagef:id:shigumaaa:20220701171217j:image

※体感選出率はレシラム:サンダー=8:2

プラン①…初手ダイマで一体持っていきつつ相手にダイマを切らせてミミ白バドで切り返す。

正規ルート。ここまで触れた通り、残数を減らしてテンプレ通りにミミッキュを動かして白バドの身代わりを効果的に活かすかが全てである。対面の動きだが意外とやれることが多いため、最初は初手ダイマで動かし方を慣れると良い。

プラン②…初手地面タイプにダイマを切りたくない場合にミミに引いてトリルを展開して白バドを非ダイマで動かして暴れた後にダイマレシラムを通す。

オフ以降練度が高まってきた際に確立してきた動き。白バドの段階では相手がまだ消耗しきっていないため通すことはほぼ無理だが、非ダイマの削り・荒らし性能は尋常ではないためそこからレシラムのダイジェットの起点にすることを目標にする。

 

 

・対ホウオウザシアン、日ネク全般

初手f:id:shigumaaa:20220701172033j:image後発f:id:shigumaaa:20220701171144j:image@1(サンダー以外)

この手の並びはカバルドン対策を抜群打点ではなく挑発や定数ダメージでしてくることが多かったため、メンタルハーブが生きて安定した起点作りを行うことができる。メタモンがいるだけで選出が歪んでしまうがなんとかなった。

 

・対ムゲンダイナイベルタル

初手f:id:shigumaaa:20220701172033j:image後発f:id:shigumaaa:20220701171215j:imagef:id:shigumaaa:20220701171217j:image

この手の並びはヌケニンメタモン以外で氷の一貫が切れてないことが殆どなので、白バドを通すことだけを考えていた(レシラムではイベルタルに勝てないため)。構築段階でできる限りヌケニンを呼ばないように全力を尽くしたが普通に出されていたので、初手珠ダイアークで飛ばされた後裏にヌケニンがいるだけで即降参の流れが3回はあった。

 

主にこれくらいだが、選出幅は見た目以上にあったので、そのうち追記予定。

 

基本選出をしていれば問題ないが、最終日動画を見てもらえるとわかりやすいはず。

https://youtu.be/duHvdJt4ITU

 

結果

TN バルバドス 最終8位最終レート2061

TN cross*fire     最終3桁

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f:id:shigumaaa:20220701174432j:image

 

 

 

S15で初めて白バドを使っていた際、魅力的な性能に惹かれつつも最後溶かして終わってしまい、これまで中々日の目を浴びることがなかったこともあり今期か或いはこのルールが終わるまでには1桁に立たせてあげたいと臨んで今月は取り組んでいました。

過程で見るとずっと最前線で戦えていたわけではありませんでしたが、最後の最後で上振れて1桁に滑り込むことができました。S15、S24と逃し続けてきましたが、今回でようやく自分の手で初の1桁を与えてあげることができました!白バドおめでとう、そしてありがとう。

あとレシラムも期待以上に活躍してくれました。白バド×レシラムのホワイトコンビは自分も気に入っており、カッコいいと褒めてもらえて嬉しいね。

 

あと、氷×炎ということでcross*fireで潜っていました。イナイレの必殺技は少年心を擽る要素が多くていいですよね〜

それはそうと(確定演出)、9月にクロスファイアと呼ばれる7世代×8世代の2人ペアのオフが開催されます。僕も運営として参加するので興味がある方は是非一読してみてください!!こっちのロムで結果残したらよかったけど仕方なし。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました(о´∀`о)

何か質問等ありましたら@zenchino115 まで!

 

-special thanks-

・バドレックスや色ハリーセンを初め毎回個体を貸してくれるきりまさん

・リプしてくれる皆

 

【S29最終1位】革命雷鳴ゼルネアス【剣盾シングル】

どうも、シグマです。

今回シーズン29で最終1位を取ることができました!!

 

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しばらくはレンタルパ公開しておきます。

 

構築経緯

大まかな採用順

f:id:shigumaaa:20220501134316j:imagef:id:shigumaaa:20220501134306j:imagef:id:shigumaaa:20220501134308j:imagef:id:shigumaaa:20220501134312j:imagef:id:shigumaaa:20220501190329j:imagef:id:shigumaaa:20220501134314j:image

f:id:shigumaaa:20220501134308j:imagef:id:shigumaaa:20220501134411j:imageに変更

 

シーズン28で対戦した鉄壁弱点保険白バドレックスが強く印象に残っており、ザシアンに弱いとされる禁止伝説でザシアンを倒すことができれば相手のプランを壊せるのではないかと考えた。ザシアンに不利な禁止伝説代表として思いついたのはゼルネアスで、防御に厚く振って上からダイスチルを打つ事でザシアンの巨獣斬+電光石火を確定で耐えることがわかったため、HBゼルネアス熱くね??といったところからスタート。

この型に限らずゼルネアスを最大限活かすのは初手に置くことだと今まで学んでおり、特にこのゼルネアスに関しては下手な定数ダメージを受けてしまうと充分に機能しなくなるため、より初手に置きたいと言える。また、このゼルネアスを最大限活かすには初手ザシアン引き後に対面突破した後相手にダイマックス(以降ダイマ)を切らせて流れで勝ち切る対面的な展開だと感じたため、初手ザシアンと対面した際でも引き先を用意できる雰囲気対面構築を目指した。

条件を満たすポケモンが少ないこともあり、ザシアン軸に幅広く選出することができて対面性能もあるヨプのみナットレイを裏に置くのが最善だと早い段階で決まり、この2体を軸にすることに決めた。

ゼルネアスのダイマは相性不利を覆せるため、ゼルネアスにダイマを切りたい都合上裏に置くポケモンにはダイマに依存せずにダイマ相手に戦える性能が求められる。この条件をシンプルに満たす且つ対面構築に入ってきやすいミミッキュと襷枠を採用することに決めた。ミミッキュの型はダイマ相手に覆せる「イバン呪い型」で、襷枠はここまで禁止伝説が決まっていないのもあり黒バドレックスやレックウザ等も候補だったが、ゼルネアスが苦手な鋼に強く、「カウンター」でダイマ相手でも強引に覆せるエースバーンを採用したところ使用感が良かったため一旦決まった。

ここまで対ザシアン〇〇はゼルネナット@1でコンセプト通りに進めば戦えるため、このゼルネアスを通すことができないムゲンダイナホウオウや日ネクホウオウなどの受けサイクル、ヌケニン入りのザシアンカイオーガを崩すポケモンを採用することにした。ゼルネアスの影響でホウオウ+鋼の被選出率が高くなることを考えると、そこから起点にできて崩し枠として豊富な地面タイプから採用することにした。まだ禁止伝説が決まっていないためグラードンやジガルデ等何でもありだが、最も適してそうなのがラムのみ霊獣ランドロスだったためそのまま採用した。

ラスト一体まで禁止伝説が決まらない贅沢なことになってしまったため、ここまでの穴埋めとしてカイオーガや日食ネクロズマ、ホウオウ、サンダーに最低限戦えるポケモンの中で一体一体選考会を開いた。候補としては

・残飯鬼火ミュウツー(2000チャレまではいった)
・メテビルナアーラ(何故かパワフルハーブが被った)
・チョッキ月食ネクロズマ(試す時間なし)
・何らかの黒バド(ゼルネと相性は良いがメタモンヌケニンが重すぎる)
・チョッキジガルデ(試す時間なし)

辺りがいたが、最終的にはゼクロムに決まった。半ば偶然の賜物ではあるが、ゼクロムが地面タイプを猛烈に誘うため、相手視点でゼルネアス対策をザシアン+地面枠で行うことを自然と意識させてゼルネアス戦術を成功させる誘導を兼ねていることに気づき、それが決定打となり最後まで使用した。

試すうちに、対ザシアン黒バドや対ザシアンイベルタルで裏にミミッキュを出すのかエースバーンを出すのかの判断が難しい(というよりどちらも選出しやすく役割を持たせやすいため極論どちらでも良い)ことがわかった。また、ゼルネアスが初手で対面して嫌なカイオーガとサンダーに選出画面で圧をかけれて、単体だけで選出の幅を無理やり広げれそうなラッキーミミッキュと変更して構築が完成した。

 

 

単体解説

ゼルネアス

f:id:shigumaaa:20220501091713j:image

性 格:図太い
特 性:フェアリーオーラ
実数値:221(156)-*-161(252+)-153(12)-119(4)-130(84)
持ち物:パワフルハーブ
技構成:ムーンフォース / ドレインキッス / ラスターカノン / ジオコントロール

〈調整〉

HB…特化ザシアンのA+1巨獣斬+電光石火をB+1で確定耐え
  特化エースバーンの珠キョダイカキュウ+キョダイカキュウをジオコン→ダイスチルで確定耐え(ダイスチルを打たなくても1発目の乱数次第では耐えるためフェアリーフェアリーに切り替えれる)
C…ダイスチル+相手非ダイマムーンフォースでH252メタモンを確定
S…+2で+1準速エースバーン抜き

思い付いてはならなかった化け物であり革命。

一旦簡潔に強みを説明すると、BCDS+2のゼルネアスが上からドレインキッスを連打してきたらダメージ追いつかないでしょ??といった状況を再現性高く生み出すことができる。

伝説環境が煮詰まり受けゼルネアスが一定数出てきたことで、今まで対ゼルネアスは「ザシアンに定数ダメージをサイクル化でいれさせない」「ジオコンしか押せない場面でしっかりとザシアン交代を合わせることでダイサンダーを耐える」「ダイサンダーを透かす」等のプレイングが確立されてきており、それ故初手ザシアンの釣り交換が行われる等ゼルネアスを通す難易度は以前よりも高まった…それらの確立されていた常識を全て覆すのが今回のHBダイスチルゼルネアスである。

基本的な動きとしては、初手からザシアン以外の積めそうな相手ならば今までのサイクル化で見計らいながら通す動きを完全に無視して初手からジオコンが安定行動になるのが強みであり、ザシアンに引いてきた場合はダイスチル2回(裏にサンダーがいそうならスチル+フェアリー等)で対面処理を目指す。その後はダイウォール→ドレインキッスで回復しにいくかそのままダイフェアリーで半分切り気味に動かすのかを状況に合わせて決める。特に意地ザシアンの巨獣斬+電光石火+マンムーの礫程度なら高確率で耐えてくれるため、マンムーの先制技で倒しにくる相手には逆にドレインキッスで試合を終わらせることができる。また、ダイマサンダーや黒バドレックス程度の火力ならドレインキッスを挟むことで処理可能なのでそのまま試合を終わらせることができる。初手岩石封じ等を入れて死に出しザシアンで対処しにくる相手には素直に対面構築として有利な試合展開なのでそれはそれで良い。

防御に厚く振っているのは当然対ザシアン以外にも非常に生きる。具体的には意地珠エースバーンのキョダイカキュウを起点に対面処理することができる。意味がわからない。特殊相手には勿論特攻に振り切る型の方が強いが、ジオコン後は火力が過剰になってしまうことが多く、火力が足りなくてもドレインキッスを挟むことで微調整できるため、大きな短所だと感じることはなかった。

技構成に関して、この型の核であるジオコントロールとラスターカノン、想定外の耐久を生かして復活するドレインキッスまでは確定であり、相手を削り切るためのムーンフォースも必須級なので正直変える余地はないと思われる。雷は従来のようにホウオウや日食ネクロズマに打てそうだが、それならばこれまでの特殊に振った型の方が強いと思われるし、そもそもお互いの技選択次第ではあるがダイアースが無ければダイスチルを絡めることでジオコン後にダイマの打ち合いでホウオウと日食ネクロズマそれぞれに勝ててしまうのでわざわざ採用する必要がない。

この型が現れてザシアン側がゼルネアス相手に容易に引けない環境になってしまうと逆に特化雷持ちへの立ち回りが難しくなるため、今後ザシアン使いの方々はどうするのか非常に見物である。

 

ゼクロム

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性 格:陽気
特 性:テラボルテージ
実数値:175-202(252)-140-*-121(4)-156(252+)
持ち物:命の珠
技構成:雷撃 / 逆鱗 / ダブルウィング / ボディプレス

〈調整〉
S…準速100族意識で最速

最後の選ばれし一体。軸であるゼルネアスが初手に出されたくないサンダーとカイオーガを牽制しつつ、苦手なザシアンカイオーガ+ヌケニンメタモンの並びやホウオウ絡みなどに強く出すことができる。ちなみに採用前後でサンダーの被選出率は大きく変わることなく普通に出される…

技構成に関して、龍の舞ではなくボディプレスである理由は「ゼルネアスと共に誘うナットレイに刺さる」「襷メタモンに強引に龍の舞を積まれるとそのまま負けかねない」「無起点で積める場面が限られている」等である。

ゼルネアスと共にいるのでメタモンを強烈に誘うため、コピーされても問題ない状況を常に維持するのが大事である。

ゼクロムの問題としてよく言われる地面↔︎フェアリーの択だが、ダイマ1ターン目の早い段階でダイジェットを打てるだけで有利寄りな択になるので他のポケモンでジェット圏内に入れることを意識すると通しやすい。正直今回は補完枠としての採用であるため、選出率も体感30%と少なく択にならなさそうな相手にしか出していなかったのでじゃんけんをした記憶が殆どないので、質問されても神社にお祈りしに行きましょうくらいしかこれ以上は答えることができない。

 

ナットレイ

f:id:shigumaaa:20220501092543j:image

性 格:呑気
特 性:鉄のトゲ
実数値:181(252)-138(188)-176(68)-*-136-22
持ち物:ヨプのみ
技構成:ジャイロボール / パワーウィップ / 叩き落とす / 宿り木の種

〈調整〉
A…H252B4ザシアンに対してインファイト後ジャイロボール+鉄のトゲ3回で確定
 B4カイオーガに対してパワーウィップが12/16
HB…特化ザシアンの+1巨獣斬+インファイトをヨプのみ込みで確定耐え
S…最遅

ザシアンに投げることに生き甲斐を感じているらしい、必要最低限に防御を抑えてかなり攻撃に振ったナットレイ

ここまで攻撃に振ることで想定外の削りを入れることができるため、対面選出のポケモンとしてだけでなくザシオーガやザシ黒バドに対してダイマを切って強く動かす選択も視野に入る。

巨獣斬を受けた後にザシアンにインファイトを打ってもらい叩き落とす圏内に入れることが理想だが、剣の舞→インファイトをされたり巨獣斬3回で落とされる展開も起きてしまう。ザシアンを倒し切るのが理想ではあるものの、削った後一度流したしまえばゼルネが通ることに変わりはないため、倒しきれないせいで負けることはなかった。

体感だがもしかしたら1番選出率が高いかもしれない。

 

ランドロス

f:id:shigumaaa:20220501093018j:image

性 格:意地っ張り
特 性:威嚇
実数値:173(68)-216(252+)-111(4)-*-101(4)-134(180)
持ち物:ラムのみ
技構成:地震 / 空を飛ぶ / ストーンエッジ / 剣の舞

〈調整〉
H…余り
A…ダイナホウオウナット絡みを崩すために特化
S…+1で最速ムゲンダイナ抜き

ムゲンダイナ、ホウオウ、日食ネクロズマナットレイ絡みを崩すために特化から入り素早さを削った調整。特化の理由は役割対象を崩しやすい点だけでなく、初手ザシアンと対面した際に地震で乱数次第では落とせる点を評価した。

カバザシイベルに対して選出することがありカバルドンをジェットで倒しがちなため、1ジェット後に最速ザシアンを抜けないのが明確な不安要素だが、相手視点で素早さ関係はわからないこと、最速であるとは限らない等で一度もザシアンに上から倒されることはなかった。このような怯える展開になったのは2~3戦しかないものの願望と言われたらそれまでだが、HP振りのおかげで勝てた試合が何度もあったので間違いではなかった。

他には、相手視点ではこのポケモンがザシアン受けに見えないことはないため、初手ゼルネアスザシアン対面で巨獣斬を打ってもらうことに貢献したとも言える。

 

エースバーン

f:id:shigumaaa:20220501093053j:image

性 格:意地っ張り
特 性:リベロ
実数値:155-184(252+)-95-*-96(4)-171(252)
持ち物:気合いの襷
技構成:火炎ボール / 跳び膝蹴り / 不意打ち / カウンター

カウンターの他に挑発やダストシュートが候補だと思うが、基本的に後発から対面的に出すため挑発が必要な場面がなく、ダストシュートも構築上打ちたい相手がいないためどうしても相手依存にはなるもののカウンターが正解だった。一応ザシアンへの命中安定技にもなる。

構築段階で地面タイプを強く誘うのが懸念点であり、特にカバルドン入りには積極的に投げれなかった。しかしそれ以外には誘う鋼に強かったりザシ黒バドへの信用して裏に置けたりと幅広く活躍してもらった。

 

ラッキー

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性 格:図太い
特 性:自然回復
実数値:325-*-62(252+)-*-138(100)-90(156)
持ち物:進化の輝石
技構成:地球投げ / 甘える / 電磁波 / タマゴ産み

〈調整〉
HD…特化カイオーガの潮吹きが確定3発
S…麻痺化の最速ルギア抜き、遅いザシアンを抜けたら嬉しい

申し訳程度のサンダーオーガの牽制、対受け構築とへのクッション、オーガザシアンへの選出パターンを増やす点を評価した。

対受けではムゲンダイナに麻痺を入れることでゼクロムランドロスで格段に処理しやすくなるため電磁波は確定。甘えるは日食ネクロズマやホウオウ、剣舞ミミッキュ強引に止めるだけでなく、ゼルネアスやランドロスの積みを補助する数少ない起点作り技としても活躍が見込めたため採用した。

一定数詰ませる相手がいるだけでなく、元から対面構築にピンでいるラッキーやドヒドイデが活躍できることを知っていたので、問題なく採用に至れた。ゼルネアスでザシアンを倒すことでラッキーで詰ませるルートも頭に入れておくと、相手視点ではケアしきれない対面展開として良い。

ザシオーガに出すことは想定よりも少なかったものの、求めた通りの活躍をしてくれた。

 

選出

・基本選出、対ザシアン軸全般
先発f:id:shigumaaa:20220501190354j:image+後発f:id:shigumaaa:20220501190327j:image@1(エースバーン多め)

初手ザシアンにはナットレイ引き、それ以外でジオコンで生存できるorザシアン引きが見える対面ならコンセプト通り安定行動であるジオコンから入る。

ザシアンを倒した後は、先制技持ちが出てきたらゼルネアスのダイマ終えた後のHPを見ながら耐えそうならダイウォール→ドレキ、無理ならダイマのHPを生かしてフェアリーで切ると使い分ける。ドレキできたらほぼ勝ち。死に出しでランドサンダー黒バド辺りが渋々出てきたらなダイウォール→ドレキで勝ち。倒しきれなくても対面的に勝ち切る。

相手次第でゼルネアスが通しきれないと判断したならば裏に強くダイマを切る選択が残せるゼクロムを置くことも視野に入れたい。

 

・対ヌケニン入りザシアン軸、ザシアンホウオウ
先発f:id:shigumaaa:20220501190343j:image+後発f:id:shigumaaa:20220501190327j:imagef:id:shigumaaa:20220501190329j:imageorf:id:shigumaaa:20220501190257j:image
先発f:id:shigumaaa:20220501190329j:image+後発f:id:shigumaaa:20220501190343j:imagef:id:shigumaaa:20220501190327j:imageorf:id:shigumaaa:20220501190257j:image(カバ入り)

基本時にゼルネアスの枠が初手ダイマゼクロムに変わっただけで、ザシアンならナットレイ引き、それ以外ならダイマで行動を一貫させて対面で勝ち切る。ザシアンに鉄のトゲが一度入るだけで引かれてもゼクロムランドロス、エースバーン全ての圏内に入るため問題ない。

カバルドン入りにはランドロスで初手地震剣舞のように動き積極的に荒らしていきたい。初手ザシアンには地震→ナット引きの鉄のトゲで処理した後、残数有利を活かして立ち回る。初手カイオーガは半分割り切っている。

 

対ダイナホウオウ、日食ネクロズマ絡み
先発f:id:shigumaaa:20220501190329j:image+後発f:id:shigumaaa:20220501190343j:imagef:id:shigumaaa:20220501192131j:image

ランドロスゼクロム両方とも刺さりが良いため、基本的にはランドロスで圧をかけつつ役割集中のような形で倒し切る(特に対ナットレイ)。

初手ムゲンダイナにはメガネダイマ砲を嫌って一貫してラッキーに引いていたが、身代わり+毒々だったりいきなりコスパされると目も当てられないため、多少割り切ってでもランドロスを強気に動かした方がいいのかもしれない。

 

・その他

選出画面で第一にゼルネアスが通るかを判断して選出を決めるため、選出時間が比較的早く決まりやすい。ジオコン!対面!とは言っているものの結局は練度ゲーなので、余った時間でより良い選出がないか考えて臨機応変に選出することも心掛けたい。

詳しく数えてはいないが、初手ランド裏エスバナットの禁止伝説無し選出を10回以上はしていそう。

 

結果

シーズン29 シングル
TNバルバドス 最終1位 レート2091
TNいめいじー 最終105位

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感想

1位が決定した直後も嬉しい以上に信じられなかったし、時間が空いた今でもまだ実感がそれほど湧いていません。それほどランクマ最終1位は遠い遠い場所でした。ただ、皆さんからのお祝い等のコメントを見て段々と実感が湧いてきています。ありがとうございます(*´ー`*)

今までいろんな構築を使い分けてきて対面構築(?)だけはどうしても苦手意識があったのですが、今回その対面構築で1位を取ることができてもうどこにでいけそうな気がしますw 自信がつきますね。

禁止伝説2体環境も3ヶ月目でしたが、テンプレに縛られることなくゼルネアス+ゼクロムというまだ見ぬ組み合わせで可能性を示せたのではないかと思います!新しい構築を生み出すという自分ができる使命を全うしました!

 

後は最終日の1位までの対戦集動画をこちらに上げています!

最終日対戦集

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

何か質問等あればTwitter@zenchino115までお願いします。

【S28最終21位】後出しイベネクチーノ【剣盾シングル】

はいどうもーシグマです。

シーズン28お疲れ様でした!久しぶりに好きなポケモンであるチラチーノと共に上位帯で戦うことができました!

 

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構築経緯

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禁伝二体環境前にイベルタル+日食ネクロズマ(以降イベル日ネク)が強いと話題になったわりには前期通して結果が残っておらず、その理由を考えたところ、「一般的にはサイクル構築になりがちだがHP管理が繊細でサイクルが回せない」となった。この2体は攻めにも受けにも補完が優れるが、日ネクを耐久振りで使ってしまうと日ネク側からテンポを取られてしまうため、そこを工夫しないと構想段階通りにいかず勝てなかった原因だと考えた(前期のさにーさんの構築は壁コケコと組み合わせて日ネクを強い型で使えているため結果が出たと分析。勿論人性能と練度あるが)。

 

ここで一旦、ザシアン系統vsイベル日ネクの有利関係を考えると、

イベルを先に展開する場合…ダイジェットで相手の初手を倒せるとザシアンを珠特化ダイバーンで落ちることを考えるともう一体でダイマックスで殴り合ってくる→ダイウォールされてダイマターンが終わっても、身代わりを絡めて処理できれば日ネクで裏のザシアンにも勝てる。例えダイジェット後に死に出しザシアンから入られてダイバーンで落とした後ダイウォールされても同様に身代わりが貼れるため勝てそう。

日ネクを先に展開する場合…オボンを食べつつ龍舞して初手を倒すことで、死に出しのポケモンにAS+1日ネクを対処するには「ダイマックスで切り返す」or「即引きで日ネクにダイマックスを弱く吐かせてその後切り返す」なので安定行動の身代わりから入り日ネクを都合よく使って後続のイベルタルのダイジェットの起点にして勝てそう。

と身代わりを絡めることで綺麗に勝てるのではないかと考えて前のめりなイベル日ネク構築を組むことにした。

ここで初手に置くポケモンとして「イベル日ネクが重くなりがちなランドロスを筆頭とした地面タイプに強い」「軸となる身代わりと相性の良い電磁波を撒ける」辺りが求める条件である。現環境は霊獣ランドロス+トリトドンのような地面2体採用が何らおかしくないため、草と氷打点をそれぞれ持てた方が望ましい。他にも足が最低限早かったりなんなら初手から相手にダイマを吐いてもらえれば嬉しい。しかしそんな都合のいいポケモンいるわけ……

 

 

 

 

 

 

 

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いました。即採用です。こんな感じで今期は久しぶりにチラチーノと戦うことを決意した。(相手のカバルドンに起点にされるのは一旦無視)

次に、チラチーノと棲み分け可能なポケモンとして「ステロ撒き」「襷を待たなくてもザシアンの攻撃を耐える」「水の一貫を切れる」を満たす電気玉投げつけるガマゲロゲを採用した。

この4体を確定として残り2体を試行錯誤した。

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ここまでで対オーロンゲ始動日食ネクロズマゼルネアスやホウオウ系統には軸で勝てないので、その対策として瓦割りバシャーモを採用した。

コンセプトがしっかりしているため上4体でそこそこ戦えていたが、ガマゲロゲの行動保障の無さによる不意のワンパンが無視できないためそこを問題視した。また、ここまでサンダーの処理に手間取るのも問題である。「ザシアンやサンダー等への行動保証がある」「ガマゲロゲを少しでもすいすいっぽく見せたいので水半減」「デバフ技持ち」を満たす光の壁カイリューを試したところ想像以上に機能したため採用して完成した。

 

コンセプト

ダイマ誘発性能が高いポケモンの身代わりでダイマを透かしてもう片方の禁伝を通す。

・相手のザシアンから試合を組み立てることで再現性のある試合展開を目指す。

・麻痺とうまく付き合う。

 

単体解説

チラチーノ

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性 格:意地っ張り
特 性:スキルリンク
実数値:150-161(252+)-80-*-81(4)-167(252)
持ち物:気合いの襷
技構成:トリプルアクセル / タネマシンガン / 電磁波 / 堪える

〈調整〉

A…襷B振りランド、HBラグラージ意識で意地。最速100族と同速なのはそこまで気にならなく、身代わり持ちのザシアンはどうせHSなので最速にする必要はないと判断したが、性格は最後まで悩んだ。

初めましての方は初めまして、チラチーノと申すものです。ランクマで最後まで使ったのは実にS7ぶり。しかしいるべくしてここに立ってる。

地面枠の需要が過去一高い現環境であるため2種類の弱点をつける技を覚え、電磁波を覚える初手性能が高いポケモンとして採用した。

堪えるの枠だが、初手ダイマで誤魔化されることが多いと感じたのでダイマターンを枯らしきれる点を評価して採用した。というのもダイマターンが1ターンでも残っていると死に出しの日ネクで積み難いのでその1ターンのために技スペを1つ使う価値はあった。他の選択肢としては起点にしてくるザシアンの技を固定したり何かと打てるアンコールや汎用性が高く黒バドへの打点にもなる叩き落とす辺り。特に電磁波+アンコールは非常に強力なため最後まで悩んだが、打つ頻度を考えると堪えるに軍配が上がった。

当初はカバがいないザシイベルやザシ黒バド、ザシジガルデに投げていたが、慣れるうちに攻めダイナ構築に投げたり時には後発の襷枠として投げることもあった。

最高のポケモン

[追記]スキルリンクの場合トリプルアクセルの命中の判定は最初の1発目にだけかかるので、実質威力120命中90と安定に繋がるのでスキルリンクをお勧めします。

 

イベルタル

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性 格:控えめ
特 性:ダークオーラ
実数値:201-*-116(4)-201(252+)-118-151(252)
持ち物:命の珠
技構成:悪の波動 / デスウィング / 熱風 / 身代わり

〈調整〉

C…珠ダイバーンでD4ザシアンに190~

ザシアン意識で控えめ

なんだかんだ1番好きな禁止伝説ポケモン

控えめのメリットはザシアンへのダイバーンの乱数とデスウィングの性能上昇である。最速ではない影響としてミミッキュやウーラオスに困ることはなくランドロスゼクロムが面倒になるくらいだったので、最後まで控えめで使用した。

「身代わり」は欠伸や電磁波を透かせたりカイオーガディアルガ、日ネク等ダイジェットがない相手にアドを取れるのは勿論だが、死に出しダイウォールをされてダイマックスが終わった後でも身代わりがあることで相手のダイマックスを3ターン使わせたまま裏と対面させる強力な動きができる。そのため、積極的にイベルタルダイマックスを切れるようになる且つ相手よりもダイマックスをうまく扱えるのがイベルタルを強く使うのに直結するため、非常に機能した。

このポケモンのダイアークが世界で1番かっこいい。

 

日食ネクロズマ

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性 格:意地っ張り
特 性:プリズムアーマー
実数値:204(252)-198(20+)-148(4)-*-130(4)-126(228)
持ち物:オボンの実
技構成:メテオドライブ / サイコファング / 龍の舞 / 身代わり

〈調整〉

A…+1メテドラでB-1ザシアンに186~(電気玉投げつける込みで191~)
     +1ダイサイコ+フィールドダイサイコでH252B4ダイマカイオーガを確定

HB,HD…A222以上のザシアンの+1インファイトでオボン確定食べ、特化ザシアンの+1インファインファ石火を中乱数で耐え

    特化ザシアンの+1インファイト+臆病カイオーガの潮吹きを龍舞→オボン食べ後ダイマで確定耐え(特化ストリームもほぼ耐え)

S…+1で最速エスバ抜き、+2で+1最速100族抜き

この構築の軸であり最も見てもらいたいポケモン。通称後出しじゃんけん日ネク」

前述の通り、龍の舞を積んだ日食ネクロズマテッカグヤやヌオーのような受けポケモンを使わずに立ち回りで対処するのは「ダイマックスで切り返す」or「カイオーガイベルタル等を見せて即引きで日ネクにダイマックスを弱く吐かせてその後切り返す」の2通りだが、その2つを安定行動の身代わりで破壊することができる。厳密には前者の場合は身代わり→身代わり→メテドラで切ることになるが、相手は既にダイマックス権がない上でイベルタルのダイジェットの起点になるだけなのでそのまま試合は終わる。試合展開を踏まえてそのまま日ネクを通しても充分強いしイベルタルを通すのも強いしで、それが自分視点だけできるのは完全に後出しじゃんけんしてた。

この型の核であるオボンの実マンムー地震やザシアンの+1インファイト等多くの非ダイマ攻撃を5割~与えられるため、都合よくHPを維持したまま相手の2体目と対面できるので上記の身代わり展開へと繋がる。また、オボンの実を見せることで「身代わりをケアされない」「弱点保険をケアする必要がないため、ダイジェットではなくダイアーク等から入られる」等の恩恵もあり、この型を使う上ではこれ以上ない持ち物だった。

ただ、オボンの実を見せずに1舞してイベルタル等と対面した場合に身代わりから入っても弱点保険でダイジェットから入られることがあり、身代わり→倒される→死に出しイベルタルのウォールで枯らせばするものの動きとして強くはないため、そこだけもう少し工夫できそうではある(後述のカイリューの死に際の光の壁が残っていたらダイジェットから入られても身代わりが残る等の工夫を組み込むべき)

間違いなく今期の勝因であり、この記事内で言語化できている以上に強い動きが数多くあるため、一度触ってもらうのをお勧めしたい型である。

 

ガマゲロゲ

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性 格:慎重
特 性:貯水
実数値:212(252)-115-103(60)-*-132(196+)-94
持ち物:電気玉
技構成:地震 / 岩石封じ / 投げつける / ステルスロック

〈調整〉

HB…意地ザシアンのじゃれつくを15/16耐え、

D…控えめカイオーガのダイアイス2回+霰ダメを確定耐え
  臆病イベルの珠ダイアークを確定耐え
  下補正ホウオウのダイソウゲンを確定耐え

投げつける前のラグが技外しのそれと同じでちょっと怖い。実際は命中100で地面にも通る挑発無効の電磁波なので一回切りとはいえ破格の性能なのは間違いない。

身代わりや零度カイオーガを削るために地ならしではなく地震を採用した。また、岩石封じの枠は当初カイリューの枠がデスバーンだった時にいろんな兼ね合いにより毒毒で使っていたが、デスバーンが消えたのとイベルタルやホウオウに身代わりされるとそれだけできつくなってしまうため、岩石封じに変更した。

最低限の耐久はあるためカイオーガ系統以外にも投げはするが、過信には要注意。

 

カイリュー

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性 格:図太い
特 性:マルチスケイル
実数値:198(252)-*-135(60)-120-120-125(196)
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:冷凍ビーム / 光の壁 / 電磁波 / 羽休め

〈調整〉

HB…特化ザシアンのマルスケじゃれつく+電光石火を106%~

S…麻痺化の+1最速イベルタル抜き

初手に欲しい要素を欲張りすぎた型。構築上鉢巻や初手ダイマに見えてたら嬉しいけど多分そんなことはなかった。

ザシアンにゴツゴツメットを2回触れさせるとイベルタルの熱風圏内に入るため格段にゲームプランが立てやすくなる。

光の壁の枠は鋼への打点になる地震や放射、炎の渦あたりが候補になるが、ザシアンは倒し切らずに逆に日ネクの起点にしてしまいたかったので打点がなくても問題なかった。

初手のサンダーorランドロス対面は蜻蛉ルチェンからザシアン引きが嫌なので羽休めから入るが必要があったり、死に際に光の壁を押せると前述の通り日食ネクロズマの身代わりが一致ダイジェットを耐える盤面が生まれたりと知っておくとよい。

 

バシャーモ

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性 格:意地っ張り
特 性:加速
実数値:155-189(252+)-90-*-91(4)-132(252)
持ち物:バコウの実
技構成:フレアドライブ / 瓦割り / 岩雪崩 / 剣の舞

〈調整〉

素早さ削って耐久に振ろうかとも考えたが素直に振り切り

このブログで恐らく1番登場しているお馴染みの、なんだかんだ10番目くらいには好きなポケモン

日ネクとイベルを止めにくるポケモンとしてあげられるのがナットレイテッカグヤポリゴン2カバルドン、ヌオー、ブラッキー、ラッキー、バンギラス、カプ・コケコ等であるが、それらの多くを起点に裏ごと貫ける点を評価して今回は採用した。地震がないことで選出画面でムゲンダイナが多少困るため、壁を重くみる必要がない他の構築で使うなら瓦割りを地震に変更することを推奨。

想像通りの活躍をしたが、上記のポケモンを選出されないと中々舞える状況はないためうまく着地させてダイナックルで強引に通しにいくことも強いられた。ただ剣舞できない展開だとそううまくもいかず、最終日ホウオウ軸を多く引いた割には勝ち切れなかったのが悔やまれる。

 

 

基本選出

初手何か 後発f:id:shigumaaa:20220401175442j:imagef:id:shigumaaa:20220401175444j:image

基本選出としてこの構築だとイベルタルの裏は日ネクが最適であり日ネクの裏はイベルタルが最適であるため、この形が望ましい。

基本的に初手のポケモンがザシアンを呼んでその前で落ちてくれるので日ネクから入る。この時に注意だが、身代わりを連打して痺れ待ちしてから積むのではなくオボンのみを盾に1舞することが重要である。そのため、仮に痺れて無償で突破してしまうと身代わりにダイジェットが噛み合ってしまうので、痺れた際は2舞してしまった方がよい。後は各項目で説明したように日ネクを通すかイベルタルを通すか選択する。

他に意識していたのは、軽くこれくらいである。

マンムーがいたらカイリューは出さない。黒バド系統には可能な限りカイリューを出す。

イベルタルを通す上でステロが必要そうならカイオーガ入り以外にもガマゲロゲを出すが、露骨なダイソウゲン持ちに気をつける。

・オーロンゲを信頼していそうな構築にはバシャーモから入る。この時に裏にチラチーノを置くこともある。

・ホウオウ受けには禁伝の代わりに裏にバシャーモを置く。この時にでも身代わりで一方的にダイマを吐かせる動きを意識する。

 

結果

TNバルバドス 最高レート2087前後,最終レート2068,最終21位

※サブロムは最終日前日に最高1985でそこからどっか消えた

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↓今期もまた最終日深夜帯の垂れ流し動画です〜 4時間弱くらいの短め。

https://youtu.be/QqNwWhxCPYY

 

 

久しぶりにチラチーノと戦うことができて大満足です! やっぱり好きなポケモンややりたい構築ができるだけでモチベ湧いてきますね〜

日食ネクロズマとコンセプトがただただ強かったので、欲を言えば2100からの1桁に乗せたかった気持ちはありますがまあこれくらいでしょう。

このインフレ環境で好きなポケモン中々活躍させてあげれないよ〜> <って人多いと思いますが、結局全てはプレイヤーの力量次第なので、活躍させたい!って方は是非その気持ちを忘れずに遊んでもらいたいものですね( ´ ▽ ` )

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

質問や誤字、他にも構築相談等何かありましたら@zenchino115 まで

 

 

【S27最終14位】無限連動ダイナオーガ【剣盾シングル】

構築名に無限ってつけておけばそれっぽいなってだけで実際は無限じゃないことを先に謝ろうかと思ったけどやっぱりやめておきます、シグマです

 

皆さん新環境お疲れ様でした!やっぱり煮詰まった環境よりも未開拓な環境の方が好みな自分に取ってはとても楽しめたシーズンでした!

結果としては全く満足していませんが、1シーズン目は流石に記事書き得なので書きました。まだまだ資料不足なので皆さんも書きましょう!

ということで本題へ(自然な導入)

 

f:id:shigumaaa:20220301154429p:imagef:id:shigumaaa:20220301154408j:image

レンタルは少なくとも3月までは公開しておきます!

 

構築経緯

今月からは禁止伝説2体使用可能の新ルールということで何もかもが手探りな中始まり、それは他のプレイヤーも同じであった。禁止伝説を2体使えるということで単純に掛け算で考えるとこれまで以上に幅広い構築が環境に存在すると考えられる。それらの多くの並びに五分以上の勝負を仕掛けるためには軸になれる強力な禁止伝説を初手から展開することが重要だと感じたためそこから考えることにした。

スカーフ壁ホウオウや電磁波ルギア等が候補ではあったが、マジカルフレイムがカイオーガとザシアン両方に刺さることに着目してムゲンダイナf:id:shigumaaa:20220301153418j:imageから組み始めた(2月13日)。初手に展開するムゲンダイナの型としてリフレクター+毒で後続と合わせて立ち回りの幅を広げれる点が自分好みであったため、2月中旬以降の400戦以上は固定しており今月はこのポケモンでいこうと決めていた。

このルールにおいて相手の構築に左右されることなく可能な限り禁止伝説を2体選出できるのが理想であるため次に相方の禁止伝説を探していたが、中々決まらなかった。試したのは以下の通り。取り巻きが定まっていなかっただけでどれも可能性は感じたので悪しからず。

①チョッキホウオウ…不自由なくダイマックスを使うことができるため、ダイナが重いイベルや黒バドを初め幅広く打ち合うことができる。地面やステロで簡単に崩されるor一方通行になってしまうため、ムゲンダイナと組ませるなら厚底ブーツにしたいがそれならそこまで強くないかなといった感想。

②珠イカサマイベルタル…ムゲンダイナのリフレクターを日食ネクロズマサイコファングで破られるのが嫌だったので高種族値且つ日食ネクロズマに後投げ可能な悪タイプとして着目。イベルタルイカサマダブルウィング不意打ち羽休めで使っていたためザシアン入りに選出できず、対ザシアンの勝率が悪かったため没。鋼の翼なり珠ではない型にしたら充分やれるといった感想。

③龍舞日食ネクロズマ…リフレクター+マジフレのデバフを盾にでできるため耐久を削りHASベースに自然とできるのがポイント。3桁に多かったゼルネクに強かったり対ムゲンダイナへのサイクルパーツとして活躍したりと全然悪くはない。止まるテッカグヤをムゲンダイナ単体では解決できないため構築単位でテッカグヤ対策をする必要がある。

カイオーガカバルドンを始め耐久ムゲンダイナが面倒な地面タイプに最も強く選出圧力もトップレベルなので、相手視点ではカイオーガを対面で処理するか受けポケモンを用いながら立ち回るかが求められそこに耐久ムゲンダイナが刺さる。カイオーガに強くダイマックスを使えるのも評価点。

※ダイナザシアンも20戦くらいは試しましたが没

 

先に一般枠について、今期は特にジガルデに負けたくなかったので初めはエルフーンをずっと使っていたが、ジガルデ含めて日食ネクロズマや黒バドレックス、重い霊獣ランドロス等を纏めて見れそうなポリゴン2f:id:shigumaaa:20220301153640j:imageを、後投げからザシアンを流しつつあわよくば崩せることからサンダーf:id:shigumaaa:20220301153703j:imageを、終盤増えていたザシアン+黒バドレックスメタ且つ選出画面で鋼に圧をかけるポケモンとしてエースバーンf:id:shigumaaa:20220301153729j:imageをそれぞれ採用。このムゲンダイナサンダーポリエスバは③、④共に固定だった。

①と②は悪くはなかったものの早い段階で見送った。③と④は最終日まで決まらずメインロムとサブロムで使い分けている中でどちらも2000までは乗った。最後まで悩んだが、③の方のロムが中々順位が上がらなかったので最終的にカイオーガf:id:shigumaaa:20220301153744j:imageを使用することに決めた。

ここまで電気の一貫が切れていないこととゼルネアスが重いことにより、自然とドリュウズf:id:shigumaaa:20220301154350j:imageに決まり完成した。

 

単体解説

ムゲンダイナ

f:id:shigumaaa:20220301192237j:image

性 格:臆病
特 性:プレッシャー
実数値:247(252)-*-117(12)-166(4)-135(156)-177(84+)
持ち物:くろいヘドロ
技構成:マジカルフレイム /  リフレクター / 毒毒 / 自己再生

〈調整〉

HB…特化ホウオウの珠ダイジェット+ダイアースを対面リフレクターからで確定耐え

HD…特化カイオーガの珠130ダイアイス3回+霰ダメージをマジフレ→自己再生→自己再生でほぼ耐え

  特化イベルタルの珠ダイジェット+ダイアークを対面マジフレからで確定耐え

S…削っているザシアンや耐久ムゲンダイナをあわよくば抜けたらいいなライン。雨潮吹き最高乱数切り耐えのザシアンのSラインが174~176を意識。

軸であり基本的に初手に出すポケモン。構築経緯のところでは触れていなかったが、特性のプレッシャーにより相手との素早さ関係を把握できるのが非常に偉い。そのため、どんな構築にも初手から投げることを考えると最低限まで素早さを抑えたザシアンくらいは抜いてほしかったのでここまで素早さに振ったが、体感7割はザシアンに上を取られていた。カミツルギやルギアを考えると少しだけ削ってもいいがカミツルギはこの構築に出てこなくルギアの最速身代わりはいないと判断。また、このポケモンを通して終盤になるにつれてザシアンのSラインが高くなるのを感じていた。

コスモパワーと比較してリフレクターの強みは自分だけに留まらず、他のポケモンを強く扱える点である。このインフレ環境で単体で全てを補うのは無理があるため、構築単位で他のポケモンと以下に能動的に連動させることができるかがこの環境で重要になってくると感じた(タイトル回収)

上からリフレクターを貼れないザシアン以外は物理に振る恩恵が感じられなかったため特防に厚く振ったが、マジフレ込みで初手ディアルガの様子見流星群や遅いムゲンダイナのダイマックス砲を耐えて流したり初手スカーフカイオーガ対面で毒毒から入ってよくなったりと他にも様々な利点があり特防振りは正解だった。

マジフレとリフレクターによる安定行動が大切故に毒を入れるタイミングが慣れないと難しいが、後発のサンダーやポリゴン2でどう詰め切れるかをある程度考えることを意識していた。

 

カイオーガ

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性 格:控えめ
特 性:あめふらし
実数値:199(188)-*-111(4)-204(124+)-161(4)-134(188)
持ち物:命の珠
技構成:潮吹き / 冷凍ビーム / 雷 / 瞑想

〈調整〉

HB…特化ザシアンのじゃれつくを確定耐え、陽気ウーラオスの鉢巻インファイトを確定耐え

S…準速マンムー意識。ミラーやジガルデ、ディアルガより早ければ嬉しいくらいで最悪削っても良い。

既に決まっていたサンダーポリエスバの型が皆積極的にダイマックスを切りたい型ではなかったので、ダイマックスを強く切れる型として命の珠で採用した。トリトドンが予想より環境から減らなかったのと後述のサンダーのダイジェットバトンから繋げてより強い点を踏まえて食べ残し瞑想型にするか悩んだが、ザシアンを倒し切ることが大切だと判断して最後まで命の珠を使用した。

ダイマックス状態で最高の火力を出したい」「ムゲンダイナの展開+積み技の強さは日ネクが見せてくれた」「ダイナが誘い数値受けで見にくるラッキーをちゃんと崩したい」これらを全て取り入れたことで水タイプは潮吹きだけの瞑想採用に至った。

命の珠カイオーガは他全ての持ち物と比較してもダイマックスの必要性が最も高い型(そして最もダイマ中で平均値を出せる型)だと思うので、中途半端にダイマックスを渋る要因となる波乗り等は採用しなくて良いと前向きに捉えていた。ダイマックスが切れた際に行動できる盤面があるが、そこは案外サブウェポンで事足りていた。

 

サンダー

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性 格:図太い
特 性:静電気
実数値:197(252)-*-150(252+)-145-110-121(4)
持ち物:アッキのみ
技構成:放電 / 暴風 / バトンタッチ / 羽休め

ザシアンに後投げすることで飯を食べてもらった。今までHBサンダー後投げ爆弾は謎に避けていたが、最後の方は1ターン目から無心で後投げする自分が怖くなっていた。

それでいて電磁波ではなくバトンタッチを採用、久しぶりの「未来へのバトンタッチ」要素。この技のおかげで防御上昇を他の受けに渡して立ち回りの幅を広げることができた。電磁波は環境単位で流行りすぎており、身代わりザシアンを考えると接触2~3回+放電で麻痺らせる&バトンタッチの使用頻度がそこそこあったことにより不採用。構築単位でテッカグヤが面倒なため身代わりはあり。

ここまで対ザシアンみたいな顔をしているが、それでもやはりサンダーはサンダーなので多くの構築に投げることができる。この型だとムゲンダイナの毒と合わせると性能が数倍に跳ね上がる。

 

ポリゴン2

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性 格:呑気
特 性:アナライズ
実数値:191(244)-*-156(252+)-125-117(12)-72
持ち物:進化の輝石
技構成:冷凍ビーム / イカサマ / 丸くなる / 自己再生

ジガルデに黒バド、日ネク、ゼクロム、白バド等々様々な禁止伝説を纏めて相手してもらった。

丸くなるは相手視点で考慮の優先度が低いため、ジガルデや日ネクで積んで勝ちと考えている相手を有利な急所ゲーにまで詰ませに持っていくことができるだけでなく、一度積み始めると詰んでしまう構築が多く後投げザシアンに勝ててしまうこともあるため、今回の構築内の全ての技で最も勝利に貢献した技だと言える。本当に強かったので、これを機会にみんな電磁波を止めて丸くなってほしい(座布団2枚)

 

[追記]

連動求めるんだったらそれこそ電磁波じゃね?って今になって思ったが、とにかく丸くなるで勝てた試合が多かったので忘れることにした。

 

エースバーン

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性 格:意地っ張り
特 性:リベロ
実数値:155-184(252+)-95-*-96(4)-171(252)
持ち物:拘りスカーフ
技構成:火炎ボール / 跳び膝蹴り / ダメ押し / 蜻蛉返り

終盤、特に2桁帯で増えたと感じたザシアン+黒バドに一般枠込みで強く戦えるポケモンとして採用した。実際はカイオーガが出せないザシアン入りに対して後発に置くことも多々あり思いの外選出した。

相変わらずの高い初手性能であることは言うまでもなく、1サイクル目はダメ押しを隠して蜻蛉から入ったり状況によってはリフレク化で強引にザシアンに後投げしたりしていた。

他には構築上TODになる展開が多いため、選出したものの場に出さなくなることは何度かあった。

[追記]

前期スカーフ黒バドレックスが結果を残したため、今期はあまり活躍できないのかもしれない。

 

ドリュウズ

f:id:shigumaaa:20220301192849j:image

性 格:意地っ張り
特 性:砂かき
実数値:185-198(196+)-80-*-104(148)-129(164)
持ち物:突撃チョッキ
技構成:地震 / アイアンヘッド / ロックブラスト / つのドリル

〈調整〉

A…11n

HD…特化ゼルネアスの+2ダイナックル2回を対面ダイアースからで確定耐え

  特化ホワイトキュレムのダイアースを確定耐え

S…砂化で+1準速エースバーン抜き

電気の一貫を切れてここまで重いゼルネアス、ホワイトキュレムディアルガに強いポケモンとして綺麗にハマったため採用した。

禁止伝説は基本的に地面+岩の通りが良く、天候を変えながら上から殴るシンプルな動きが今でも通用するのは終盤流行ったガマゲロゲが証明してくれているのもあり、この環境でも十分に戦うことができた。

つのドリルはダイナカグヤを破壊するためだけに採用した。他の選択肢としてザシアン+黒バドに強く出せるシャドークローもあるが、対ザシアン黒バドは後述するが他のポケモンで事足りているため採用には至らなかった。ちなみに撃ったのは2戦でそれぞれ1回ずつ撃ち1戦だけ当てて試合を破壊してくれた。その日人類は思い出した。。

 

選出

対ザシアンオーガ

先発f:id:shigumaaa:20220301180441j:image後発f:id:shigumaaa:20220301180436j:imagef:id:shigumaaa:20220301180438j:image(9割)

先発f:id:shigumaaa:20220301180436j:imagef:id:shigumaaa:20220301180441j:imagef:id:shigumaaa:20220301180438j:imageorf:id:shigumaaa:20220301181149j:image(1割,再戦)

初手速いザシアン以外はムゲンダイナで相手にできるため、ザシアンに対しては素早さ関係を見ながらサンダー引きで気合いで麻痺させてダイナオーガでザシアンを処理しやすくした後に両方通すことを目標にする。初手カイオーガガマゲロゲダイマックスを切ることしか考えていない相手には比較的イージーウィンできる。終盤ドラパルト入りが一定数いたためこの選出だと無理だが、ポリゴン2を出しても腐るのが目に見えるためカイオーガで早期処理を狙うなど頑張っていた。また、初手ザシアン率は比較的高くこちらのカイオーガが受からない構築が多いため、初手にカイオーガダイマックスを切ってザシアンを飛ばした後ムゲンダイナで詰ませるのも一考の余地はある。

 

ザシアンイベルタル

f:id:shigumaaa:20220301180441j:imagef:id:shigumaaa:20220301180438j:image@1(ドリュウズ以外)

ここまで触れてこなかった対イベルタルの物理特殊じゃんけんだが、マジフレから入れば物理であろうが特殊であろうがダイナを切りつつサンダーで倒すことはできるため、相手が受けよりか対面よりか次第で@1を変えればいける。

ただ実際は相手の並びを見て判断することが多く、特に物理型の方は見分けやすい(サンダーが一緒にいる、ラッキーが重そう等)ためリフレクターから入ることもあった。正直じゃんけんって言われても現状言い訳しかできない。

(この構築とは関係ないけど初手ゲロゲでダイマするかミミッキュで荒らすかしかない?どなたか良い案があれば教えてください)

 

対ザシアン黒バド

初手f:id:shigumaaa:20220301181149j:image後発f:id:shigumaaa:20220301180436j:imagef:id:shigumaaa:20220301182616j:image

3体全てが動きやすく、相手の選出を見てどのポケモンを雑に扱って他を通すかを決めたいため初手は例えスカーフがバレるにしてもエースバーンから入るのが安定する。黒バドのサイコショック率やメタモン意識でザシアンに剣の舞が入ってないことを踏まえるとポリゴン2の丸くなるが非常に見え辛い勝ち筋として機能するため、火力ないランドロス等を切って死に出しで殴ればいいと考えている相手には詰ませることができる。ガマゲロゲトリトドンがいると途端に面倒になるが、それでも十分有利マッチ。

 

対イベル日ネク

初手f:id:shigumaaa:20220301180441j:image後発f:id:shigumaaa:20220301180436j:imagef:id:shigumaaa:20220301182616j:image

初手イベルタルを考えるとムゲンダイナから入りたく、下手にマジフレを撃つと後投げ日ネクに弱点保険を発動させて負けに直結しかねないため難しい相手。貯水枠がいなければカイオーガで荒らしにいけるがほとんどいるためそれもまた厳しい。しかし貯水枠だけでなくランドロスの被選出率が高いのもあり禁止伝説を両方出されることが少ない(特に日ネクは出されない)ため、構築相性以上に勝つことができた。

 

対ゼルネクロ

初手f:id:shigumaaa:20220301180436j:imageorf:id:shigumaaa:20220301180441j:image後発f:id:shigumaaa:20220301183845j:image@1(日ネクやランド止めるためにポリゴン2多め)

この相手も水が一貫しがちなので、瞑想を絡めて先に崩しにいくかドリュウズダイマックスを温存させるためにカイオーガを出さずにドリュウズ以外で頑張って戦うかの選択。ゼルネアスを止めるためにはドリュウズダイマックスをする必要があるためムゲンダイナを出したいが、テッカグヤ入りが少なくはないため微不利マッチ。ただ数が少ないこともありなんとかなった。

 

対ダイナホウオウ

初手f:id:shigumaaa:20220301180441j:image後発f:id:shigumaaa:20220301180436j:imagef:id:shigumaaa:20220301180438j:imagef:id:shigumaaa:20220301183845j:imageから2体

初手ホウオウから入られることが多いが、相手目線は引き先のラッキーかハピナスがいない場合はメテオビームを耐えるために誤魔化しのダイマックスを切るしかなく、そこにリフレクターが刺さる。非常にリフレクタームゲンダイナの強みを感じる相手。相手にラッキーがいる場合は裏のムゲンダイナまで受け型の可能性があるためムゲンダイナで時間を使いながらラスト5分とかでオーガかドリュウズに交代してダイマックスを用いてTOD勝ちを狙いにいき、ラッキーがいない場合はムゲンダイナが攻撃的な型であっても前述の通り相手はダイマックス権を失っていることが多いため殴り勝てる。速い初手ムゲンダイナだけが面倒だが、ドリュウズ引き等で流した後2サイクル目にカイオーガで対面突破してもらうことが多い。

 

対ジガルギア,ジガザシアン

先発f:id:shigumaaa:20220301180441j:image後発f:id:shigumaaa:20220301180438j:imagef:id:shigumaaa:20220301182616j:image

基本的に相手の初手がHPを削ってくれるため、初動からTODを意識して戦っていた。ムゲンダイナがジガルデやルギアに麻痺させられても問題ないと判断したならダイナで毒を入れて裏に引きダイナを場に出すことなくリソース差で勝つのを狙う。ムゲンダイナ+サンダーで毒菱を回収できるのも高評価。サンダーに雑にダイマックスを切れる選出なので対ザシアンも何とかなることが多い。ちゃんとギミック?構築耐性がある構築を使っているときにこれらを引くと気分が良くなる。

 

結果

TN Night*Spider 最高レート推定2103最終レート2084 最終14位f:id:shigumaaa:20220301190309j:image

 

雑感

最近特にランクマの調子が良かったのと今月は時間があったので、新ルールで楽しかったのも相まり序盤からいろんな並びを触りながらかなり対戦数を熟して1位を目指す月にしました。それでも終盤中々勝てず構築は定まらず、1位を目指せるラインに立ったのが最終日朝方だったのでまだ自分ではわからない、足りない部分があるのだろうなと実感しました。9世代も発表されたので、これからも楽しみながら残り期間を戦っていきます!

と思わせて、2月はシングルやりすぎたので2週間ほど休憩でダブル回していきます〜 来週のINCで予選抜けるぞ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

あとあと、最終日7時以降の録画ができていなかったため深夜帯の5時間程度しかありませんが、今月も垂れ流し動画を上げました!

今でも他の人の昔のシーズンの垂れ流し動画見るくらいには好きなので環境がある方は是非やってみましょう👍

https://www.youtube.com/watch?v=dEe3j96Uoxg

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

何かあればTwitter @zenchino115まで

【INCFeb最終1856】トリルガラクタゼルネクロ

お疲れ様でした!ボーダーバグりすぎてウケました。仮にここから追加で1勝しても余裕で無理そうで安心しました(?)

ダブルでゼルネクロは見たことなかったのとこの先使うことはなさそうなので、雑にですが書きました〜

 

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大会概要・結果

INCと呼ばれる大会が3回とPJCS予選が1回行われ、INCでは各大会上位30名が、PJCS予選では上位60名が予選抜けして本戦の全国大会へと進むことができる。

今回はその中でもINCの1回目の大会である。

 

TNバルバドス 最終レート1856最終順位60位

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(サブロムは日食ネクロズマを使えるところまでストーリーを進めていなかったのでソルガレオ軸を使用。最高1768程度)

 

構築経緯

(18日時点でランクマ450戦やるくらいには)シングル楽しすぎる!やばいINCまで残り1週間切ってる!ここからワンチャン掴むなら初見殺しかギミック取り入れるしかない!

ということでまずは弱点保険+禁伝を軸にすることに決めた。一通り確認したが、あまりいなさそうでありザシアンに強い点を評価して日食ネクロズマf:id:shigumaaa:20220221092341j:imageを弱保エースに決め、トリルを覚える起動要員として信用しているサマヨールf:id:shigumaaa:20220221092350j:imageを採用した。この段階で日食ネクロズマは特殊型にしようと半ばノリで決まっていた。

最初は日ネクでサイチェンしてサマヨでトリル張っちゃお!wとか言っていたが、そこまでダブルを舐めるなよと天に怒られたため、猫騙しとワイドガードを覚える補助要員としてコジョンドf:id:shigumaaa:20220221092402j:imageを採用した。

残り禁伝と一般枠は全くピンとこなかったが、一般枠はバレルトドン→バレルガエン→トドンガエンf:id:shigumaaa:20220221092417j:imagef:id:shigumaaa:20220221092415j:imageと移り変わって決まり、禁伝枠はダイマを切らずにイベルタルと黒バドにやれそうなことによりゼルネアスf:id:shigumaaa:20220221092435j:imageに決まった。

見るからに準備不足が伝わると思うし、もっと納得いく構築で戦いたいので、3月上旬は余程何かがない限りはダブルに力を入れたい(宣言)。

 

 

単体解説

日食ネクロズマ

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性 格:冷静
特 性:プリズムアーマー
実数値:204(252)-*-147-181(252+)-130(4)-73
持ち物:弱点保険
技構成:ラスターカノン / プリズムレーザー / 大地の力 / サイドチェンジ

〈調整〉

S…最遅

特殊型のメリット

・威嚇+タイプ受けでネクロ自体を無理やり誤魔化しにくる相手を壊せる。

・ リフレクターだけしか張ってこないor張れない展開の相手に奇襲できる。

ディアルガソルガレオ等初手にきがちでダイスチルで強化して殴り合う相手に刺さる。

ダイマ終了時にアシパで火力を維持できる→プリズムレーザーダイサイコの威力が高い。

・トリル化でもサマヨールの鬼火で無理やりモロバレルのキノコの胞子を対策できる(本番で4戦くらいやった)。

デメリット

・単純に殴るだけなら物理の方が火力が高い。

・チョッキに引っかかる。

・ダイアースで抜群で殴られることが多い。

カイオーガへのダメージが低い。

構想段階ではこれくらいだったが、実際には良くも悪くも目立った。サイチェンはダイウォール媒体となるだけでなく、後述のゼルネアスと並べた際に積む隙を作るために採用した。

本番までにプリズムレーザーのエフェクトを見ていなかったので楽しみにしていたが、なんか安っぽいシャワーみたいな感じで期待外れだった。

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シャワーを浴びるグラードンの図

 

コジョンド

f:id:shigumaaa:20220221092402j:image

性 格:陽気
特 性:精神力
実数値:141(4)-177(252)-80-*-80-172(252+)
持ち物:命の珠
技構成:インファイト / ストーンエッジ / 猫騙し / ワイドガード

初めはトリル化で放置された時にでも下から帰るために脱出パックを考えていたが、珠で放置させないようにした方がいいと判断して変更した。

ストーンエッジは晴れゴクエンでサマヨールを早急に処理しにくるリザードンや数が増えていそうだったホウオウ意識で採用した。

 

サマヨール

f:id:shigumaaa:20220221092350j:image

性 格:生意気
特 性:おみとおし
実数値:147(252)-*-151(4)-*-200(252+)-27
持ち物:進化の軌跡
技構成:鬼火 / 痛み分け / じならし / トリックルーム

〈調整〉

HD…オーガや黒バド意識でHD振り切り

S…最遅

1番剣盾でやったダブルのルールがシリーズ1ということもあり自分でも過剰評価してると感じるほど信用しているポケモン

鬼火は弱点技で触れ辛い白バドやソルガレオに打つだけでなく、前述の通り味方に打つこともあった。ダイスチル+ダイアースでBD上昇からの痛み分けで生命力が高いのが偉い。ナイトヘッドがないせいで暇になることも少なくはない。

 

ゼルネアス

f:id:shigumaaa:20220221092435j:image

性 格:控えめ
特 性:フェアリーオーラ
実数値:233(252)-*-129(108)-178(84+)-119(4)-127(60)
持ち物:パワフルハーブ
技構成:ムーンフォース / マジカルシャイン / ジオコントロール / 守る

〈調整〉

HB…A222ザシアンの巨獣斬を威嚇込みで確定耐え

S…ジオコン後準速レジエレキ抜き

初手で引いたコジョンドや長生きしがちなサマヨール、サイチェンやガオガエントリトドンの欠伸等豊富な補助手段を構築単位で用意している。

最も強い動きとして、トリル化でサマヨールが早々に倒れてしまった場合に日食ネクロズマと並べて能力上昇しながらムーンフォース等で殴り、トリル残り1ターンにジオコントロールを積むことでターン継続する動きが非常に機能していた。また、サマヨールがじならし後暇になった場合は素引きして同様にジオコンで展開維持する動きも想像通り強力だった。

イベルタル以外のザシアン軸には投げ辛い構築になってしまったため禁伝にしては選出率は低かったが、トリルだけでなく大きな勝ち筋を瞬時に生み出せるのはダブルバトルでも魅力的だった。

構想段階では違和感なくすぐに候補に入っていたが、剣盾GSダブルをやってなさすぎてゼルネが死滅していることすら知らなかった。

 

ガオガエン

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性 格:勇敢
特 性:威嚇
実数値:202(252)-169(148+)-124(108)-*-110-58
持ち物:防塵ゴーグル
技構成:フレアドライブ / DDラリアット / 猫騙し / 捨て台詞

〈調整〉

A…フレアドライブでASザシアンを確定

HB…聖なる剣を受けることが多いためB振り

S…最遅

このポケモンがいるだけで立ち回りの範囲が馬鹿みたいに広がるしダブルバトルをしている気になれる。

ガオガエンの防塵ゴーグルはそこまで好きじゃないが、モロバレルが重すぎるため持たせた。実際に生きたのは3戦程度だった。

 

トリトドン

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性 格:生意気
特 性:呼び水
実数値:218(252)-*-113(196)-112-121(60+)-396
持ち物:食べ残し
技構成:大地の力 / 冷凍ビーム / 欠伸 / 守る

水、電気の牽制として半分見せ枠くらいのつもりで採用したが、オーガザシアンにゼルネアスを投げたら負けることが判明したため後半は想定よりだいぶ選出した。

 

基本選出

初手f:id:shigumaaa:20220221092402j:imagef:id:shigumaaa:20220221092350j:image後発f:id:shigumaaa:20220221092341j:image@1

ほぼこれ。トリルさえ貼ってしまえば日ネクで殴る方向をしっかり考えれば勝ちって試合が8割以上はあったが、上手い人相手にはそううまくいかないのでサイクルを行ってトリルを再展開するなど要所要所でプレイングも求められた。

 

対イベルザシアン

初手f:id:shigumaaa:20220221092435j:imagef:id:shigumaaa:20220221092350j:image後発f:id:shigumaaa:20220221092341j:imagef:id:shigumaaa:20220221092415j:image

一度イベルタルを流して日ネクを展開するorダイマ居座りに対して対面処理を狙う選出。初手イベルタル+αならサマヨールをガエンに引き、ザシアン+αならゼルネアスをガエンか日ネクに引きながらトリルする。

 

不利構築…オーガザシアン(????)

バレルがいることも多いためゼルネが出し辛く、何故か日ネクが特殊なのでカイオーガの処理速度が遅いためシンプルに1番きつい。馬鹿です。

 

雑感

こんなんでここまで勝つことができたこと自体は満足感よりも驚きの方が強いですね

というかこのレートで抜けれないのまじで何事!?謝れ‼️謝れ‼️謝れ‼️

 

真面目な話、バトルレジェンドで最終5位を取った詰ませダイナも去年の予選で使ったコジョホウオウも今回も、全部メタよりでそれなりの結果ではあるものの強い構築を組めた感触が得られていないので、ダブルの構築の組み方がわかっていないのかもしれません。このまま一人でおもちゃ積み上げてても繋がらない気がしてならないので、ちゃんと構築を組みたいですね。とりあえずカイオーガ触ってみます。

 

何かあれば@zenchino115 まで